自分の乳房の形が気に入らなかった22歳の女性は今月中旬、費用が安いトルコで乳房リフト手術を受けた。しかし女性は術後、激痛に悶え苦しみ、乳首が壊死してしまったという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
英ウェスト・ヨークシャー、ハリファクスに住む1児の母クロエ・ローズさん(Chloe Rose、22)は15日、乳房リフト手術を受けるためトルコに飛んだ。この手術は伸びた皮膚を切除して下垂した乳房を持ち上げるもので、クロエさんは翌16日の手術に約52万6000円(2800ポンド)を支払った。
ところが約4時間の手術後、酷い痛みで目覚めたクロエさんはショック状態に陥って震え出し、すぐに自身の身体の異常に気付いたという。
クロエさんの姉コレット・ピカリングさん(Collette Pickering)は、「『手術は簡単で45分で済む』と言われていたわ。でも医師は、妹の乳房の皮膚を切除し過ぎたの」と主張する。そして患部の血流が止まり、乳首の細胞や組織が損傷を受けて壊死を起こしたという。また、医師らは創傷被覆材(ドレッシング材)を交換する際に、手袋やマスク、ガウンなどの個人防護具を全く着用していなかったか、きちんと着用しておらず、これが症状を悪化させたようだ。
さらに医師はその後、しっかりと目覚めているクロエさんの乳房の縫合個所を痛み止めなしで、手術用ブレードを使って切り開き、傷口の半分だけを縫い合わせ、半分は開いた状態のまま放置した。また、胸には血液や膿などを体外に排出するドレーン(管)が挿入された。驚くことに病院側は、家族らが英国大使館に連絡するまで抗生物質の投与さえ行っておらず、クロエさんの乳首は時間とともに黒く変色して腐り落ちた。
しかしながら医師は医療過誤については認めず、病院側は「これ以上病院に留まるのであれば、さらに入院費用を払うように」と主張。コレットさんは19日、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」にアカウントを設置し、イギリスに帰国するためのエアアンビュランス費用約282万円(1万5000ポンド)の寄付を募った。
クロエさんとイスタンブールで一緒だったという友人のレイチェル・ミュシャさん(Rachel Mucha)によると、クロエさんは自分の胸の形が嫌いで、イギリスよりも手術代が安いトルコで「より満足できる自分になりたい」と手術を受けることにしたという。しかし医師が「手術は上手くいった」と主張する一方で、クロエさんは術後に激痛で泣き叫び、「このまま死んでしまうのでは」と恐怖に震えていたそうだ。
クロエさんはその後、入院費が払えずに止むを得ず退院したが、コレットさんは21日に「GoFundMe」を更新し、訓練された医療従事者に同行してもらい無事イギリスに帰国したことを報告した。同サイトには3日間で約152万円(8077ポンド)が集まっており、コレットさんは寄付をしてくれた480人以上の人々に感謝の言葉を綴っていた。
ちなみにクロエさんは、Instagramで今回の手術を予約しており、このニュースには「早期の回復を祈っている」「帰国できて何より」といったコメントのほか、次のような厳しい声が寄せられた。
「支払った金額に見合った手術だったということだよ。身体にメスを入れるなら、それ相当のお金を出さないとね。」
「なぜ、同じような話を毎日聞くのだろう。」
「全ての女性は自身の身体をリスペクトし、受け入れるべき。」
「全く同情しない。なぜ『見かけを良くしたい』と、身体を傷つけるのか?」
「自分の愚かさの代償は自分で払うべき。人に寄付を求めるべきでない。」
「まだ22歳でしょう? 手術なんて必要なかったのでは?」
「厳しいことは言いたくないけど、Instagramで手術の予約をしたの? いったい何人が犠牲にならないと、人は学ばないのだろう。」
「こんな愚かなことをして…。怒りがこみあげてくるよ。」
画像は『PerthNow 2024年1月20日付「Chloe Rose: UK mum’s boob job in Turkey goes terribly wrong, develops necrosis from dying nipple tissue」(Credit: GOFUNDME)』『GoFundMe 2024年1月19日付「Help get my sister Chloe home to save her life.」』『Linda Ikeji’s Blog 2024年1月20日付「22-year-old woman left with ‘dying n!pples’ after she flew to Turkey for breast uplift surgery that went ‘severely wrong’」』『Alejandra Mercedes 2021年6月15日付Instagram』『The Sun 2020年9月24日付「‘LIVING NIGHTMARE’ My nipple fell off after botched breast surgery abroad left me with gaping hole in my chest」(Credit: Caters News Agency)、2022年3月16日付「BOOB BLAST My 32JJ breast implant EXPLODED in the shower leaving me fighting for life with sepsis」(Credit: Supplied)』『The Mirror 2023年1月9日付「Mum felt like ‘jumping off cliff’ after £3,700 Turkey boob job exploded out of her chest」(Image: Kennedy News and Media)』『7NEWS.com.au 2019年12月22日付「Teenage girl Emmalyn Nguyen left in coma after breast enhancement surgery goes wrong」(Credit: NBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
