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【エンタがビタミン♪】東野幸治、昨年の『M-1』は「松本さんの影響下にもうない感じ」「出てくる人がみんな楽しそう」

TechinsightJapan 2024年1月7日 18時47分

お笑いタレントの東野幸治が、昨年12月24日に行われた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2023』決勝の全体的な感想をラジオ番組で述べている。かつては決勝進出者から、2011年に芸能界を引退した島田紳助さんやダウンタウン・松本人志の前で漫才を披露する緊張感が伝わってきたが、今大会は皆が元気で楽しそうだったと明かしており、時代の変化を感じたようだ。

『M-1グランプリ』第1回チャンピオンの中川家は、2022年6月に放送された『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で当時を振り返っている。今の大会と雰囲気が異なり、審査員は全員睨みつけるような表情で全く笑いもせずに審査をしていたという。コメントもボケたりすることはなく、観客も緊張していたので会場は張り詰めた空気になっていた。その中で中川家はトップバッターを務め、見事初代チャンピオンに輝いた。しかし、優勝決定後に審査員らから祝福されることもなく、逆に島田紳助さんや松本人志から「2本目の途中なんや、アレ」「あのくだり、もう一発いかなアカンやろ」などとダメ出しされたのだ。



1月5日深夜放送のラジオ番組『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、東野幸治は『M-1グランプリ2023』決勝を振り返ったが、「凄い楽しそうにやってて、元気いっぱいで面白くて」と皆がのびのびと漫才を披露しているように感じたそうだ。「本当にみんな出てくる人、出てくる人が小ボケとかなんとかやりながら、パフォーマンスしながら自分が一年間、練りに練った磨き上げた漫才をバーンとぶつけて楽しそう」と語った。東野が忘れられないのは、『M-1グランプリ』第2回大会で松竹芸能のますだおかだが優勝した際、テレビを見ていた同じ事務所(当時)のTKO・木本武宏が「おい、見てみ! 松本さんは入れてへんぞ」と叫んだことだという。それぐらい彼に高く評価されることが、芸人にとって重要だったのだ。だが現在は、松本に高得点をつけてもらうと嬉しいことは間違いないが、昔のような「松本さんの影響下にもうない感じ」が伝わってきたと東野は話している。



『M-1グランプリ2023』で優勝したコンビ結成5年目の令和ロマン(高比良くるま・29歳、松井ケムリ・30歳)は、自分たちがチャンピオンになるのと同じくらい重要だったのは、今大会が大いに盛り上がってフィナーレを迎えることだったと大会終了後に出演した番組で明かしている。最終決戦に進むことが決定した直後、令和ロマンとヤーレンズ(2位)、さや香(3位)の3組はすぐ舞台裏に集まり、どの順番でネタを披露するのが一番盛り上がり、自分たちのベストパフォーマンスを見せられるのか、話し合って決めたという。これにはゲスト出演していた笑い飯、マヂカルラブリー、錦鯉の歴代『M-1』チャンピオンたちは驚いていた。

ダウンタウンの全盛期と言われる『ダウンタウンのごっつええ感じ』(1991年12月~1997年11月放送)をリアルタイムで見ていない世代のお笑い芸人の台頭が、今後の賞レースのあり方も変えていくのかもしれない。2024年はお笑い界も大きな変革期を迎えそうだ。

画像4枚目は『オールナイトニッポン 2024年1月5日付X「#令和ロマン のオールナイトニッポン」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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