米ペンシルベニア州に住む女性が昨年12月15日(日本時間)、Instagramで愛犬が引き起こした“とんでもない出来事”を動画とともに告白したところ、大きな反響を巻き起こした。犬は銀行から引き出したばかりの現金4000ドル(約58万円)の一部を飲み込んでしまったそうで、飼い主は紙片を愛犬の便からつまみ出したという。英ニュースメディア『The Guardian』などが伝えた。
ペンシルベニア州ピッツバーグに住むクレイトンさん(Clayton、34)とキャリー・ローさん(Carrie Law、33)夫妻は、オスのゴールデンドゥードル“セシル(Cecil、7)”を子犬の頃から飼っている。
セシルはのんびりとしていて面白く、ちょっと変わった人間のような性格のうえ、食べ物にはあまり興味を示さないそうで、キャリーさんは「レストランからラム肉のステーキとサラダを持ち帰り、そのまま置いておいても触ることさえしないのよ」と明かす。
ところが昨年12月8日のこと、セシルは食べ物ではなく“金”に目がくらみ、キッチンカウンターに積まれていた現金4000ドル(約58万円)のうち、少なくとも2000ドル(約29万円)を30分も経たないうちに飲み込んでしまったという。現金は夫妻の共同名義の銀行預金口座から引き出したばかりの50ドルと100ドル紙幣で、クレイトンさんが気付いた時にはセシルが食べ残した紙片が床に散らばっていたそうだ。
キャリーさんはその日、夫が「セシルが4000ドルを食べてるぞ」と叫ぶのを聞いて耳を疑い、「心臓発作を起こしそうになった」と明かしており、パニックに陥りながらもまず獣医に連絡した。すると「大きな犬だから、家で経過観察をするだけで大丈夫」と言われ、とりあえず紙片を集め、パズルのように繋ぎ合わせることにした。
しかし紙片が足らずに上手くいかず、夫妻はセシルが庭で排便するのを待つことを決意。それから2、3日の間、クレイトンさんが庭で便を集め、2人で紙幣の回収作業にあたったのだった。
夫妻はゴム手袋をはめ、便から取り出した紙片を家の作業用シンクで洗い、乾かしてからテープで繋ぎ合わせるという作業を根気よく続け、その結果、便の中から約1800ドル(約26万円)を回収した。
キャリーさんは当時のことを、「小さな紙片が見つかるたび、私たちは『やった! よし! 見つけたわよ!』と叫んだの。ただその臭いと言ったら相当なものだったわ」と回顧。銀行に相談すると、繋ぎ合わせた紙幣のうち、シリアル番号がはっきりと読み取れる3550ドル(51万5千円)を新しい紙幣に交換してくれたという。
夫妻はこのアクシデントで450ドル(約6万5千円)を失ったことになるが、銀行のスタッフは「これはよくあること」と言いながら、繋ぎ合わせた紙幣のほとんどを取り換えてくれたそうで、Instagramの投稿には次のようなコメントが寄せられた。
「犬の犯罪としてはこれまでで最悪のケース!」
「犬の便から紙幣をつまみ出して繋ぎ合わせるなんて! そんなこと考えもしなかった。よくやったね!」
「大爆笑。」
「450ドルは、セシルを売れば回収できるよ(笑)」
「なんてクレイジーなのかしら!」
「私は25年間銀行で働いているけど、紙幣の半分が残っていてシリアル番号が分かれば取り換えてくれるはずさ。」
「もう遅いけど、破損した紙幣を米国製版印刷局(BEP)に渡せば、訓練された専門家が繋ぎ合わせてくれるんだよ。それも無料でね。」
なおテックインサイト編集部では、キャリーさんに「余った紙幣はどうしたのか」と質問したところ、このように明かしてくれた。
「銀行が受け取ってくれなかった紙幣数枚はBEPに送るつもりよ。それと破損した紙幣1枚は額に入れ、記念として残しておくことにするわ!」
さらにキャリーさんは「今回のことは一生忘れることはないだろう」と綴っており、「今となっては笑い話だし、セシルが元気でいることをとても嬉しく思っているの!」と続けた。
ちなみに昨年11月には、飼い主の留守中にリキュールとウォッカを飲んだ犬の姿をカメラが捉え、TikTokに投稿されて話題となった。
この投稿をInstagramで見る Carrie Law(@ooolalaw)がシェアした投稿
画像は『Carrie Law 2019年4月12日付Instagram「Lazy morning with my house pony.」、2018年12月17日付Instagram「When you try to pretend that you weren’t just snooping at your Christmas gifts.」、2023年12月15日付Instagram「Finally ready to talk about last week」』『mcgat 2023年11月18日付TikTok「I am Jack this holiday szn」』『9GAG 2020年9月4日付「Dogs Went Harvesting With Owner, Couldn’t Resist The Fruit’s Calling」(EverydayKelly/Facebook)』『Press Interactive News 2021年12月31日付「Not having it: Adorable golden retriever ‘defends’ grandma from fruit-stealing man」』『Metro 2021年11月11日付「Couple spend £250 treating their cockapoo who swallowed a thong」(Picture: Kennedy News and Media)』『New York Post 2020年8月13日付「Dogs join forces to steal leftover dinner off kitchen counter in funny video」(Line Fatland Frøystad / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
