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【海外発!Breaking News】公園にいる白鳥の首を鷲掴みにして引きずり歩く男に非難の声(英)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年12月7日 17時0分

イギリスで公園内にいる白鳥の首を鷲掴みにして連れ去ろうとする男の姿が撮影され、その動画が多くの怒りを買っている。撮影者が必死で止めるように叫んでいるが、男は聞く耳を持たなかったようだ。撮影者によると、男が持っているバッグには酒が入ったボトルがあり、酔っている様子だったという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。

ウェールズ南部にあるケルフィリー城は水濠に囲まれた城郭で、イギリスではウィンザー城の次に規模の大きな城である。城の周りは堀に沿って遊歩道が整備され、白鳥などの野鳥を観察できるが、今月3日の午後4時20分頃に1羽の白鳥が男に首を掴まれたまま公園内を引きずられるという事件が起きた。

当時、地元に住むブランドン・ライジーさん(Brandon Ryzy、21)が、クリスマスの買い物を終えて城の水堀付近を歩いていたところ、遠くでニット帽を被った男が白鳥を引きずって歩いているところを目撃した。ブランドンさんはこの時の様子を撮影しながら、男に向かって「白鳥を離すんだ!」と叫んだ。

すると男は「俺の子を襲ったんだ!」と言い返してきたが、ブランドンさんによると周りに子供がいる様子はなかったという。男は白鳥を離そうとせず、なおも引きずって連れ去ろうとしたため、ブランドンさんは男のもとに駆け寄って止めさせようとした。ブランドンさんはウェールズのニュースメディア『WalesOnline』のインタビューに応じ、このように語っている。

「はじめは犬か何かの動物の肢を掴んでいるのかと思ったんです。でも羽をバタつかせている(白鳥の)様子に気づきました。男は『俺の子を襲った』と言ってましたが、周りは静かで子供なんていなかったんですよ。それに彼が持っていたバッグにはお酒が入っていて、かなり酔っている様子でした。」



そのうち白鳥は羽をばたつかせて暴れ、運よく男の手から逃れた。白鳥は掴まれた首のあたりが傷ついてしまったようで、一時呆然としていたが無事に水辺へと戻っていった。ブランドンさんは男が再び白鳥を捕まえないように、しばらく見守っていたという。

ブランドンさんはこの時に撮影した動画をFacebookに投稿したところ、ユーザーからは「本当に気分が悪い、これじゃ人間じゃなく動物だ」「全くうんざりだよ」と、男に対して非難の声が上がった。

また、ブランドンさんによると近くのパブにいた客らも今回の事件を目撃し、1人が警察に通報したそうだ。グウェント警察は現場で付近の捜索をしたが、男の姿が確認できなかったという。警察では引き続き、白鳥に危害を加えた男の情報提供を呼びかけている。



なおテックインサイト編集部では、ブランドンさんに「この事件について地域コミュニティやソーシャルメディアのユーザーからどのような反応があったか」「その後、何か進展があったか」などをうかがうべく取材を申し入れている。

ちなみにイギリスでは、2020年6月にも白鳥が犠牲になる出来事が起こっていた。白鳥はせっかく産んだ卵を少年らに潰されてしまい、傷心のあまり巣の中で息絶えてしまったという。



画像は『Brandon Ryzy 2023年12月3日付Facebook「Does anybody know this man in Caerphilly town?」』『Manchester Evening News 2020年6月20日付「Swan whose nest was smashed up by vandals with bricks ‘dies from a broken heart’」(Image: UGC)』『Yahoo News UK 2021年3月11日付「Swan left with odd neck deformity after another swan crash-landed on to him – but can still look after himself in wild」』『Metro 2021年2月9日付「Man is best friends with swan he rescued 37 years ago」(Picture: AP)』『New York Post 2020年12月29日付「Swan in mourning brings German trains to a halt for nearly an hour」(Bundespolizei/picture-alliance/d)』『DW News 2023年6月15日付X「Swans in Slovakia found a poppy field and munched on the opium-producing plants to their hearts’ content for months」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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