春の繁殖期にあたるオーストラリアで最近、20代の女性が鳥に襲われ、くちばしが眼窩に突き刺さるというトラウマ体験をした。当時の様子はカメラが捉えており、女性がTikTokでシェアしたところ「まるでホラー」「これは悪夢だ」と人々を恐怖に陥れた。豪ニュースメディア『Yahoo Australia』が伝えた。
オーストラリアに住むサラ・ジェイドさん(Sarah jade、22)が今月21日、TikTokで鳥に襲撃される動画を投稿したところ、4日間の再生回数が300万回を超えた。
動画には、「私はマジでトラウマになるような体験をしたの。オーストラリアでは鳥が上空から攻撃する季節を迎えているの」と言葉が添えられており、白と黒の中型の鳥が上空から突然現れ、サラさんの右目をくちばしで突き刺す様子が映し出された。
サラさんはその直後、身体をかがめて顔を覆うようにし、「これはこれまで起きた中で、最もトラウマになった出来事よ。だって私は鳥が怖いし、くちばしが本当に目の中に入ったのよ」と興奮冷めやらぬ様子で明かした。
実はサラさん、実際に動画を見るまで「顔の横を突かれた」と思ったそうだが、TikTokでは当時の映像をスローモーションで紹介し、くちばし全体が眼窩の中に入ったスクリーンショットを披露していた。また事故後の目の写真も添え、「真っ赤に充血しているし、不快感があるの。本当に目を失うところだったわ」と怒りを込めて話していた。
サラさんはこの動画を見て気分が悪くなり、TikTokで紹介するのは止めようと思ったそうだが、「こんな瞬間を動画で捉えることはあまりないし、みんなに見せるべきだ」と考え直したという。そしてこの鳥をマグパイ(カササギフエガラス)と説明して、「ググってみたところ、この鳥が細菌を持っていることが分かり、更なる衝撃を受けたの。それにもし目が飛び出してしまったら、病院に行こうと思っていたのよ」と続けた。
また、最後には「今の時期、この愚かな鳥には十分気を付けて!」と注意喚起し、「今後の散歩には帽子とサングラスを欠かさないわ」と述べていた。
ところが多くの視聴者は「これはマグパイではなく、体が一回り小さいツチスドリ(peewee)である」と指摘し、「生物多様性と保全」が専門のリチャード・フラー教授(Professor Richard Fuller)も「ツチスドリである」と確認すると、次のように語った。
「通常、人々を上空から攻撃するのはマグパイやノドグロモズガラスなどで、ツチスドリが襲うのは珍しいことです。ただし、巣や雛の近くに侵入者がやって来た時は、多くの鳥たちが防衛的な行動を取ります。鳥たちは、侵入者をより早く強制的に立ち去らせる方法として、目を『急所』として狙っているのでしょう。」
また、野鳥観察の専門家グレッグ・ロバーツさん(Greg Roberts)によると、ツチスドリは縄張りを守るために非常に攻撃的になることで知られているそうで、人を上空から襲うのは8月から1月にかけてが多いという。
同氏は2018年の豪ニュースメディア『ABC Sunshine Coast』のインタビューで、「ツチスドリは車のミラーなどに反射して映し出された自分の姿を見ると、縄張りに侵入した別のツチスドリだと勘違いして攻撃的になる」と指摘しており、「サラさんを襲ったツチスドリは、携帯電話に反射した自分の姿を見たのではないか」ということだ。
なおサラさんの動画を見た人は、次のようなコメントを寄せている。
「もしあれがマグパイだったら、失明していたかもね。」
「一歩間違えば、くちばしが眼球に刺さっていた可能性もあった。これは怖い。」
「まるでホラー。」
「これは悪夢だ。」
「大げさに言っているのかと思ったけど、ズームインしたスクリーンショットを見て叫んでしまった。」
「抗生剤入りの目薬を処方してもらったのよね?」
「目が機能しているのはラッキーとしか言いようがない。狂気だ。」
「あの鳥は以前にも同じことをしているね。」
「私だったら、あんなに鳥に近づかれただけで心臓発作を起こしてしまいそう。」
テックインサイト編集部では、サラさんに「目の診察は受けたのか」「その後、同じ場所を散歩することはあったか」「現在は精神的に落ち着いたか」などについて話をうかがうべく取材を申し込んでいる。
ちなみに今月初めには、目の前で卵を奪われたクジャクが、女に足蹴りを喰らわせ、猛攻撃する動画が「映画『カンフー・パンダ』を彷彿させる」などとSNSを騒がせていた。
画像は『Jade Sarah 2023年11月21日付「I’m literally TRAUMATISED!!!」』『The Best 2023年11月6日付X「Flying kick!」』『The Daily Star 2023年10月18日付「Bloke slams giant magpie ‘nemesis’ who attacks him every day on way to work」(Image: Alejandro Rios / SWNS)』『New York Post 2021年8月10日付「5-month-old baby killed in freak bird attack was the ‘light of her parents’ life’」』『7NEWS Australia 2022年9月22日付「NSW man attacked by magpie moments after bragging to mates about never being swooped」(Credit: 7NEWS)』『Johon EchoHawk Atkin 2022年7月15日付TikTok「#Eagle trying to take down a #RezDog.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