ペンシルベニア州ピッツバーグに住むクレイトンさん(Clayton、34)とキャリー・ローさん(Carrie Law、33)夫妻は、オスのゴールデンドゥードル“セシル(Cecil、7)”を子犬の頃から飼っている。
セシルはのんびりとしていて面白く、ちょっと変わった人間のような性格のうえ、食べ物にはあまり興味を示さないそうで、キャリーさんは「レストランからラム肉のステーキとサラダを持ち帰り、そのまま置いておいても触ることさえしないのよ」と明かす。
ところが昨年12月8日のこと、セシルは食べ物ではなく“金”に目がくらみ、キッチンカウンターに積まれていた現金4000ドル(約58万円)のうち、少なくとも2000ドル(約29万円)を30分も経たないうちに飲み込んでしまったという。現金は夫妻の共同名義の銀行預金口座から引き出したばかりの50ドルと100ドル紙幣で、クレイトンさんが気付いた時にはセシルが食べ残した紙片が床に散らばっていたそうだ。
キャリーさんはその日、夫が「セシルが4000ドルを食べてるぞ」と叫ぶのを聞いて耳を疑い、「心臓発作を起こしそうになった」と明かしており、パニックに陥りながらもまず獣医に連絡した。すると「大きな犬だから、家で経過観察をするだけで大丈夫」と言われ、とりあえず紙片を集め、パズルのように繋ぎ合わせることにした。
しかし紙片が足らずに上手くいかず、夫妻はセシルが庭で排便するのを待つことを決意。それから2、3日の間、クレイトンさんが庭で便を集め、2人で紙幣の回収作業にあたったのだった。
夫妻はゴム手袋をはめ、便から取り出した紙片を家の作業用シンクで洗い、乾かしてからテープで繋ぎ合わせるという作業を根気よく続け、その結果、便の中から約1800ドル(約26万円)を回収した。
キャリーさんは当時のことを、「小さな紙片が見つかるたび、私たちは『やった! よし! 見つけたわよ!』と叫んだの。ただその臭いと言ったら相当なものだったわ」と回顧。銀行に相談すると、繋ぎ合わせた紙幣のうち、シリアル番号がはっきりと読み取れる3550ドル(51万5千円)を新しい紙幣に交換してくれたという。
夫妻はこのアクシデントで450ドル(約6万5千円)を失ったことになるが、銀行のスタッフは「これはよくあること」と言いながら、繋ぎ合わせた紙幣のほとんどを取り換えてくれたそうで、Instagramの投稿には次のようなコメントが寄せられた。
「犬の犯罪としてはこれまでで最悪のケース!」
「犬の便から紙幣をつまみ出して繋ぎ合わせるなんて! そんなこと考えもしなかった。よくやったね!」
「大爆笑。」
「450ドルは、セシルを売れば回収できるよ(笑)」
「なんてクレイジーなのかしら!」
「私は25年間銀行で働いているけど、紙幣の半分が残っていてシリアル番号が分かれば取り換えてくれるはずさ。」
「もう遅いけど、破損した紙幣を米国製版印刷局(BEP)に渡せば、訓練された専門家が繋ぎ合わせてくれるんだよ。それも無料でね。」
なおテックインサイト編集部では、キャリーさんに「余った紙幣はどうしたのか」と質問したところ、このように明かしてくれた。
「銀行が受け取ってくれなかった紙幣数枚はBEPに送るつもりよ。それと破損した紙幣1枚は額に入れ、記念として残しておくことにするわ!」
さらにキャリーさんは「今回のことは一生忘れることはないだろう」と綴っており、「今となっては笑い話だし、セシルが元気でいることをとても嬉しく思っているの!」と続けた。
ちなみに昨年11月には、飼い主の留守中にリキュールとウォッカを飲んだ犬の姿をカメラが捉え、TikTokに投稿されて話題となった。
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画像は『Carrie Law 2019年4月12日付Instagram「Lazy morning with my house pony.」、2018年12月17日付Instagram「When you try to pretend that you weren’t just snooping at your Christmas gifts.」、2023年12月15日付Instagram「Finally ready to talk about last week」』『mcgat 2023年11月18日付TikTok「I am Jack this holiday szn」』『9GAG 2020年9月4日付「Dogs Went Harvesting With Owner, Couldn’t Resist The Fruit’s Calling」(EverydayKelly/Facebook)』『Press Interactive News 2021年12月31日付「Not having it: Adorable golden retriever ‘defends’ grandma from fruit-stealing man」』『Metro 2021年11月11日付「Couple spend £250 treating their cockapoo who swallowed a thong」(Picture: Kennedy News and Media)』『New York Post 2020年8月13日付「Dogs join forces to steal leftover dinner off kitchen counter in funny video」(Line Fatland Frøystad / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)