「100歳を超えても妻と一緒にいたい」―その思いが強すぎて、男は長年連れ添った妻を殺害するという残念な結末になってしまった。東アフリカに位置するウガンダ共和国で、夫婦の権利を拒絶したという理由で109歳の妻を刺殺した110歳の男を地元警察が拘束した。超高齢者による衝動的で残忍な事件をウガンダのニュースメディア『Daily Monitor』などが報じた。
地域警察のサムソン・カサシラ広報担当官(Samson Kasasira)が報道発表を引用して述べたところによると、ドミニク・バビイハ(Dominic Babiiha、110)は12月16日、ウガンダ西部カフンガ(Khunga)にある自宅で、妻コスタンシオ・バカシサさん(Constansio Bakasisa、109)を剪定ナイフで刺殺したという。
事件の発端となったのは12月14日の夜8時頃、ドミニクがコスタンシオさんに一緒のベッドで寝ようと誘ったところ、断られたことだった。コスタンシオさんが断った理由は、自身の咳が止まらず、体調がよくなかったからだ。2人はもともと別の部屋で寝ていたが、その夜、コスタンシオさんはひ孫2人と一緒に自分の部屋で床に就いた。
そして16日の朝、ひ孫の12歳女児はドミニクからミルクを買いに行くように命じられたが、不穏な空気を感じ取ったため、家に隠れて様子を見ていた。するとドミニクが自分の部屋から剪定ナイフを持ってきて、コスタンシオさんの寝ている部屋に入っていった。2人が争っている音が聞こえたので、ひ孫は部屋に入ろうとしたが、ドミニクから「中に入ると殺す」と脅されたという。しばらくすると、ドミニクがコスタンシオさんを剪定ナイフで刺し始めたため、ひ孫は助けを求めようと外に飛び出した。
近所に住み、ドミニクの孫の妻にあたるキャロライン・キャシイミレさん(Caroline Kyasiimire)が、ひ孫の声を聞いてコスタンシオさんの部屋に入ったところ、彼女が殴られているのを目撃した。キャロラインさんが近づこうとすると、ドミニクがナイフを振り上げて殴ろうとしたのでキャロラインさんはそれをかわし、妻を殴り続けるドミニクの後ろに回ってナイフを取り上げた。そしてドミニクの部屋に連れて行き、鍵をかけた。キャロラインさんはコスタンシオさんのもとに戻ったが、その場で息を引き取ってしまった。その後、ドミニクは自分の部屋で農薬の入った瓶を横に置いたまま意識を失っているところを発見され、すぐに病院へ搬送されたそうだ。ドミニクは現在も治療を受けており、回復に向かっているとのことだ。
ウガンダのニュースメディア『Daily Monitor』の記者が入院中のドミニクに取材したところ、彼は「家庭内の不和が原因でした。良い家を建てたので、平和で楽しく過ごせると思っていたのに、彼女はベッドを分けて別の部屋で寝ることにしたのです。私は彼女を説得し、一つの寝室で一緒に寝ることやもう一つの寝室を来客用にすることを提案しましたが、彼女は拒否したのです。私がどれだけ手を尽くしても彼女は拒否し続けるので、非常に腹が立ちました」と語り、このような結末になったことを後悔していたそうだ。
なお警察はドミニクが回復した後、彼を殺人罪で起訴する予定だという。
画像は『Nation 2023年12月17日付「Man, 110, accused of killing his 109-year-old wife over conjugal rights」』『NBC Southern California 2019年1月8日付「86-Year-Old Fla. Woman Beat Husband to Death With Cane: Police」(Santa Rosa County Sheriff’s Office)』『New York Post 2023年10月31日付「North Dakota woman fatally poisons boyfriend hours after he inherited $30M」(Minot Police Department)』『LADbible 2019年8月5日付「Woman Drives Three Miles Down Motorway With Husband On Car Bonnet」(Credit: AsiaWire)』『EWN 2019年3月25日付「MAN WHO TRIED TO KILL WIFE WITH PLANE IN BOTSWANA IDENTIFIED AS SOUTH AFRICAN」(Picture: Facebook/Aerospaceafricatv)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
