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【海外発!Breaking News】介助犬トレーニングを落第 普通の飼い犬になるも、スキルを発揮する姿に絶賛の声(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年1月19日 12時46分

仔犬の頃に、介助犬のトレーニングに参加することになったラブラドール・レトリバーは、その賢さを活かしてトレーニングに励んでいた。しかし、自身を優先するような行動が目立つようになり、「介助犬には向いていない」と判断され、トレーニングから外れることになった。その後はある家で飼い犬として過ごすも、介助犬としてのスキルを忘れておらず、飼い主のために“いろんな物”を持ってくるという。可愛らしい姿を捉えた動画には、「素晴らしい仕事ぶりだ」「専属のスタイリストだね」などといった声が届いている。動物専門ニュースサイト『The Dodo』などが伝えた。

米カリフォルニア州ペングローブにある介助犬のトレーニングなどを行う団体「Paws for Purple Hearts」で、仔犬だったラブラドール・レトリバーの“レオ(Leo)”は介助犬になるための訓練を受けていた。レオは賢く聡明であり、介助犬としての資質はあるように見えた。しかし、他者より自身の都合を優先してしまうことが多く、介助犬として働くのは難しいと判断された。

レオはトレーニングプログラムから外れ、サマンサ・ウェルボーンさん(Samantha Welborn)の家で飼われることになった。サマンサさんは当時、2歳になる前だったレオの様子について「レオのような犬は、“転職犬(career change dogs)”と呼ばれています。レオは介助犬としての仕事を楽しんではいたものの、カウンターの上や戸棚から物を取ってきてしまうなどの問題行動もありました」と振り返る。

サマンサさんの家にきて、普通の飼い犬として過ごすようになってから3年が経ったが、レオは介助犬としての仕事を今も覚えている様子だ。サマンサさんがシャワーを浴びていると、レオが洋服を持ってきてすぐそばで待機しているという。しかし、レオは必要のない物を持ってきてしまうこともあり、サマンサさんの許可を求めるかのように待っているそうだ。

「特に散歩に行きたいときに顕著ですね」とサマンサさんは話しており、その様子を捉えた動画をTikTokに投稿している。レオはサンダルやブーツ、靴下などをサマンサさんのもとに運んでおり、外へ行くための準備を促しているのだ。サマンサさんが持ってきたものをすべて身に着けると、ちぐはぐな足元のコーディネートが完成した。レオは「これで散歩に行ける」と思っているのか、サマンサさんの目の前でお座りをして待機していた。



この動画は610万回以上の再生回数を記録しており、コメント欄には「お利口さんだね」「ちゃんとペアで靴下も持ってきてくれるなんて賢い」「ちゃんと全部着てくれる飼い主さんも最高」「素晴らしい仕事ぶりだよ」「専属のスタイリストだね」など、絶賛の声が寄せられている。

飼い主の生活をサポートするための訓練を受けていたレオのスキルは、物を持ってくるだけではなかった。サマンサさんは、「私がストレスや不安を抱えていたりすると、レオは自分に注意を向けさせようとしてくれます。信じられないほど賢い犬をたくさん見てきましたが、レオは私が知っている中で、群を抜いて感情的な知性の高い犬ですね」と明かしている。

ちなみに2017年には、CIA(米中央情報局)で爆発物探知犬として訓練中だった仔犬が解雇され、多くの人々が今後のことを心配したが、今回のレオのように優しい飼い主に引き取られて幸せに暮らしていた。



画像は『Sam 2023年11月20日付TikTok「#dogsoftiktok #dogs #animals」』『CIA 2017年10月18日付X「Lulu wasn’t interested in searching for explosives.」』『The Mirror 2021年11月25日付「Stray Labrador deemed “rude and stubborn” becomes expert fire service search dog」(Image: ECFRS)』『Governor of Queensland 2017年6月7日付Facebook』『The Sun 2021年6月15日付「HAND OF DOG Deaf collie can now round up sheep again after being taught sign language」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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