Infoseek 楽天

【イタすぎるセレブ達】チャールズ国王、がん治療は「最高のケアを受けることになる」と英紙報道

TechinsightJapan 2024年2月11日 14時18分

チャールズ国王(75)ががんと診断され、直ちに計画的な治療を開始したことが発表された。国王のがんの種類や治療方法などについては公表されていないが、ある関係者は現地紙の取材に応じ、「国王は最高のケアを受けることになるでしょう」と明かした。一方、王室の医療部門責任者は信仰療法や薬草療法の支持者であるため、2022年に就任した際には「不適切だ」と批判の声があがっていた。

バッキンガム宮殿は現地時間5日に声明文を発表し、チャールズ国王ががんと診断されたため、同日に定期的な治療を開始したと伝えた。

国王は治療後にロンドンの自宅クラレンス・ハウスに戻り、6日には米国から急遽帰国したヘンリー王子と短時間の対面を果たした。その直後、英ノーフォーク州にあるサンドリンガムの別宅にヘリコプターで移動した。

宮殿は、チャールズ国王のがんの種類や治療方法、期間、病院などの詳細については公表していない。

英紙『The Mirror』によると、ある王室関係者は国王が受ける治療について「チャールズ国王は最高の手に委ねられ、最高のケアを受けることになるでしょう」と語ったという。

そして、「誰もが彼のために祈り、国王としての時間を楽しめるよう、回復するのを望んでいます。このタイミングはとても不公平に思えますが、皆が彼を支え、元気を与えています。彼の多くの友人が、国王のすべての行いに感謝しています」と付け加えている。

同紙によると、国王は週に一度ロンドンの自宅クラレンス・ハウスに戻り、高度で専門的な病院で外来患者として治療を受けるという。治療のない日は英ノーフォーク州のサンドリンガムにある別宅に戻り、療養生活を送るとみられている。

毎週水曜日には、バッキンガム宮殿で国王とリシ・スナク英首相との週一回の謁見が行われている。国王の診断を受けてスナク首相の広報担当者は、今後の謁見は電話で行うことで宮殿側と合意したと発表した。

私生活のチャールズ国王は十分な運動を行い、健康的な生活を送ってきた。昼食を抜くことが多く、週に2日は肉類や魚類を食べず、週1回は乳製品を摂らないなど、食事にこだわりがあることでも有名だ。

夜にマティーニを2杯嗜むそうだが、それ以外はほとんどお酒を飲まず、タバコも吸わない。

また、長年にわたり持続可能な有機農業を支持しており、二酸化炭素排出量を減少する食生活を実践しているとも言われている。

王室の医療部門(Medical Household)は24時間体制のスタッフで構成されており、2022年にはNHS(国民保健サービス)の医師として約50年勤務したマイケル・ディクソン医師(71)が責任者に就任した。国王の健康状態を管理するため、ケニア訪問やドイツ訪問にも同行した。

しかし、ディクソン医師は信仰療法や薬草療法の支持者であることから、当初、学者や運動家らは王室が彼を任命したことを「不適切だ」と批判していた。

こういった声に対してバッキンガム宮殿は声明を発表し、このように説明した。

「ディクソン医師は、ホメオパシーががんを治せるとは考えていません。彼の立場は、安全で適切でありエビデンスに基づくものであれば、補完療法は従来の治療と並行して行うことができるというものです。」

画像は『The Royal Family Instagram「The King is pictured in the Centre Room at Buckingham Palace during the filming of this year’s Christmas Broadcast.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

この記事の関連ニュース