英ウェスト・ヨークシャー、ハリファクスに住む1児の母クロエ・ローズさん(Chloe Rose、22)は15日、乳房リフト手術を受けるためトルコに飛んだ。この手術は伸びた皮膚を切除して下垂した乳房を持ち上げるもので、クロエさんは翌16日の手術に約52万6000円(2800ポンド)を支払った。
ところが約4時間の手術後、酷い痛みで目覚めたクロエさんはショック状態に陥って震え出し、すぐに自身の身体の異常に気付いたという。
クロエさんの姉コレット・ピカリングさん(Collette Pickering)は、「『手術は簡単で45分で済む』と言われていたわ。でも医師は、妹の乳房の皮膚を切除し過ぎたの」と主張する。そして患部の血流が止まり、乳首の細胞や組織が損傷を受けて壊死を起こしたという。また、医師らは創傷被覆材(ドレッシング材)を交換する際に、手袋やマスク、ガウンなどの個人防護具を全く着用していなかったか、きちんと着用しておらず、これが症状を悪化させたようだ。
さらに医師はその後、しっかりと目覚めているクロエさんの乳房の縫合個所を痛み止めなしで、手術用ブレードを使って切り開き、傷口の半分だけを縫い合わせ、半分は開いた状態のまま放置した。また、胸には血液や膿などを体外に排出するドレーン(管)が挿入された。驚くことに病院側は、家族らが英国大使館に連絡するまで抗生物質の投与さえ行っておらず、クロエさんの乳首は時間とともに黒く変色して腐り落ちた。
しかしながら医師は医療過誤については認めず、病院側は「これ以上病院に留まるのであれば、さらに入院費用を払うように」と主張。コレットさんは19日、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」にアカウントを設置し、イギリスに帰国するためのエアアンビュランス費用約282万円(1万5000ポンド)の寄付を募った。
クロエさんとイスタンブールで一緒だったという友人のレイチェル・ミュシャさん(Rachel Mucha)によると、クロエさんは自分の胸の形が嫌いで、イギリスよりも手術代が安いトルコで「より満足できる自分になりたい」と手術を受けることにしたという。しかし医師が「手術は上手くいった」と主張する一方で、クロエさんは術後に激痛で泣き叫び、「このまま死んでしまうのでは」と恐怖に震えていたそうだ。
クロエさんはその後、入院費が払えずに止むを得ず退院したが、コレットさんは21日に「GoFundMe」を更新し、訓練された医療従事者に同行してもらい無事イギリスに帰国したことを報告した。同サイトには3日間で約152万円(8077ポンド)が集まっており、コレットさんは寄付をしてくれた480人以上の人々に感謝の言葉を綴っていた。
ちなみにクロエさんは、Instagramで今回の手術を予約しており、このニュースには「早期の回復を祈っている」「帰国できて何より」といったコメントのほか、次のような厳しい声が寄せられた。
「支払った金額に見合った手術だったということだよ。身体にメスを入れるなら、それ相当のお金を出さないとね。」
「なぜ、同じような話を毎日聞くのだろう。」
「全ての女性は自身の身体をリスペクトし、受け入れるべき。」
「全く同情しない。なぜ『見かけを良くしたい』と、身体を傷つけるのか?」
「自分の愚かさの代償は自分で払うべき。人に寄付を求めるべきでない。」
「まだ22歳でしょう? 手術なんて必要なかったのでは?」
「厳しいことは言いたくないけど、Instagramで手術の予約をしたの? いったい何人が犠牲にならないと、人は学ばないのだろう。」
「こんな愚かなことをして…。怒りがこみあげてくるよ。」
画像は『PerthNow 2024年1月20日付「Chloe Rose: UK mum’s boob job in Turkey goes terribly wrong, develops necrosis from dying nipple tissue」(Credit: GOFUNDME)』『GoFundMe 2024年1月19日付「Help get my sister Chloe home to save her life.」』『Linda Ikeji’s Blog 2024年1月20日付「22-year-old woman left with ‘dying n!pples’ after she flew to Turkey for breast uplift surgery that went ‘severely wrong’」』『Alejandra Mercedes 2021年6月15日付Instagram』『The Sun 2020年9月24日付「‘LIVING NIGHTMARE’ My nipple fell off after botched breast surgery abroad left me with gaping hole in my chest」(Credit: Caters News Agency)、2022年3月16日付「BOOB BLAST My 32JJ breast implant EXPLODED in the shower leaving me fighting for life with sepsis」(Credit: Supplied)』『The Mirror 2023年1月9日付「Mum felt like ‘jumping off cliff’ after £3,700 Turkey boob job exploded out of her chest」(Image: Kennedy News and Media)』『7NEWS.com.au 2019年12月22日付「Teenage girl Emmalyn Nguyen left in coma after breast enhancement surgery goes wrong」(Credit: NBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)