ブラジル南東部ミナスジェライス州で今月17日、子供用観覧車に乗っていた女性(49)が椅子から落下して死亡した。観覧車はレストランの敷地内の遊び場に設置されていたもので、女性は胸部を強く叩きつけられたという。事故の様子を捉えた動画とともに、ブラジルニュースメディア『G1』などが伝えた。
事故が起きたのはミナスジェライス州バルバセーナにあるレストランの遊び場で、マリア・ド・カルモさん(Maria do Carmo、49)が子供用観覧車から落下して死亡した。
観覧車はスキー場のリフトのような椅子が5台あるハムスター・ホイール(回し車)のような作りで、高さは4メートルあり、手動で回転させるものだった。
マリアさんは夫や友人らとランチで同レストランを訪れていたそうで、事故直前の様子を捉えた動画では、マリアさんだけが観覧車の椅子の1台に座り、周りの人々と楽しそうに話をしているのが見て取れる。
ところが近くにいた男性が観覧車を手で回すと、それまで最も高い位置にあったマリアさんの椅子が急降下。これによりマリアさんは椅子から落下し、観覧車の土台の鉄の棒に顔や胸を強打して動かなくなってしまった。
そしてたまたま近くにいた看護助手がケアしたが、マリアさんは激しい衝撃により肝臓が破裂し心停止を起こしており、駆けつけた消防隊による心肺蘇生の甲斐もなく、現場で死亡が確認された。
実は観覧車のすぐ近くに「対象年齢5歳から10歳」と書かれた看板があったそうで、レストランのオーナーの一人、ユーリー・ヴィエラさん(Iury Vieira)によると、椅子には子供用の墜落防止装置が付いていたという。
しかしながら地元消防署は、開業9年目の同レストランに営業許可証の交付はしていたものの、遊び場や観覧車に対する許可は出しておらず、ユーリーさんは的確な検査が行われていないことを認識していたという。
この事故を受け、地元消防署は「遊び場や観覧車は我々の管轄外であり、地元の技術評議会が検査すべきことだった」と述べ、市民警察が事故の調査を開始した。
なお調査結果については30日以内に報告があるそうで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「なんて悲劇! これは最悪だね。」
「周りの人にとっても一生のトラウマになるだろう。」
「レストランに責任をなすり付けることはできないね。」
「観覧車を手で回した男性の力が強すぎたのでは? 彼にも話を聞くべきだ。」
「5歳から10歳用の観覧車に乗るなんて…。何を考えていたのか?」
「もし成人女性が死亡するような造りなら、いくら墜落防止装置が付いていても子供を乗せるべきではないと思う。」
「私だったら絶対に子供を乗せないし、自分でも乗らない。わざわざ死ににいくようなもの。」
ちなみに昨年7月にはブラジルのウォーターパークで、23歳の女性がジップラインのジャンプ台から転落し死亡していた。ジャンプ台には穴が開いていて、女性はジャンプ台に上がった直後に穴から落ちたという。
画像は『The Daily Star 2023年12月21日付「Woman dies falling from ferris wheel meant for children in front of horrified onlookers」(Image: Balanco Geral)』『The Sun 2022年7月6日付「PLUNGE HORROR Chilling final pic shows nurse climbing 60ft to zip wire platform moments before she fell to her death」』『New York Post 2021年10月11日付「Mom leaps 82 feet to her death in freak ‘rope free flying’ accident」(e-karaganda.kz/east2west news)』ARY News 2020年10月6日付「Boy dies as 360-degree spins on playground swing go horribly wrong」』『Metro 2018年9月25日付「Boy hangs by neck after mum let him ride Ferris wheel alone to save £3 admission」(Picture: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
事故が起きたのはミナスジェライス州バルバセーナにあるレストランの遊び場で、マリア・ド・カルモさん(Maria do Carmo、49)が子供用観覧車から落下して死亡した。
観覧車はスキー場のリフトのような椅子が5台あるハムスター・ホイール(回し車)のような作りで、高さは4メートルあり、手動で回転させるものだった。
マリアさんは夫や友人らとランチで同レストランを訪れていたそうで、事故直前の様子を捉えた動画では、マリアさんだけが観覧車の椅子の1台に座り、周りの人々と楽しそうに話をしているのが見て取れる。
ところが近くにいた男性が観覧車を手で回すと、それまで最も高い位置にあったマリアさんの椅子が急降下。これによりマリアさんは椅子から落下し、観覧車の土台の鉄の棒に顔や胸を強打して動かなくなってしまった。
そしてたまたま近くにいた看護助手がケアしたが、マリアさんは激しい衝撃により肝臓が破裂し心停止を起こしており、駆けつけた消防隊による心肺蘇生の甲斐もなく、現場で死亡が確認された。
実は観覧車のすぐ近くに「対象年齢5歳から10歳」と書かれた看板があったそうで、レストランのオーナーの一人、ユーリー・ヴィエラさん(Iury Vieira)によると、椅子には子供用の墜落防止装置が付いていたという。
しかしながら地元消防署は、開業9年目の同レストランに営業許可証の交付はしていたものの、遊び場や観覧車に対する許可は出しておらず、ユーリーさんは的確な検査が行われていないことを認識していたという。
この事故を受け、地元消防署は「遊び場や観覧車は我々の管轄外であり、地元の技術評議会が検査すべきことだった」と述べ、市民警察が事故の調査を開始した。
なお調査結果については30日以内に報告があるそうで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「なんて悲劇! これは最悪だね。」
「周りの人にとっても一生のトラウマになるだろう。」
「レストランに責任をなすり付けることはできないね。」
「観覧車を手で回した男性の力が強すぎたのでは? 彼にも話を聞くべきだ。」
「5歳から10歳用の観覧車に乗るなんて…。何を考えていたのか?」
「もし成人女性が死亡するような造りなら、いくら墜落防止装置が付いていても子供を乗せるべきではないと思う。」
「私だったら絶対に子供を乗せないし、自分でも乗らない。わざわざ死ににいくようなもの。」
ちなみに昨年7月にはブラジルのウォーターパークで、23歳の女性がジップラインのジャンプ台から転落し死亡していた。ジャンプ台には穴が開いていて、女性はジャンプ台に上がった直後に穴から落ちたという。
画像は『The Daily Star 2023年12月21日付「Woman dies falling from ferris wheel meant for children in front of horrified onlookers」(Image: Balanco Geral)』『The Sun 2022年7月6日付「PLUNGE HORROR Chilling final pic shows nurse climbing 60ft to zip wire platform moments before she fell to her death」』『New York Post 2021年10月11日付「Mom leaps 82 feet to her death in freak ‘rope free flying’ accident」(e-karaganda.kz/east2west news)』ARY News 2020年10月6日付「Boy dies as 360-degree spins on playground swing go horribly wrong」』『Metro 2018年9月25日付「Boy hangs by neck after mum let him ride Ferris wheel alone to save £3 admission」(Picture: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)