アメリカに住む女性は2022年4月、がんで亡くなった親類の老犬を引き取った。ところがその1か月後、自分ががんと診断され、保護した犬に力をもらい癒されているという。心温まる犬の話題を米ニュースメディア『Newsweek』が伝えた。
米オハイオ州アクロンに住む2児の母ローレン・メイヤーさん(Lauren Mayer)は2022年5月、血液のがんである急性リンパ性白血病と診断され、精神的に肉体的にもつらい日々を過ごしてきた。
そんなローレンさんの心の支えとなったのは、イングリッシュ・ポインターとブルー・ティック・クーンハウンドのミックス犬でメスの“ボニー(Bonnie、11)”だったそうで、愛犬についてこう語った。
「ボニーは私の状態をよく分かっているようで、がんと診断されてからはずっと、どんな時でも私に寄り添ってくれるわ。私の気分が悪ければ一緒に横になってくれるし、悲しい時にはいつも、私にキスしてくれるのよ。」
「ボニーは私にとって犬以上の存在であり、私たち家族のエンジェル犬なの。あの子は常に私の心を落ち着かせてくれるし、『苦しんでいる人のそばに寄りそうために生まれてきた』と感じるの。なぜならボニーは『私が大丈夫ではない』ということをちゃんと分かっていて、私の心に安らぎをもたらしてくれるのよ。」
実はボニーは、もともとローレンさんの夫の叔母の犬だった。ところが叔母は、ステージ4のがんと診断されて数か月後、家族みんなに見守られ静かに息を引き取った。そしてローレンさんは叔母が亡くなる前日、ずっと犬を欲しがっていた息子たちに内緒でボニーを引き取ることに決めたという。
そしてボニーと子供たちが初めて触れ合い、目をキラキラさせて興奮する様子はカメラが捉え、ローレンさんのTikTokに先月10日、こんな言葉とともに投稿された。
「この犬は神様からの贈り物。だから以前、公開した動画を再投稿する必要があったの。実はボニーは、がんで亡くなった元飼い主から引き取ってね。その時はまさか、自分がそれから1か月後にがんと診断されるなんて考えもしなかった。ボニーは私たちのエンジェル犬なのよ!」
ボニーはとても優しく、子供たちと寄り添うことが大好きで、子供たちもボニーに夢中なんだそう。また散歩好きで、全ての木の匂いを嗅ぎ、ローレンさんが行くところはどこでもついてくるそうで、ローレンさんは「ボニーは私ががんと闘う原動力になってくれているの。がんの治療は大変だけど、ボニーが私に喜びをもたらしてくれているのよ」と述べている。
そんなローレンさんは現在、がんの症状が治まった寛解の状態にあるそうで、「私のようながんの場合、治療には3年という長い時間が必要なの。だから寛解とはいえ、これからも治療は続くの」と述べつつも、「ボニーと、ボニーの無条件の愛がなければ、これまでのあらゆる困難を乗り越えることなど想像もできなかったわ!」と続けた。
ちなみにローレンさんが再投稿した動画には、「ああ。涙が止まらない。老犬を救ってくれてありがとう。あなたは亡くなった女性に安らぎを、そしてボニーには美しい第二の人生を与えたのよ」「あなたもボニーから贈り物をもらったはず。そして子供たちは望みが叶った。なんて美しい話なの!」「ボニーがあなたの家族と一緒で良かった」といったコメントが寄せられている。そしてテックインサイト編集部からもローレンさんに、がんとの闘いに負けないように応援のメッセージを送っている。
画像は『Lauren Mayer 2024年1月10日付TikTok「I had to reshare this video today because this dog has been a gift from god」』『The Dodo 2023年7月19日付X「This is the most empathetic and loyal dog ever」』『Bored Panda 2020年9月2日付「Girl Loses Her Sister To Cancer, Sister’s Dog Jet Steps In To Help Her Mourn And They Become Inseparable」(Image credits: Humans of New York)』『Anna Neary 2022年1月3日付Facebook「So long story short this beaut saves my life my harvey in 2018」』『The Dodo 2022年9月8日付「Service Dog Jumps For Joy When He Sees Mom Finally Walk Again」(IMAGE:INSTAGRAM/CHRONICALLYPERSEVERING)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
