チャールズ国王ががんと診断されたことを発表して以来、初めて公の場に姿を現した。国王は急遽帰国したヘンリー王子とロンドンの自宅クラレンス・ハウスで短い再会を果たした後、カミラ王妃とともに公用車に乗る姿が目撃された。スーツ姿の国王は集まった人々に笑顔で手を振り、元気な様子を見せていた。また、国王の発表を受けて、国内外の政界からは続々とお見舞いのメッセージが発せられた。
バッキンガム宮殿は現地時間5日に声明文を発表し、チャールズ国王ががんと診断されたことを発表した。
国王は同日午前、英ノーフォーク州にあるサンドリンガムの邸宅からロンドンに戻り、直ちに定期的な治療を開始。その後、ロンドンの自宅クラレンス・ハウスに戻った。国王は入院せず、外来患者として治療を受けるとみられている。
そして翌6日朝には、アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンさんの娘であるベアトリス王女が、夫エドアルド・マペッリ・モッツィ氏とともに車両でクラレンス・ハウスを出る姿が目撃された。夫妻はこの日、叔父である国王の見舞いに訪れたようだ。
ベアトリス王女の母セーラさんは昨年6月に乳がんの手術を受け、今年1月には皮膚がんと診断されたことを発表したばかりだ。
ヘンリー王子は国王から電話で診断結果を知らされた後、移住先の米カリフォルニア州を急遽出発。6日午後1時前には、英ヒースロー空港に到着した。王子は午後2時45分にクラレンス・ハウスに着くと、父と久しぶりの再会を果たした。
しかし親子の対面は1時間にも満たず、午後3時35分過ぎにはチャールズ国王とカミラ王妃が公用車の後部座席に座り、邸宅を後にする姿が目撃された。国王が公の場に姿を現すのは、がんの診断が発表されて以来初めてとなる。
現地メディアが掲載した写真では、国王はいつものようにネクタイを締めたスーツ姿で、車窓の外を見ながら笑顔で手を振っていた。
この後、国王と王妃はバッキンガム宮殿からヘリコプターに乗り、午後4時20分頃には英ノーフォーク州にあるサンドリンガムの邸宅に到着した。
バッキンガム宮殿の発表を受け、リシ・スナク英首相は自身のXで「陛下の完全かつ迅速な回復を祈っています。すぐに全快されると信じており、国中が陛下の回復を祈っていることでしょう」と記した。
また、ボリス・ジョンソン元首相が自身のXで「今日は、国全体が国王を応援しています」と励ましたほか、リズ・トラス前首相も自身のXで「国王陛下ががんの治療を受けることになり、陛下と王族のみなさまにお見舞いを申し上げます。我々は国王への思いと祈りを捧げています。神よ、国王を守りたまえ!」と綴った。
ジョー・バイデン米大統領はロサンゼルスで報道陣からの問いかけに対し、チャールズ国王のニュースを「知ったばかりです」と言うと、「心配しています。神のご意志により、近いうちに国王と話をしたい」と付け加えた。
ドナルド・トランプ前大統領はSNS「Truth」の自身のアカウントで、「国王は素晴らしい人物だ。我々は皆、国王の一日も早い全快を祈っている」と記した。
The King has been seen arriving at Buckingham Palace with the Queen and is believed to have been heading to Sandringham by helicopter.https://t.co/kafMh5MZ6y pic.twitter.com/ElO1ndtVCR— Sky News (@SkyNews) February 6, 2024
画像は『The Royal Family 2023年12月14日付Instagram「The King has visited the Royal Courts of Justice to celebrate the work of the judiciary and its commitment to the rule of law.」』『Sky News 2024年2月6日付X「BREAKING: The King has been seen for the first time since his cancer diagnosis was disclosed.」「Helicopter takes off from Buckingham Palace as King heads to Sandringham.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
バッキンガム宮殿は現地時間5日に声明文を発表し、チャールズ国王ががんと診断されたことを発表した。
国王は同日午前、英ノーフォーク州にあるサンドリンガムの邸宅からロンドンに戻り、直ちに定期的な治療を開始。その後、ロンドンの自宅クラレンス・ハウスに戻った。国王は入院せず、外来患者として治療を受けるとみられている。
そして翌6日朝には、アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンさんの娘であるベアトリス王女が、夫エドアルド・マペッリ・モッツィ氏とともに車両でクラレンス・ハウスを出る姿が目撃された。夫妻はこの日、叔父である国王の見舞いに訪れたようだ。
ベアトリス王女の母セーラさんは昨年6月に乳がんの手術を受け、今年1月には皮膚がんと診断されたことを発表したばかりだ。
ヘンリー王子は国王から電話で診断結果を知らされた後、移住先の米カリフォルニア州を急遽出発。6日午後1時前には、英ヒースロー空港に到着した。王子は午後2時45分にクラレンス・ハウスに着くと、父と久しぶりの再会を果たした。
しかし親子の対面は1時間にも満たず、午後3時35分過ぎにはチャールズ国王とカミラ王妃が公用車の後部座席に座り、邸宅を後にする姿が目撃された。国王が公の場に姿を現すのは、がんの診断が発表されて以来初めてとなる。
現地メディアが掲載した写真では、国王はいつものようにネクタイを締めたスーツ姿で、車窓の外を見ながら笑顔で手を振っていた。
この後、国王と王妃はバッキンガム宮殿からヘリコプターに乗り、午後4時20分頃には英ノーフォーク州にあるサンドリンガムの邸宅に到着した。
バッキンガム宮殿の発表を受け、リシ・スナク英首相は自身のXで「陛下の完全かつ迅速な回復を祈っています。すぐに全快されると信じており、国中が陛下の回復を祈っていることでしょう」と記した。
また、ボリス・ジョンソン元首相が自身のXで「今日は、国全体が国王を応援しています」と励ましたほか、リズ・トラス前首相も自身のXで「国王陛下ががんの治療を受けることになり、陛下と王族のみなさまにお見舞いを申し上げます。我々は国王への思いと祈りを捧げています。神よ、国王を守りたまえ!」と綴った。
ジョー・バイデン米大統領はロサンゼルスで報道陣からの問いかけに対し、チャールズ国王のニュースを「知ったばかりです」と言うと、「心配しています。神のご意志により、近いうちに国王と話をしたい」と付け加えた。
ドナルド・トランプ前大統領はSNS「Truth」の自身のアカウントで、「国王は素晴らしい人物だ。我々は皆、国王の一日も早い全快を祈っている」と記した。
The King has been seen arriving at Buckingham Palace with the Queen and is believed to have been heading to Sandringham by helicopter.https://t.co/kafMh5MZ6y pic.twitter.com/ElO1ndtVCR— Sky News (@SkyNews) February 6, 2024
画像は『The Royal Family 2023年12月14日付Instagram「The King has visited the Royal Courts of Justice to celebrate the work of the judiciary and its commitment to the rule of law.」』『Sky News 2024年2月6日付X「BREAKING: The King has been seen for the first time since his cancer diagnosis was disclosed.」「Helicopter takes off from Buckingham Palace as King heads to Sandringham.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)