オーストラリア在住のある女性は今から6年前、肥満だった父の死をきっかけに減量を決意した。女性は身長182.8センチ(6フィート)で、最も重い時の体重が約228.6キロ(36ストーン)あったが、これまでに140キロ以上の減量に成功し「本当に本人?」と話題になっている。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
豪ビクトリア州メルボルンに住むジェシカ・フェローさん(Jessica Ferro、34)は2017年7月、体重130キロの父の死を目の当たりにし「自分も痩せなければ命が危ない」と危機感を抱いた。
ジェシカさんは当時、一日約4500~6500キロカロリーの食事を摂り、高血圧、呼吸系の問題、背中や膝関節の慢性的な痛みに悩まされていたそうで「自分は病的な肥満だった」と語り、このように明かした。
「あの頃の私は、家具を壊してしまったり、飛行機の椅子が小さすぎて座れなかったり、自分に合うサイズの服が見つからなかったり…。『君みたいなデブとはデートしないよ』なんて言われたこともあったの。」
「食欲も旺盛で、マクドナルドのファミリーディナー(ハンバーガー、Lサイズポテト、Lサイズドリンクセット4人分)や、Lサイズのピザ2枚を食べても、1時間後にはお腹が空いていた。夕飯の前にドライブスルーに寄ることもあったし、水は飲まず、ノンストップでジャンクフードを食べていたわ。だから自分の身体が大嫌いで、不安症やうつに苦しんでいたの。」
「そんな私の人生の転機となったのは、父が目の前で心臓発作を起こして亡くなったことだった。父はベッドから落ちてしまってね。意識を失った体重130キロの父を移動して、心肺蘇生を施すのは本当に大変だったの。」
ジェシカさんは緊急通報し、オペレーターに指示を受けながら父の胸骨を圧迫したものの、自身も肥満で身体が思うように動かず、汗だくで過呼吸に陥ったという。そしてオペレーターに「落ち着くように」となだめられながら必死に蘇生を行ったが、父が息を吹き返すことはなかった。
「父はお酒もたばこもやらなかったけど、食べることが大好きでずっと肥満だった。ただ、もし父が高血圧や体重をコントロールする努力をしていたら、今でも生きていたでしょうね」と語るジェシカさん。この日を境に「私は健康的な身体になるためだったらどんなことでもする」と誓ったそうだ。
食事の量を減らしながらジム通いを始めたジェシカさんは、父の死からちょうど1年後の2018年7月13日、ビクトリア州ハイデルバーグのワーリンガル私立病院で胃バイパス手術を受けた。さらにその後、たるんだ皮膚の切除手術も受け、高たんぱく質の食事と野菜を中心に自分で料理をするように努力した。
そしてジェシカさんの体重は最も重かった228キロから146キロ(23ストーン)以上痩せ、現在は79キロ(12.5ストーン)ほどを維持しているそうで、昨年は「ワールド・ビューティ・フィットネス&ファッション(World Beauty Fitness & Fashion)」というフィットネス大会にも参加した。
そんなジェシカさんは、これまでの軌跡をSNSでシェアしており、ビフォーアフターの写真には「まるで別人。これは凄い」「本当に本人なの?」「ここまでするには相当な努力が必要だったろうね」「よくやった!」「インスパイアされる!」「私もやる気になってきた」といったコメントが多数寄せられている。
これらの声に対して、ジェシカさんは次のように述べている。
「ダイエットを始めた時、肥満だった自分がボディビル系の大会に参加するなんて考えもしなかったの。でもどんなに肥満であったとしても、定期的にジムに通って頑張れば周りは応援してくれるし、私はこれまでに達成してきたことを誇りに思っているの。」
「私は多くの人をインスパイアすることが大好きでね。『なんでもっと早く減量を始めなかったのだろう』と後悔しているくらいなの。それに今になってやっと、肥満がどれだけ私の活力や心、自信、やる気、そして友達と外出することにまで影響を与えてきたかが分かるようになったの。」
「今の私は人生の様々なことに感謝することができるようになったし、以前とは比較にならないほど行動力がついたわ。人生に対するあらゆる見方が変わり、以前よりもずっと幸せだと思えるし『自分は幸せになるべきだ』って信じているの。父もきっと、そんな私を見ていてくれて応援しているでしょうからね。」
なおテックインサイト編集部では、ジェシカさんに減量で最もつらかったことや最も嬉しかったこと、今後の目標などについて話をうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみに今年7月には、1年8か月で体重約136.9キロから約82.5キロの減量に成功したアメリカ在住の3児の母が注目された。女性はSNSでビフォーアフターをシェアしており、究極の変化には「同一人物?」「あり得ない」の声があがっていた。
この投稿をInstagramで見る Jessica(@bypassing.jessica)がシェアした投稿
画像は『Jessica 2022年3月20日付Instagram「I guess TikTok is now going to be a thing…」、2021年11月25日付Instagram「Do you constantly pull the victim mentality card?」、2022年2月20日付Instagram「Forever grateful to HER」』『The Irish Sun 2023年11月16日付「SHAPESHIFTER I was so heavy I broke furniture and was told ‘men don’t date fat chicks like me’, says stunning bodybuilder」(Credit: Jam Press /@bypassing.jessica)』『The Sun 2023年7月5日付「WEIGHT A MINUTE Woman shows before and after glow-up pictures after losing 13 stone – and the change is so mad people think she’s a liar」(Credit: TikTok/@western_whitney)』『Life Of A Binge Eater 2021年6月26日付Instagram「You’ve got to find yourself first.」』『Liv Ralph 2021年2月19日付TikTok「#fyp #foryou #viral #trending #glowup #weightloss」』『Teresa Parent 2020年6月26日付TikTok「Transformation #transformation」』『Catrina Raiford 2023年7月8日付Instagram「Took me some time to post this.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
