昨今は医療技術により、カラーコンタクトレンズを使用せずとも手術で瞳の色を変えられるようで、フランスのアイクリニックではそのレーザー手術が行われている。このほど同クリニックが、濃い茶色の瞳の女性を青い瞳に施術した時のビフォーアフター動画をSNSに投稿し、注目を集めている。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えた。
フランスのニースを拠点とするアイクリニック「ニュー・ビジョン・クリニック(New Vision Clinic)」では、レーザーによる視力回復といった治療の他に「ニュー・カラー」というチームによるレーザーを用いた瞳の色を変える美容治療も行っている。
同チームが今月28日、TikTokに動画を投稿したところ多くの関心を集めた。動画には、瞳の色を変えた女性の施術前と施術後の姿が映っていた。女性はもともと濃い茶色の瞳をしていたが、施術後は青い瞳に変わっており、まるで別人のように見える。
女性は“ブルーアイ”を手に入れたことで喜んでおり、動画は2日間で900万回以上も視聴され、「イリーナ・シェイクみたい」「私も青い目にしたい」といった羨望の声が寄せられた。しかし、「彼女は何かに憑依されたように見える」といった否定的な意見や、次のようなコメントも届いた。
「彼女の元々のブラウンアイの方が若々しく見えて、可愛らしかったのに(泣)」
「コンタクトレンズをしているみたいに見えるのは、丸い縁が茶色のままだからかな?」
「私は生まれつきブルーアイだけど、これはちょっと恐ろしく感じるわ。彼女はとても美しいブラウンアイをしていたのに。」
全ての人がこの女性の青い目に肯定的だったわけではなかったが、この施術に興味を持った人も少なからずいたようだ。ニュー・ビジョン・クリニックのウェブサイトによると、治療および審美的な目的で瞳の色を変えるための外科的技術「FLAAK(フェムトレーザー審美的環状角膜色素沈着術)」を用いて、目の虹彩にレーザーでトンネル状の穴を開け、そこに医療用のインクを注入するという。
しかし、エクアドルを拠点とするアイクリニック「クリニカ・サンチョ(Clinica Sancho)」の総院長で医師のバイロン・サンチョ・ヘルドイザ氏(Byron Sancho Herdoiza)が率いるチームは、このように警鐘を鳴らしている。
「これは目の角膜にインクを注入する手術であるため、懸念点の一つとして感染症がある。これにより痛み、腫れ、目のかすみなどのリスクがあり、さらに慢性的なドライアイ、光に対する過敏症、アレルギー反応、白内障や緑内障、失明などの眼疾患を引き起こす可能性もある。」
ヘルドイザ氏のチームによると、これらのリスクを避けるためにも、より安全で自然に見えるカラーコンタクトレンズを使用することが望ましいとのことだ。
画像は『new_color_flaak 2023年12月28日付TikTok「EYE COLOR CHANGE for @LAYYONS」』『New York Post 2022年12月6日付「I tattooed my eyeballs purple and blue—now I’m going blind」(Kennedy News/inkedup_britishjamaican1)』『Sarah 2020年5月23日付Instagram「Grumpy fairy」』『anoxi_cime 2019年2月9日付Instagram「To wstawiam jeszcze jedno z elfikowej serii」』『CBS News 2017年9月30日付「Artist defends eyeball tattoo that left Ottawa woman with partial vision loss」(Catt Gallinger / Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
フランスのニースを拠点とするアイクリニック「ニュー・ビジョン・クリニック(New Vision Clinic)」では、レーザーによる視力回復といった治療の他に「ニュー・カラー」というチームによるレーザーを用いた瞳の色を変える美容治療も行っている。
同チームが今月28日、TikTokに動画を投稿したところ多くの関心を集めた。動画には、瞳の色を変えた女性の施術前と施術後の姿が映っていた。女性はもともと濃い茶色の瞳をしていたが、施術後は青い瞳に変わっており、まるで別人のように見える。
女性は“ブルーアイ”を手に入れたことで喜んでおり、動画は2日間で900万回以上も視聴され、「イリーナ・シェイクみたい」「私も青い目にしたい」といった羨望の声が寄せられた。しかし、「彼女は何かに憑依されたように見える」といった否定的な意見や、次のようなコメントも届いた。
「彼女の元々のブラウンアイの方が若々しく見えて、可愛らしかったのに(泣)」
「コンタクトレンズをしているみたいに見えるのは、丸い縁が茶色のままだからかな?」
「私は生まれつきブルーアイだけど、これはちょっと恐ろしく感じるわ。彼女はとても美しいブラウンアイをしていたのに。」
全ての人がこの女性の青い目に肯定的だったわけではなかったが、この施術に興味を持った人も少なからずいたようだ。ニュー・ビジョン・クリニックのウェブサイトによると、治療および審美的な目的で瞳の色を変えるための外科的技術「FLAAK(フェムトレーザー審美的環状角膜色素沈着術)」を用いて、目の虹彩にレーザーでトンネル状の穴を開け、そこに医療用のインクを注入するという。
しかし、エクアドルを拠点とするアイクリニック「クリニカ・サンチョ(Clinica Sancho)」の総院長で医師のバイロン・サンチョ・ヘルドイザ氏(Byron Sancho Herdoiza)が率いるチームは、このように警鐘を鳴らしている。
「これは目の角膜にインクを注入する手術であるため、懸念点の一つとして感染症がある。これにより痛み、腫れ、目のかすみなどのリスクがあり、さらに慢性的なドライアイ、光に対する過敏症、アレルギー反応、白内障や緑内障、失明などの眼疾患を引き起こす可能性もある。」
ヘルドイザ氏のチームによると、これらのリスクを避けるためにも、より安全で自然に見えるカラーコンタクトレンズを使用することが望ましいとのことだ。
画像は『new_color_flaak 2023年12月28日付TikTok「EYE COLOR CHANGE for @LAYYONS」』『New York Post 2022年12月6日付「I tattooed my eyeballs purple and blue—now I’m going blind」(Kennedy News/inkedup_britishjamaican1)』『Sarah 2020年5月23日付Instagram「Grumpy fairy」』『anoxi_cime 2019年2月9日付Instagram「To wstawiam jeszcze jedno z elfikowej serii」』『CBS News 2017年9月30日付「Artist defends eyeball tattoo that left Ottawa woman with partial vision loss」(Catt Gallinger / Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)