オーストラリアに住むサラ・ジェイドさん(Sarah jade、22)が今月21日、TikTokで鳥に襲撃される動画を投稿したところ、4日間の再生回数が300万回を超えた。
動画には、「私はマジでトラウマになるような体験をしたの。オーストラリアでは鳥が上空から攻撃する季節を迎えているの」と言葉が添えられており、白と黒の中型の鳥が上空から突然現れ、サラさんの右目をくちばしで突き刺す様子が映し出された。
サラさんはその直後、身体をかがめて顔を覆うようにし、「これはこれまで起きた中で、最もトラウマになった出来事よ。だって私は鳥が怖いし、くちばしが本当に目の中に入ったのよ」と興奮冷めやらぬ様子で明かした。
実はサラさん、実際に動画を見るまで「顔の横を突かれた」と思ったそうだが、TikTokでは当時の映像をスローモーションで紹介し、くちばし全体が眼窩の中に入ったスクリーンショットを披露していた。また事故後の目の写真も添え、「真っ赤に充血しているし、不快感があるの。本当に目を失うところだったわ」と怒りを込めて話していた。
サラさんはこの動画を見て気分が悪くなり、TikTokで紹介するのは止めようと思ったそうだが、「こんな瞬間を動画で捉えることはあまりないし、みんなに見せるべきだ」と考え直したという。そしてこの鳥をマグパイ(カササギフエガラス)と説明して、「ググってみたところ、この鳥が細菌を持っていることが分かり、更なる衝撃を受けたの。それにもし目が飛び出してしまったら、病院に行こうと思っていたのよ」と続けた。
また、最後には「今の時期、この愚かな鳥には十分気を付けて!」と注意喚起し、「今後の散歩には帽子とサングラスを欠かさないわ」と述べていた。
ところが多くの視聴者は「これはマグパイではなく、体が一回り小さいツチスドリ(peewee)である」と指摘し、「生物多様性と保全」が専門のリチャード・フラー教授(Professor Richard Fuller)も「ツチスドリである」と確認すると、次のように語った。
「通常、人々を上空から攻撃するのはマグパイやノドグロモズガラスなどで、ツチスドリが襲うのは珍しいことです。ただし、巣や雛の近くに侵入者がやって来た時は、多くの鳥たちが防衛的な行動を取ります。鳥たちは、侵入者をより早く強制的に立ち去らせる方法として、目を『急所』として狙っているのでしょう。」
また、野鳥観察の専門家グレッグ・ロバーツさん(Greg Roberts)によると、ツチスドリは縄張りを守るために非常に攻撃的になることで知られているそうで、人を上空から襲うのは8月から1月にかけてが多いという。
同氏は2018年の豪ニュースメディア『ABC Sunshine Coast』のインタビューで、「ツチスドリは車のミラーなどに反射して映し出された自分の姿を見ると、縄張りに侵入した別のツチスドリだと勘違いして攻撃的になる」と指摘しており、「サラさんを襲ったツチスドリは、携帯電話に反射した自分の姿を見たのではないか」ということだ。
なおサラさんの動画を見た人は、次のようなコメントを寄せている。
「もしあれがマグパイだったら、失明していたかもね。」
「一歩間違えば、くちばしが眼球に刺さっていた可能性もあった。これは怖い。」
「まるでホラー。」
「これは悪夢だ。」
「大げさに言っているのかと思ったけど、ズームインしたスクリーンショットを見て叫んでしまった。」
「抗生剤入りの目薬を処方してもらったのよね?」
「目が機能しているのはラッキーとしか言いようがない。狂気だ。」
「あの鳥は以前にも同じことをしているね。」
「私だったら、あんなに鳥に近づかれただけで心臓発作を起こしてしまいそう。」
テックインサイト編集部では、サラさんに「目の診察は受けたのか」「その後、同じ場所を散歩することはあったか」「現在は精神的に落ち着いたか」などについて話をうかがうべく取材を申し込んでいる。
ちなみに今月初めには、目の前で卵を奪われたクジャクが、女に足蹴りを喰らわせ、猛攻撃する動画が「映画『カンフー・パンダ』を彷彿させる」などとSNSを騒がせていた。
画像は『Jade Sarah 2023年11月21日付「I’m literally TRAUMATISED!!!」』『The Best 2023年11月6日付X「Flying kick!」』『The Daily Star 2023年10月18日付「Bloke slams giant magpie ‘nemesis’ who attacks him every day on way to work」(Image: Alejandro Rios / SWNS)』『New York Post 2021年8月10日付「5-month-old baby killed in freak bird attack was the ‘light of her parents’ life’」』『7NEWS Australia 2022年9月22日付「NSW man attacked by magpie moments after bragging to mates about never being swooped」(Credit: 7NEWS)』『Johon EchoHawk Atkin 2022年7月15日付TikTok「#Eagle trying to take down a #RezDog.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)