漫才日本一を決める『M-1グランプリ』決勝の審査員7人が発表され、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之は松本人志らと共に続投することが明らかになった。その塙が、9日に行われた『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝の感想を自身のYouTubeチャンネルで語っている。テレビ番組でよく見かける売れっ子になってからの賞レースへの挑戦は、かなり不利であるとの持論を展開した。
2023年ブレイクタレントで第4位に選ばれたやす子は、今年の出演本数が295本と前年より152本増加した。またお笑いグループのぼる塾は、2021年ブレイクタレントで第8位に入り、現在はレギュラー番組を複数持つまでに成長している。今回の『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝進出者の中で全国的な知名度がある2組だったが、塙宣之はキャラが浸透し過ぎているのが逆に「ハンデになってしまう」と話している。
ナイツが地方営業でやす子と一緒になったのは2022年6月からで、当時の塙は「彦根で営業でした。やす子は初めての早坂営業だったみたいで、袖でずっと勉強していました。偉いね」と舞台袖に立つ彼女の後ろ姿をXに投稿していた。芸人としての成長をそばで見守ってきた彼は、14日公開のYouTubeチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』で、やす子の“怪文”ネタは「よく練られていて面白かった」と営業で鍛えた“めくり芸”を褒めていた。しかし本来ならネタにプラスされるはずの「キャラの面白さ」が、売れっ子となったやす子にはもうないのだ。迷彩服を着て髪を七三に分け、甲高い声で「はい~」と叫ぶ彼女を珍しがったりする視聴者はそう多くはないだろう。だがここで変なキャラを乗っけることなくネタで勝負し、堂々とやり切ったやす子。対戦結果は0対7でお笑いコンビ・スパイクの圧勝だったが、塙は「もっと(審査員の)票が割れても良かった」と述べ、2組にそこまでの差はなかったと見ている。
また、ぼる塾も同じで、塙は「田辺さんを初めて見た人は腹がちぎれるほど笑うはず」だが、もうその段階はとっくに過ぎていると話す。4人体制のネタをテレビで見せるのは初めてだったとはいえ、衝撃度はそれほどでもなく、台詞を分けると勢いがどうしても出ないことから、4人漫才の難しさばかりが目立ってしまったと塙は感じたようだ。
12月24日は、いよいよ今年のお笑い賞レースの大トリ『M-1グランプリ』決勝が開催される。初の決勝進出を決めたのは、令和ロマン、ダンビラムーチョ、くらげ、ヤーレンズ、マユリカと5組で、そこに真空ジェシカ(3回目)、さや香(3回目)、カベポスター(2回目)、モグライダー(2回目)、そして敗者復活戦を勝ち上がったコンビが加わり、計10組でチャンピオンの座を争う。この中で注目されるのは、2022年ブレイクタレント第1位に選ばれ、今年は『ジョンソン』(TBS系)ほかのレギュラー番組を持つモグライダーである。塙の「売れっ子は賞レースで不利」説を、彼らは打ち破ることができるだろうか。
画像2~3枚目は『やす子 2023年12月9日付X「負けました~」』『モグライダーともしげ 2023年12月8日付X「M-1グランプリ2023決勝にモグライダー行くことができました!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
2023年ブレイクタレントで第4位に選ばれたやす子は、今年の出演本数が295本と前年より152本増加した。またお笑いグループのぼる塾は、2021年ブレイクタレントで第8位に入り、現在はレギュラー番組を複数持つまでに成長している。今回の『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝進出者の中で全国的な知名度がある2組だったが、塙宣之はキャラが浸透し過ぎているのが逆に「ハンデになってしまう」と話している。
ナイツが地方営業でやす子と一緒になったのは2022年6月からで、当時の塙は「彦根で営業でした。やす子は初めての早坂営業だったみたいで、袖でずっと勉強していました。偉いね」と舞台袖に立つ彼女の後ろ姿をXに投稿していた。芸人としての成長をそばで見守ってきた彼は、14日公開のYouTubeチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』で、やす子の“怪文”ネタは「よく練られていて面白かった」と営業で鍛えた“めくり芸”を褒めていた。しかし本来ならネタにプラスされるはずの「キャラの面白さ」が、売れっ子となったやす子にはもうないのだ。迷彩服を着て髪を七三に分け、甲高い声で「はい~」と叫ぶ彼女を珍しがったりする視聴者はそう多くはないだろう。だがここで変なキャラを乗っけることなくネタで勝負し、堂々とやり切ったやす子。対戦結果は0対7でお笑いコンビ・スパイクの圧勝だったが、塙は「もっと(審査員の)票が割れても良かった」と述べ、2組にそこまでの差はなかったと見ている。
また、ぼる塾も同じで、塙は「田辺さんを初めて見た人は腹がちぎれるほど笑うはず」だが、もうその段階はとっくに過ぎていると話す。4人体制のネタをテレビで見せるのは初めてだったとはいえ、衝撃度はそれほどでもなく、台詞を分けると勢いがどうしても出ないことから、4人漫才の難しさばかりが目立ってしまったと塙は感じたようだ。
12月24日は、いよいよ今年のお笑い賞レースの大トリ『M-1グランプリ』決勝が開催される。初の決勝進出を決めたのは、令和ロマン、ダンビラムーチョ、くらげ、ヤーレンズ、マユリカと5組で、そこに真空ジェシカ(3回目)、さや香(3回目)、カベポスター(2回目)、モグライダー(2回目)、そして敗者復活戦を勝ち上がったコンビが加わり、計10組でチャンピオンの座を争う。この中で注目されるのは、2022年ブレイクタレント第1位に選ばれ、今年は『ジョンソン』(TBS系)ほかのレギュラー番組を持つモグライダーである。塙の「売れっ子は賞レースで不利」説を、彼らは打ち破ることができるだろうか。
画像2~3枚目は『やす子 2023年12月9日付X「負けました~」』『モグライダーともしげ 2023年12月8日付X「M-1グランプリ2023決勝にモグライダー行くことができました!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)