更年期障害に悩まされるようになった39歳の女性は昨年、症状を緩和するという市販薬のハーブ(サプリメント)の摂取を始めた。ところが6週間後、女性には黄疸が現れ、白目が蛍光色の黄色のように変色したという。肝臓移植寸前だったという女性の話題を、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
米ペンシルベニア州ハリスバーグに住む4児の母アンバー・ハイムバッハさん(Amber Heimbach、39)は昨年10月、イライラや気分のムラ、 月経過多などの更年期障害の症状に苦しみ、病院で薬を処方してもらった。
ところが、それまで病気一つしてこなかったアンバーさんは「自分は健康だし、処方薬を飲むほどでもない」と考え、「副作用がないビタミンなどのサプリメントなどで治療できないか」とネットで調べてみた。
すると北米に分布するキンポウゲ科の植物「ブラックコホシュ」が、ほてりや発汗といったホットフラッシュやほかの更年期障害の症状を緩和することを知り、早速市販薬を購入した。
アンバーさんは、「ブラックコホシュは自然だし、市販されているものだから問題ないだろうと思ってね。最初はとてもよく効いたの。気分ムラも少なくなったし、よく眠れるようになったし、活力も湧いてきたの」と当時のことを振り返る。
ところが6週間後、アンバーさんは胃痛に悩まされるようになり、症状は急激に悪化した。また、皮膚や白目が黄色に変色し始めたことに気付き、その2日後に救急外来で検査を受けると「胆のうが肥大し、肝酵素が上昇している」と告げられたという。
そしてそれから1週間も経たないうちに体調は急激に悪化し、検査のために入院を迫られた。
「医師は私の体に何が起きているのかを見極めようとしていたの。それで肝臓移植の必要性について議論し、胆のうの状態についても経過観察を続けていた。ただ、最も心配していたのは肝臓だった」と明かすアンバーさん。それまでは5年に1度ほどしか病院にかかったことはなく、突然の体調不良で恐怖に襲われたという。
そこで「健康だった頃と違ったことは何か」を考え、50日前からブラックコホシュを飲み始めたことを医師に伝えたところ、「ブラックコホシュの利用は肝障害と関連している可能性がある」という研究に行きついたそうだ。
こうしてアンバーさんがブラックコホシュの摂取を止めると、肝酵素レベルは普通に戻り、無事に退院することができた。ただ、白目や皮膚は今でも黄色がかっているそうで、「肝臓移植なんてことにならなくて本当に良かった」と安堵の溜息をつく。
また、症状が酷い時には家族に「まるで蛍光ペンのよう」とか「青いカツラを付けたら? 米アニメ『ザ・シンプソンズ』のマージ・シンプソンのようだから」などと冗談で言われていたことを明かし、「ブラックコホシュの危険性について知ってもらいたい」と述べると、こう続けた。
「もしサプリメントを摂取するならば、きちんとリサーチして、医師に相談することね。私はもう二度と同じ間違いは起こさないわ!」
ちなみにこのニュースには、「かなり前から危険性は指摘されていた」「サプリメントやハーブでなく、フルーツや野菜を摂ればいいこと」「サプリメントにはほかの薬草が入っていることがあるからね。注意しないと」「安全性について分かっていないものを摂取しないこと」「あんな蛍光色の黄疸が出るなんて怖い」といったコメントが寄せられている。
なお過去には、「顔の傷跡を消したい」と3度目のレーザー治療を受けた女性が、顔に水膨れができて“チーズが溶けたピザ”のようになり注目された。ただし治療から40日後の女性の肌は、見事な進化を遂げていた。
画像は『New York Post 2024年2月2日付「I took a herbal remedy for menopause ― it left me looking like Marge Simpson and almost needing a new liver」(KennedyNews/AmberHeimbach)』『Anna 2023年3月27日付TikTok「Infected with sexiness」』『The Daily Star 2023年6月12日付「Woman left unable to walk as leg turns yellow from bite by UK’s only venomous snake」(Image: Courtesy Beau Avis / SWNS)、2023年4月21日付「Mum whose booze addiction turned eyes yellow unrecognisable after going sober」(Image: Jenna de la Cruz)』『The Sun 2022年8月8日付「BOTCHED I paid £500 to get rid of my double chin, but I was left looking like an ‘old chicken’ ― now I barely leave the house」(Credit: WNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