米オハイオ州アクロンに住む2児の母ローレン・メイヤーさん(Lauren Mayer)は2022年5月、血液のがんである急性リンパ性白血病と診断され、精神的に肉体的にもつらい日々を過ごしてきた。
そんなローレンさんの心の支えとなったのは、イングリッシュ・ポインターとブルー・ティック・クーンハウンドのミックス犬でメスの“ボニー(Bonnie、11)”だったそうで、愛犬についてこう語った。
「ボニーは私の状態をよく分かっているようで、がんと診断されてからはずっと、どんな時でも私に寄り添ってくれるわ。私の気分が悪ければ一緒に横になってくれるし、悲しい時にはいつも、私にキスしてくれるのよ。」
「ボニーは私にとって犬以上の存在であり、私たち家族のエンジェル犬なの。あの子は常に私の心を落ち着かせてくれるし、『苦しんでいる人のそばに寄りそうために生まれてきた』と感じるの。なぜならボニーは『私が大丈夫ではない』ということをちゃんと分かっていて、私の心に安らぎをもたらしてくれるのよ。」
実はボニーは、もともとローレンさんの夫の叔母の犬だった。ところが叔母は、ステージ4のがんと診断されて数か月後、家族みんなに見守られ静かに息を引き取った。そしてローレンさんは叔母が亡くなる前日、ずっと犬を欲しがっていた息子たちに内緒でボニーを引き取ることに決めたという。
そしてボニーと子供たちが初めて触れ合い、目をキラキラさせて興奮する様子はカメラが捉え、ローレンさんのTikTokに先月10日、こんな言葉とともに投稿された。
「この犬は神様からの贈り物。だから以前、公開した動画を再投稿する必要があったの。実はボニーは、がんで亡くなった元飼い主から引き取ってね。その時はまさか、自分がそれから1か月後にがんと診断されるなんて考えもしなかった。ボニーは私たちのエンジェル犬なのよ!」
ボニーはとても優しく、子供たちと寄り添うことが大好きで、子供たちもボニーに夢中なんだそう。また散歩好きで、全ての木の匂いを嗅ぎ、ローレンさんが行くところはどこでもついてくるそうで、ローレンさんは「ボニーは私ががんと闘う原動力になってくれているの。がんの治療は大変だけど、ボニーが私に喜びをもたらしてくれているのよ」と述べている。
そんなローレンさんは現在、がんの症状が治まった寛解の状態にあるそうで、「私のようながんの場合、治療には3年という長い時間が必要なの。だから寛解とはいえ、これからも治療は続くの」と述べつつも、「ボニーと、ボニーの無条件の愛がなければ、これまでのあらゆる困難を乗り越えることなど想像もできなかったわ!」と続けた。
ちなみにローレンさんが再投稿した動画には、「ああ。涙が止まらない。老犬を救ってくれてありがとう。あなたは亡くなった女性に安らぎを、そしてボニーには美しい第二の人生を与えたのよ」「あなたもボニーから贈り物をもらったはず。そして子供たちは望みが叶った。なんて美しい話なの!」「ボニーがあなたの家族と一緒で良かった」といったコメントが寄せられている。そしてテックインサイト編集部からもローレンさんに、がんとの闘いに負けないように応援のメッセージを送っている。
画像は『Lauren Mayer 2024年1月10日付TikTok「I had to reshare this video today because this dog has been a gift from god」』『The Dodo 2023年7月19日付X「This is the most empathetic and loyal dog ever」』『Bored Panda 2020年9月2日付「Girl Loses Her Sister To Cancer, Sister’s Dog Jet Steps In To Help Her Mourn And They Become Inseparable」(Image credits: Humans of New York)』『Anna Neary 2022年1月3日付Facebook「So long story short this beaut saves my life my harvey in 2018」』『The Dodo 2022年9月8日付「Service Dog Jumps For Joy When He Sees Mom Finally Walk Again」(IMAGE:INSTAGRAM/CHRONICALLYPERSEVERING)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)