地域警察のサムソン・カサシラ広報担当官(Samson Kasasira)が報道発表を引用して述べたところによると、ドミニク・バビイハ(Dominic Babiiha、110)は12月16日、ウガンダ西部カフンガ(Khunga)にある自宅で、妻コスタンシオ・バカシサさん(Constansio Bakasisa、109)を剪定ナイフで刺殺したという。
事件の発端となったのは12月14日の夜8時頃、ドミニクがコスタンシオさんに一緒のベッドで寝ようと誘ったところ、断られたことだった。コスタンシオさんが断った理由は、自身の咳が止まらず、体調がよくなかったからだ。2人はもともと別の部屋で寝ていたが、その夜、コスタンシオさんはひ孫2人と一緒に自分の部屋で床に就いた。
そして16日の朝、ひ孫の12歳女児はドミニクからミルクを買いに行くように命じられたが、不穏な空気を感じ取ったため、家に隠れて様子を見ていた。するとドミニクが自分の部屋から剪定ナイフを持ってきて、コスタンシオさんの寝ている部屋に入っていった。2人が争っている音が聞こえたので、ひ孫は部屋に入ろうとしたが、ドミニクから「中に入ると殺す」と脅されたという。しばらくすると、ドミニクがコスタンシオさんを剪定ナイフで刺し始めたため、ひ孫は助けを求めようと外に飛び出した。
近所に住み、ドミニクの孫の妻にあたるキャロライン・キャシイミレさん(Caroline Kyasiimire)が、ひ孫の声を聞いてコスタンシオさんの部屋に入ったところ、彼女が殴られているのを目撃した。キャロラインさんが近づこうとすると、ドミニクがナイフを振り上げて殴ろうとしたのでキャロラインさんはそれをかわし、妻を殴り続けるドミニクの後ろに回ってナイフを取り上げた。そしてドミニクの部屋に連れて行き、鍵をかけた。キャロラインさんはコスタンシオさんのもとに戻ったが、その場で息を引き取ってしまった。その後、ドミニクは自分の部屋で農薬の入った瓶を横に置いたまま意識を失っているところを発見され、すぐに病院へ搬送されたそうだ。ドミニクは現在も治療を受けており、回復に向かっているとのことだ。
ウガンダのニュースメディア『Daily Monitor』の記者が入院中のドミニクに取材したところ、彼は「家庭内の不和が原因でした。良い家を建てたので、平和で楽しく過ごせると思っていたのに、彼女はベッドを分けて別の部屋で寝ることにしたのです。私は彼女を説得し、一つの寝室で一緒に寝ることやもう一つの寝室を来客用にすることを提案しましたが、彼女は拒否したのです。私がどれだけ手を尽くしても彼女は拒否し続けるので、非常に腹が立ちました」と語り、このような結末になったことを後悔していたそうだ。
なお警察はドミニクが回復した後、彼を殺人罪で起訴する予定だという。
画像は『Nation 2023年12月17日付「Man, 110, accused of killing his 109-year-old wife over conjugal rights」』『NBC Southern California 2019年1月8日付「86-Year-Old Fla. Woman Beat Husband to Death With Cane: Police」(Santa Rosa County Sheriff’s Office)』『New York Post 2023年10月31日付「North Dakota woman fatally poisons boyfriend hours after he inherited $30M」(Minot Police Department)』『LADbible 2019年8月5日付「Woman Drives Three Miles Down Motorway With Husband On Car Bonnet」(Credit: AsiaWire)』『EWN 2019年3月25日付「MAN WHO TRIED TO KILL WIFE WITH PLANE IN BOTSWANA IDENTIFIED AS SOUTH AFRICAN」(Picture: Facebook/Aerospaceafricatv)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)