豪ビクトリア州メルボルンに住むジェシカ・フェローさん(Jessica Ferro、34)は2017年7月、体重130キロの父の死を目の当たりにし「自分も痩せなければ命が危ない」と危機感を抱いた。
ジェシカさんは当時、一日約4500~6500キロカロリーの食事を摂り、高血圧、呼吸系の問題、背中や膝関節の慢性的な痛みに悩まされていたそうで「自分は病的な肥満だった」と語り、このように明かした。
「あの頃の私は、家具を壊してしまったり、飛行機の椅子が小さすぎて座れなかったり、自分に合うサイズの服が見つからなかったり…。『君みたいなデブとはデートしないよ』なんて言われたこともあったの。」
「食欲も旺盛で、マクドナルドのファミリーディナー(ハンバーガー、Lサイズポテト、Lサイズドリンクセット4人分)や、Lサイズのピザ2枚を食べても、1時間後にはお腹が空いていた。夕飯の前にドライブスルーに寄ることもあったし、水は飲まず、ノンストップでジャンクフードを食べていたわ。だから自分の身体が大嫌いで、不安症やうつに苦しんでいたの。」
「そんな私の人生の転機となったのは、父が目の前で心臓発作を起こして亡くなったことだった。父はベッドから落ちてしまってね。意識を失った体重130キロの父を移動して、心肺蘇生を施すのは本当に大変だったの。」
ジェシカさんは緊急通報し、オペレーターに指示を受けながら父の胸骨を圧迫したものの、自身も肥満で身体が思うように動かず、汗だくで過呼吸に陥ったという。そしてオペレーターに「落ち着くように」となだめられながら必死に蘇生を行ったが、父が息を吹き返すことはなかった。
「父はお酒もたばこもやらなかったけど、食べることが大好きでずっと肥満だった。ただ、もし父が高血圧や体重をコントロールする努力をしていたら、今でも生きていたでしょうね」と語るジェシカさん。この日を境に「私は健康的な身体になるためだったらどんなことでもする」と誓ったそうだ。
食事の量を減らしながらジム通いを始めたジェシカさんは、父の死からちょうど1年後の2018年7月13日、ビクトリア州ハイデルバーグのワーリンガル私立病院で胃バイパス手術を受けた。さらにその後、たるんだ皮膚の切除手術も受け、高たんぱく質の食事と野菜を中心に自分で料理をするように努力した。
そしてジェシカさんの体重は最も重かった228キロから146キロ(23ストーン)以上痩せ、現在は79キロ(12.5ストーン)ほどを維持しているそうで、昨年は「ワールド・ビューティ・フィットネス&ファッション(World Beauty Fitness & Fashion)」というフィットネス大会にも参加した。
そんなジェシカさんは、これまでの軌跡をSNSでシェアしており、ビフォーアフターの写真には「まるで別人。これは凄い」「本当に本人なの?」「ここまでするには相当な努力が必要だったろうね」「よくやった!」「インスパイアされる!」「私もやる気になってきた」といったコメントが多数寄せられている。
これらの声に対して、ジェシカさんは次のように述べている。
「ダイエットを始めた時、肥満だった自分がボディビル系の大会に参加するなんて考えもしなかったの。でもどんなに肥満であったとしても、定期的にジムに通って頑張れば周りは応援してくれるし、私はこれまでに達成してきたことを誇りに思っているの。」
「私は多くの人をインスパイアすることが大好きでね。『なんでもっと早く減量を始めなかったのだろう』と後悔しているくらいなの。それに今になってやっと、肥満がどれだけ私の活力や心、自信、やる気、そして友達と外出することにまで影響を与えてきたかが分かるようになったの。」
「今の私は人生の様々なことに感謝することができるようになったし、以前とは比較にならないほど行動力がついたわ。人生に対するあらゆる見方が変わり、以前よりもずっと幸せだと思えるし『自分は幸せになるべきだ』って信じているの。父もきっと、そんな私を見ていてくれて応援しているでしょうからね。」
なおテックインサイト編集部では、ジェシカさんに減量で最もつらかったことや最も嬉しかったこと、今後の目標などについて話をうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみに今年7月には、1年8か月で体重約136.9キロから約82.5キロの減量に成功したアメリカ在住の3児の母が注目された。女性はSNSでビフォーアフターをシェアしており、究極の変化には「同一人物?」「あり得ない」の声があがっていた。
この投稿をInstagramで見る Jessica(@bypassing.jessica)がシェアした投稿
画像は『Jessica 2022年3月20日付Instagram「I guess TikTok is now going to be a thing…」、2021年11月25日付Instagram「Do you constantly pull the victim mentality card?」、2022年2月20日付Instagram「Forever grateful to HER」』『The Irish Sun 2023年11月16日付「SHAPESHIFTER I was so heavy I broke furniture and was told ‘men don’t date fat chicks like me’, says stunning bodybuilder」(Credit: Jam Press /@bypassing.jessica)』『The Sun 2023年7月5日付「WEIGHT A MINUTE Woman shows before and after glow-up pictures after losing 13 stone – and the change is so mad people think she’s a liar」(Credit: TikTok/@western_whitney)』『Life Of A Binge Eater 2021年6月26日付Instagram「You’ve got to find yourself first.」』『Liv Ralph 2021年2月19日付TikTok「#fyp #foryou #viral #trending #glowup #weightloss」』『Teresa Parent 2020年6月26日付TikTok「Transformation #transformation」』『Catrina Raiford 2023年7月8日付Instagram「Took me some time to post this.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)