商品が安く購入できる海外通販サイトは日本でも人気だが、届いた商品を使用する前に十分注意する必要がありそうだ。アメリカのある女性は、激安価格で商品を取り扱うオンラインマーケットプレイス「Temu(テム)」で購入したシューズを履き、足に大きな切り傷を負ってしまった。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米フロリダ州在住のリアン・マーレイさん(Leanne Marley、49)は、中国発のオンラインマーケットプレイス「Temu」が販売する冬用のシューズで大怪我をした。シューズはリアンさんの母親スエレン・テイラーさん(Suellen Taylor、79)が12ドル(約1800円)で購入したものだが、サイズが合わなかったためリアンさんに譲ったそうだ。
リアンさんは数回ほどシューズを履いたが、いつも内側から足の側面に何かが突き刺さる感覚があり、「ステッカーかタグのせいだろう」と思っていたという。ところが昨年12月19日に再びシューズを履いたところ、右足に大きな切り傷を負った。
どうやらシューズの内側にあるハトメ(紐を通すための小さな穴)の金具が、十分に留められていなかったせいか、金属が飛び出て鋲のようになっていたため、彼女の足は小指の付け根から足首のあたりまでカミソリで切ったような裂傷ができてしまった。リアンさんは、当時のことをこう振り返っている。
「私の足は流血していました。普通、ハトメは裏側がカバーで覆われているのですが、見てみると荒々しく切り込みがあって、まるでカミソリのようだったんです。」
その後、リアンさんは病院へ向かい、足を14針も縫うこととなった。治療費は2200ドル(約33万円)で幸いにも保険で支払うことができたものの、看護師をしている彼女は怪我のせいで立っていられず仕事を失ってしまったという。
そして治療から2週間後に抜糸することができたが、「傷跡は一生残るだろう」とリアンさんは主張している。後日、彼女は怪我についてTemuに報告し、「同商品をサイトから削除してください」と訴えたが、Temuからは「請求書番号が必要です。その番号が不明の場合は購入履歴が確認できないため、何の対応もできません」と言われたそうだ。
Temu側に意見を聞き入れてもらえなかったリアンさんは数日後、商品レビューに裂傷を負った足の写真とシューズのハトメの写真を投稿し、1つ星をつけて他の購入者に注意を促すことにした。
これが功をなしたのか、Temu側は今回の件について調査を開始し、同じ商品の販売を停止したようだ。Temuの広報担当者は次のようにコメントしている。
「提供されたスクリーンショットとその他の情報を確認し、我々はシューズの出店企業を特定して商品を削除しました。また、テイラーさんと積極的に連絡を取り合い、この問題に対処するために出店企業と緊密に協力していく所存です。」
一方、リアンさんは人々に対してこのように注意を促した。
「もしTemuでこのシューズを買ったのなら、捨ててください。私はもう二度とTemuでの買い物はしません。お金を節約したいと思ってここで買い物をするのは理解できますが、長期的に考えるとそれは割に合いません。」
なお現在のTemuには、リアンさんが怪我をしたシューズと似たデザインの商品がいくつか販売されている。
画像は『New York Post 「Temu customer’s foot sliced open by ‘razor sharp’ stud found in new $12 boots, left to pay thousands in medical bills」(Kennedy News & Media)、「My online shopping order went very wrong ― ‘I’ve never laughed so hard’」(Facebook / Kmart Hacks and Decor)』『The US Sun 「WRONG FOOT I loved my £4 Vinted trainers until I broke out in a horrific rash after tiny mites burrowed into my skin and laid eggs」(Credit: Kennedy News)』『Metro 「Dog lovers tricked into buying steroid-filled ferrets instead of poodles」(Picture: YouTube)』『Brownells 「Designer accidentally creates a VERY rude Christmas jumper with phallic design」(Wholesale Clearance UK)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
米フロリダ州在住のリアン・マーレイさん(Leanne Marley、49)は、中国発のオンラインマーケットプレイス「Temu」が販売する冬用のシューズで大怪我をした。シューズはリアンさんの母親スエレン・テイラーさん(Suellen Taylor、79)が12ドル(約1800円)で購入したものだが、サイズが合わなかったためリアンさんに譲ったそうだ。
リアンさんは数回ほどシューズを履いたが、いつも内側から足の側面に何かが突き刺さる感覚があり、「ステッカーかタグのせいだろう」と思っていたという。ところが昨年12月19日に再びシューズを履いたところ、右足に大きな切り傷を負った。
どうやらシューズの内側にあるハトメ(紐を通すための小さな穴)の金具が、十分に留められていなかったせいか、金属が飛び出て鋲のようになっていたため、彼女の足は小指の付け根から足首のあたりまでカミソリで切ったような裂傷ができてしまった。リアンさんは、当時のことをこう振り返っている。
「私の足は流血していました。普通、ハトメは裏側がカバーで覆われているのですが、見てみると荒々しく切り込みがあって、まるでカミソリのようだったんです。」
その後、リアンさんは病院へ向かい、足を14針も縫うこととなった。治療費は2200ドル(約33万円)で幸いにも保険で支払うことができたものの、看護師をしている彼女は怪我のせいで立っていられず仕事を失ってしまったという。
そして治療から2週間後に抜糸することができたが、「傷跡は一生残るだろう」とリアンさんは主張している。後日、彼女は怪我についてTemuに報告し、「同商品をサイトから削除してください」と訴えたが、Temuからは「請求書番号が必要です。その番号が不明の場合は購入履歴が確認できないため、何の対応もできません」と言われたそうだ。
Temu側に意見を聞き入れてもらえなかったリアンさんは数日後、商品レビューに裂傷を負った足の写真とシューズのハトメの写真を投稿し、1つ星をつけて他の購入者に注意を促すことにした。
これが功をなしたのか、Temu側は今回の件について調査を開始し、同じ商品の販売を停止したようだ。Temuの広報担当者は次のようにコメントしている。
「提供されたスクリーンショットとその他の情報を確認し、我々はシューズの出店企業を特定して商品を削除しました。また、テイラーさんと積極的に連絡を取り合い、この問題に対処するために出店企業と緊密に協力していく所存です。」
一方、リアンさんは人々に対してこのように注意を促した。
「もしTemuでこのシューズを買ったのなら、捨ててください。私はもう二度とTemuでの買い物はしません。お金を節約したいと思ってここで買い物をするのは理解できますが、長期的に考えるとそれは割に合いません。」
なお現在のTemuには、リアンさんが怪我をしたシューズと似たデザインの商品がいくつか販売されている。
画像は『New York Post 「Temu customer’s foot sliced open by ‘razor sharp’ stud found in new $12 boots, left to pay thousands in medical bills」(Kennedy News & Media)、「My online shopping order went very wrong ― ‘I’ve never laughed so hard’」(Facebook / Kmart Hacks and Decor)』『The US Sun 「WRONG FOOT I loved my £4 Vinted trainers until I broke out in a horrific rash after tiny mites burrowed into my skin and laid eggs」(Credit: Kennedy News)』『Metro 「Dog lovers tricked into buying steroid-filled ferrets instead of poodles」(Picture: YouTube)』『Brownells 「Designer accidentally creates a VERY rude Christmas jumper with phallic design」(Wholesale Clearance UK)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)