ペルー国家警察は今月23日、麻薬密売組織の摘発捜査を行った際の動画を公開した。そこにはサンタクロースの格好をした捜査官が、大きなハンマーで建物の入り口を破壊する驚きの光景が映っていた。犯人らを油断させるためのこの作戦は功を奏し、2人の麻薬密売人が逮捕されたと、米ニュースメディア『ABC7 Chicago』などが伝えた。
動画はペルーの首都リマから北に約70キロ離れたウアラル地域で撮影された。その動画には、サンタクロースの衣装に身を包み、顔が見えないように被り物までした人物が大きなハンマーを振り下ろして建物のドアを破壊する衝撃的な光景が映っていた。
これはペルー国家警察の都市情報戦術部隊の警察官らが、麻薬密売人を摘発するために強行捜査を行った際に撮影された映像だった。現場には、通称“グリーン・スクワッド(Green Squad)”と呼ばれる特別チームの捜査員らが派遣され、捜査員の1人がサンタクロースの格好をしていた。ハンマーを何度も振り下ろしてドアを破壊するサンタクロースに扮した捜査員の後ろでは、ハシゴを登って2階へ向かう複数の捜査官の姿が確認できる。
サンタクロースの衣装を着た捜査官は、途中から頭の被り物を脱いで、全力でドアを破壊し始めた。その後、画面が切り替わり、中にいたとみられる密売人が取り押さえられて手錠を掛けられ、サンタクロースの格好をした捜査官に連行されていく様子が映っていた。
報道によると、この強行捜査で25歳と35歳の男2人が、大麻とコカインを販売した疑いで逮捕された。
今回の作戦を実行したグリーン・スクワッドのワルター・パロミノ隊長(Walter Palomino)は、今回サンタクロースの格好をした理由について、「作戦を実行するにあたり、相手に怪しまれないようにするため」と説明している。
強行捜査の直前に、グリーン・スクワッドのメンバーは打ち合わせを行っており、その時点で1人の捜査官は既にサンタクロースの衣装を着ていた。また、クリスマスにちなんでか、チーム内で犯人たちのことを、“邪悪なトナカイのギャング”と呼んでいたとも報道されている。
サンタクロースが麻薬密売人を逮捕するこの動画を見た人々からは、「名探偵サンタクロースだね」「サンタクロースには悪い子と良い子の違いが分かるんだ」「プレゼントを持って、ドアを壊してやって来るサンタクロースはちょっと面白い」などジョークを飛ばす声が寄せられた。
クリスマスのこの時期は犯人らも油断しやすいのか、過去にもペルーの麻薬密売アジトに麻薬取締官らがサンタに扮して押しかけ、4人の逮捕に繋がったという類似のケースが発生していた。
画像は『ABC7 Chicago 2023年12月25日付「Undercover Santa helps carry out Peruvian drug bust with sledgehammer: VIDEO」』『Riverside Police Department 2020年12月11日付Facebook「HOLIDAY ENFORCEMENT PROGRAM NETS SEVERAL ARRESTS」』『LADbible 2022年7月29日付「Guard Dog Completely Fails At Job By Lying Down Next To Drug Gang During Raid」(Credit: Newsflash)』『People’s Daily Online 2023年2月14日付「Drug-sniffing squirrels join police force in SW China’s Chongqing」(Photo/cqcb.com)』『7NEWS.com.au 2021年2月1日付「Brazilian sex worker swallows 101 cocaine packages in UK drug smuggling stunt」(Credit: NCA / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
動画はペルーの首都リマから北に約70キロ離れたウアラル地域で撮影された。その動画には、サンタクロースの衣装に身を包み、顔が見えないように被り物までした人物が大きなハンマーを振り下ろして建物のドアを破壊する衝撃的な光景が映っていた。
これはペルー国家警察の都市情報戦術部隊の警察官らが、麻薬密売人を摘発するために強行捜査を行った際に撮影された映像だった。現場には、通称“グリーン・スクワッド(Green Squad)”と呼ばれる特別チームの捜査員らが派遣され、捜査員の1人がサンタクロースの格好をしていた。ハンマーを何度も振り下ろしてドアを破壊するサンタクロースに扮した捜査員の後ろでは、ハシゴを登って2階へ向かう複数の捜査官の姿が確認できる。
サンタクロースの衣装を着た捜査官は、途中から頭の被り物を脱いで、全力でドアを破壊し始めた。その後、画面が切り替わり、中にいたとみられる密売人が取り押さえられて手錠を掛けられ、サンタクロースの格好をした捜査官に連行されていく様子が映っていた。
報道によると、この強行捜査で25歳と35歳の男2人が、大麻とコカインを販売した疑いで逮捕された。
今回の作戦を実行したグリーン・スクワッドのワルター・パロミノ隊長(Walter Palomino)は、今回サンタクロースの格好をした理由について、「作戦を実行するにあたり、相手に怪しまれないようにするため」と説明している。
強行捜査の直前に、グリーン・スクワッドのメンバーは打ち合わせを行っており、その時点で1人の捜査官は既にサンタクロースの衣装を着ていた。また、クリスマスにちなんでか、チーム内で犯人たちのことを、“邪悪なトナカイのギャング”と呼んでいたとも報道されている。
サンタクロースが麻薬密売人を逮捕するこの動画を見た人々からは、「名探偵サンタクロースだね」「サンタクロースには悪い子と良い子の違いが分かるんだ」「プレゼントを持って、ドアを壊してやって来るサンタクロースはちょっと面白い」などジョークを飛ばす声が寄せられた。
クリスマスのこの時期は犯人らも油断しやすいのか、過去にもペルーの麻薬密売アジトに麻薬取締官らがサンタに扮して押しかけ、4人の逮捕に繋がったという類似のケースが発生していた。
画像は『ABC7 Chicago 2023年12月25日付「Undercover Santa helps carry out Peruvian drug bust with sledgehammer: VIDEO」』『Riverside Police Department 2020年12月11日付Facebook「HOLIDAY ENFORCEMENT PROGRAM NETS SEVERAL ARRESTS」』『LADbible 2022年7月29日付「Guard Dog Completely Fails At Job By Lying Down Next To Drug Gang During Raid」(Credit: Newsflash)』『People’s Daily Online 2023年2月14日付「Drug-sniffing squirrels join police force in SW China’s Chongqing」(Photo/cqcb.com)』『7NEWS.com.au 2021年2月1日付「Brazilian sex worker swallows 101 cocaine packages in UK drug smuggling stunt」(Credit: NCA / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)