エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配が、メーガン妃に悪意ある愛称をつけていたという話題が浮上した。英王室に関する新たな伝記本によると、生前の王配は女王に対し、王室入りしたメーガン妃を用心するように忠告していたという。王配はメーガン妃がウォリス・シンプソン夫人に不気味なほど類似していると感じ、辛辣な愛称で呼び始めたそうだ。
英王室伝記作家イングリッド・スワード氏による新たな伝記本『My Mother And I』が、現地時間15日に出版される。同著は、チャールズ国王とエリザベス女王の親子関係を描いた作品だ。
出版に先立ち英メディア『Daily Mail Online』が現地時間2日、同著の一部を掲載した。その中で、エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配がメーガン妃に警戒心を抱いていたことから、皮肉たっぷりの冷酷な愛称をつけたことを明かしている。
イングリッド氏は生前のフィリップ王配について、王室入りしたばかりのメーガン妃が目的を達成するために行っていた“魅力的な攻勢”を警戒した「数少ない一人だった」と記している。
そして同著では、王配がメーガン妃のことを“D.o.W”という愛称で呼んでいたことが暴露されているのだ。
“D.o.W”とは、当時の国王エドワード8世と結婚したウォリス・シンプソン夫人に与えられた称号“Duchess of Windsor(ウィンザー公爵夫人)”を省略したものだ。
エドワード8世は2度の離婚歴がある米ソーシャライトのウォリス夫人と結婚するため、1936年に国王の座から退位した。2人の関係は「王冠をかけた恋」と呼ばれ、今も語り継がれている。
平民だったウォリス夫人は若い頃「金持ちの男性と結婚するのが夢」と語っていたと言われ、船舶仲介会社社長のアーネスト・シンプソン氏と2度目の結婚後、社交界と繋がりを持った。その後、エドワード8世と不倫関係になるも、同じく愛人がいたアーネスト氏の不貞を理由に離婚。エドワード8世がウォリス夫人と結婚したいことを国民に伝えようとすると、当時の英首相スタンリー・ボールドウィン氏は「立憲君主制への重大違反となる」と猛反対した。この結果、エドワード8世は退位を表明すると、英メディアがウォリス夫人を猛批判。2人はフランスに避難して結婚し、そのまま移住した。
同著では、フィリップ王配がメーガン妃とウォリス夫人の類似点を見出したことから、エリザベス女王にある警告をしていたことが次のように綴られている。
「女王がヘンリーの新しい恋を支持し続ける一方、彼は妻に用心するよう警告した。メーガン妃がウィンザー公爵夫人を思い出させるのは、不気味なことだと伝えた。」
「彼はただ単に、2人が鉛筆のようにスリムで、黒髪のグラマラスな米国人の離婚経験者だったという事実を指していただけではない。彼の辛辣な発言の根底には、豊富な意味が隠されていたのだ。」
イングリッド氏は同著で、メーガン妃が英連邦国のために何かを成し遂げるという大きな期待を抱いていたエリザベス女王に対して、フィリップ王配は「メーガン妃に対する考えを変える様子はなかった」と主張している。
そんな王配は、メーガン妃がウォリス夫人に似ていると感じた瞬間から妃のことを“D.o.W”と呼び始めたそうだ。
イングリッド氏は、夫が悪意ある愛称をつけたことに対するエリザベス女王の反応について、「その意味を完全に理解していただろう」と記している。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年6月27日付Instagram「TRH The Duke and Duchess of Sussex are excited to announce that they have been asked to carry out a tour to Southern Africa this autumn.」』『The Royal Family 2019年11月20日付Instagram「Happy 72nd Wedding Anniversary to The Queen and The Duke of Edinburgh, who were married on this day in Westminster Abbey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
英王室伝記作家イングリッド・スワード氏による新たな伝記本『My Mother And I』が、現地時間15日に出版される。同著は、チャールズ国王とエリザベス女王の親子関係を描いた作品だ。
出版に先立ち英メディア『Daily Mail Online』が現地時間2日、同著の一部を掲載した。その中で、エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配がメーガン妃に警戒心を抱いていたことから、皮肉たっぷりの冷酷な愛称をつけたことを明かしている。
イングリッド氏は生前のフィリップ王配について、王室入りしたばかりのメーガン妃が目的を達成するために行っていた“魅力的な攻勢”を警戒した「数少ない一人だった」と記している。
そして同著では、王配がメーガン妃のことを“D.o.W”という愛称で呼んでいたことが暴露されているのだ。
“D.o.W”とは、当時の国王エドワード8世と結婚したウォリス・シンプソン夫人に与えられた称号“Duchess of Windsor(ウィンザー公爵夫人)”を省略したものだ。
エドワード8世は2度の離婚歴がある米ソーシャライトのウォリス夫人と結婚するため、1936年に国王の座から退位した。2人の関係は「王冠をかけた恋」と呼ばれ、今も語り継がれている。
平民だったウォリス夫人は若い頃「金持ちの男性と結婚するのが夢」と語っていたと言われ、船舶仲介会社社長のアーネスト・シンプソン氏と2度目の結婚後、社交界と繋がりを持った。その後、エドワード8世と不倫関係になるも、同じく愛人がいたアーネスト氏の不貞を理由に離婚。エドワード8世がウォリス夫人と結婚したいことを国民に伝えようとすると、当時の英首相スタンリー・ボールドウィン氏は「立憲君主制への重大違反となる」と猛反対した。この結果、エドワード8世は退位を表明すると、英メディアがウォリス夫人を猛批判。2人はフランスに避難して結婚し、そのまま移住した。
同著では、フィリップ王配がメーガン妃とウォリス夫人の類似点を見出したことから、エリザベス女王にある警告をしていたことが次のように綴られている。
「女王がヘンリーの新しい恋を支持し続ける一方、彼は妻に用心するよう警告した。メーガン妃がウィンザー公爵夫人を思い出させるのは、不気味なことだと伝えた。」
「彼はただ単に、2人が鉛筆のようにスリムで、黒髪のグラマラスな米国人の離婚経験者だったという事実を指していただけではない。彼の辛辣な発言の根底には、豊富な意味が隠されていたのだ。」
イングリッド氏は同著で、メーガン妃が英連邦国のために何かを成し遂げるという大きな期待を抱いていたエリザベス女王に対して、フィリップ王配は「メーガン妃に対する考えを変える様子はなかった」と主張している。
そんな王配は、メーガン妃がウォリス夫人に似ていると感じた瞬間から妃のことを“D.o.W”と呼び始めたそうだ。
イングリッド氏は、夫が悪意ある愛称をつけたことに対するエリザベス女王の反応について、「その意味を完全に理解していただろう」と記している。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年6月27日付Instagram「TRH The Duke and Duchess of Sussex are excited to announce that they have been asked to carry out a tour to Southern Africa this autumn.」』『The Royal Family 2019年11月20日付Instagram「Happy 72nd Wedding Anniversary to The Queen and The Duke of Edinburgh, who were married on this day in Westminster Abbey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)