米ペンシルベニア州ハリスバーグに住む4児の母アンバー・ハイムバッハさん(Amber Heimbach、39)は昨年10月、イライラや気分のムラ、 月経過多などの更年期障害の症状に苦しみ、病院で薬を処方してもらった。
ところが、それまで病気一つしてこなかったアンバーさんは「自分は健康だし、処方薬を飲むほどでもない」と考え、「副作用がないビタミンなどのサプリメントなどで治療できないか」とネットで調べてみた。
すると北米に分布するキンポウゲ科の植物「ブラックコホシュ」が、ほてりや発汗といったホットフラッシュやほかの更年期障害の症状を緩和することを知り、早速市販薬を購入した。
アンバーさんは、「ブラックコホシュは自然だし、市販されているものだから問題ないだろうと思ってね。最初はとてもよく効いたの。気分ムラも少なくなったし、よく眠れるようになったし、活力も湧いてきたの」と当時のことを振り返る。
ところが6週間後、アンバーさんは胃痛に悩まされるようになり、症状は急激に悪化した。また、皮膚や白目が黄色に変色し始めたことに気付き、その2日後に救急外来で検査を受けると「胆のうが肥大し、肝酵素が上昇している」と告げられたという。
そしてそれから1週間も経たないうちに体調は急激に悪化し、検査のために入院を迫られた。
「医師は私の体に何が起きているのかを見極めようとしていたの。それで肝臓移植の必要性について議論し、胆のうの状態についても経過観察を続けていた。ただ、最も心配していたのは肝臓だった」と明かすアンバーさん。それまでは5年に1度ほどしか病院にかかったことはなく、突然の体調不良で恐怖に襲われたという。
そこで「健康だった頃と違ったことは何か」を考え、50日前からブラックコホシュを飲み始めたことを医師に伝えたところ、「ブラックコホシュの利用は肝障害と関連している可能性がある」という研究に行きついたそうだ。
こうしてアンバーさんがブラックコホシュの摂取を止めると、肝酵素レベルは普通に戻り、無事に退院することができた。ただ、白目や皮膚は今でも黄色がかっているそうで、「肝臓移植なんてことにならなくて本当に良かった」と安堵の溜息をつく。
また、症状が酷い時には家族に「まるで蛍光ペンのよう」とか「青いカツラを付けたら? 米アニメ『ザ・シンプソンズ』のマージ・シンプソンのようだから」などと冗談で言われていたことを明かし、「ブラックコホシュの危険性について知ってもらいたい」と述べると、こう続けた。
「もしサプリメントを摂取するならば、きちんとリサーチして、医師に相談することね。私はもう二度と同じ間違いは起こさないわ!」
ちなみにこのニュースには、「かなり前から危険性は指摘されていた」「サプリメントやハーブでなく、フルーツや野菜を摂ればいいこと」「サプリメントにはほかの薬草が入っていることがあるからね。注意しないと」「安全性について分かっていないものを摂取しないこと」「あんな蛍光色の黄疸が出るなんて怖い」といったコメントが寄せられている。
なお過去には、「顔の傷跡を消したい」と3度目のレーザー治療を受けた女性が、顔に水膨れができて“チーズが溶けたピザ”のようになり注目された。ただし治療から40日後の女性の肌は、見事な進化を遂げていた。
画像は『New York Post 2024年2月2日付「I took a herbal remedy for menopause ― it left me looking like Marge Simpson and almost needing a new liver」(KennedyNews/AmberHeimbach)』『Anna 2023年3月27日付TikTok「Infected with sexiness」』『The Daily Star 2023年6月12日付「Woman left unable to walk as leg turns yellow from bite by UK’s only venomous snake」(Image: Courtesy Beau Avis / SWNS)、2023年4月21日付「Mum whose booze addiction turned eyes yellow unrecognisable after going sober」(Image: Jenna de la Cruz)』『The Sun 2022年8月8日付「BOTCHED I paid £500 to get rid of my double chin, but I was left looking like an ‘old chicken’ ― now I barely leave the house」(Credit: WNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)