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【イタすぎるセレブ達】英王室暴露本のオランダ語版をめぐる騒動 著者「王族2人の名前は決して書いていない」 翻訳者「はっきりと書かれていた」

TechinsightJapan 2023年12月2日 11時57分

英王室に関する暴露本『Endgame(原題)』のオランダ語版で人種差別的な発言をした王族2人の名前が誤って記されたことについて、著者オミッド・スコビー氏とオランダ語の翻訳者が異なる主張をしている。オミッド氏は英語のオリジナル版に王族2人の名前は記載していないと述べ、今回のスキャンダルは宣伝のための演出ではないと伝えた。一方、オランダ語版の翻訳者は「そこには王族の名前がはっきりと書かれていた」と語っている。

英王室伝記作家オミッド・スコビー氏による新たな暴露本『Endgame(原題)』が現地時間11月28日に世界同時発売され、その内容が大きな物議を醸している。

同著のオランダ語版では、メーガン妃がアーチー君(当時)を妊娠中、生まれてくる赤ちゃんの肌の色を懸念した2人の王室メンバーの名前が誤って記載されたため、急遽発売中止となった。

英メディアはこの件を大きく取り上げたものの、2人の人物の名前は断固として伏せていた。

しかし29日夜には、英司会者ピアース・モーガンが自身の冠番組で、同著に書かれていた名前はチャールズ国王とキャサリン皇太子妃だったと明かした。

その後、英メディア『The Times』『The Guardian』が2人の名前を報じると、他の国内メディアも報道した。

30日には、著者オミッド氏が英ITVの番組『This Morning』にゲスト出演し、オランダ語版の内容について次のように語った。

「今はまだ調査中です。私はある出版社で英語版の執筆と編集をしました。そして、他の出版社とライセンス契約を結んだのです。私はもちろん、イタリア語、ドイツ語、フランス語、オランダ語やその他の言語を話すことができません。」

そして自身が執筆したオリジナルの英語版について、「私は決して、彼らの名前を記載した原稿を提出したことなどありません。だから自分が書いたものについてしか話すことができない。私は明らかに失望しているんです」と述べた。



さらにオミッド氏は同日夜、英「BBC Two」の報道番組『Newsnight』にゲスト出演し、同著に関するインタビューに応じた。

オミッド氏は、自身の著書により王室の人種差別スキャンダルが勃発したことについての謝罪を拒否すると、「私もみんなと同じように失望しているんです。私が執筆と編集をして署名もした本に、それらの名前はなかったのですから」と述べ、最初から2人の名前は記載されていないことを主張した。

そして司会者が「オランダ語版の翻訳をめぐる騒動はPRのための演出ではないと、心の底から答えてほしい」と求めると、オミッド氏は手をあげて「私の人生と家族の人生にかけて」と誓い、このように続けた。

「これは真剣です。私は、陰謀説やこれが一種の売名行為だと示唆するような記事を目にして、心を痛めています。私が友人のメグ(メーガン妃)と共謀しているとか、そういうナンセンスなことは、真実からかけ離れたことになるからです。」

一方、同著の英語版をオランダ語に翻訳したサスキア・ピーターズ氏(Saskia Peeters)は英メディア『Daily Mail Online』の取材に応じ、オミッド氏とは異なる主張をした。

「私は翻訳家として、目の前にあるものを翻訳するだけです。王族の名前はそこにはっきりと書かれていました。私はそれを加えていません。ただ支払われた分の仕事をして、その本を英語からオランダ語に翻訳しただけです。」

画像は『Clarence House 2022年1月9日付Instagram「Wishing The Duchess of Cambridge a very happy 40th birthday today!」』『This Morning 2023年11月30日付X「‘I never expected it to be presented fairly on the pages of the same papers that their secrets are now being revealed for the first time…’」』『BBC Newsnight 2023年11月30日付X「‘A book I was extremely proud of… now overshadowed’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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