ブラジル在住の栄養士の女性(27)は昨年12月、歯科医院でリップフィラーの施術を受け、激痛や腫れといったアレルギー反応に襲われた。しかし医師らは、不安を訴えて再訪した女性を「問題ない」と相手にせず、女性はその後、窒息の危機に襲われたという。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えた。
バーバラ・マルティニアーノさん(Barbara Martiniano、27)は昨年12月、ブラジル北東部パライバ州ジョアン・ペソアの歯科医院でリップフィラーの施術を受けた。
リップフィラー後のふっくらした唇をSNSで披露するインフルエンサーに憧れを抱いたことがきっかけで、ネットでリサーチし、その日のうちに「高品質のヒアルロン酸を使用」と謳う歯科医のもとを訪れた。
バーバラさんは「まさかリップフィラーで問題が起きることはないだろう」と高を括っていたが、施術から24時間後、唇がズキズキと痛み始めたそうで、当時のことをこのように語った。
「施術した歯科医には『ヒアルロン酸を注入した個所に少しだけ痛みが出る』と言われたの。だから痛みはそのうち消えるだろうと思っていたわ。でもその後の3日間で痛みはどんどん酷くなり、痛み止めなしではいられなくなった。それで『これほどの鎮静剤を飲んだことがない』というほど大量の薬を服用したけど痛みは引かず、再び病院に足を運んだの。」
ところがその日は担当医師が休みで、別の医師に診てもらった。その医師はバーバラさんの口に触れることさえなかったそうで、「問題ない。腫れも痛みもそのうち引くから」と言われて帰宅した。しかしその晩、痛みはさらに激しくなり、バーバラさんは心配になって審美的歯科治療を専門にする歯科医の友人に連絡を取った。
バーバラさんはその後のことをこのように明かしている。
「友人の歯科医には『それは尋常でない』と言われてね。血流を測定したところ、血流が確認できなかったの。それで『このままでは患部が壊死してしまうのでは』と不安になり、最初の歯科医院に戻ったの。するとそこで初めて、ヒアルロン酸を解かす酵素である溶解剤を注入されたのよ。」
「そして車で帰宅途中、歯科医から『抗アレルギー剤を服用するように』とメールでアドバイスを受けたわ。でも服用量は書かれていなくてね。そのうち私の唇は手に負えないほど腫れあがり、呼吸をするのも苦しくなって、そのまま救急外来に直行したの。」
バーバラさんはこの時、薬剤によるアレルギー反応で喉の奥が腫れ、気道が塞がれて窒息死する恐れがあり、患部の腫れを鎮める副腎皮質ホルモンなどを静脈内に注射され、命を救われた。
こうして昨年のクリスマスから年始にかけて、バーバラさんは唇の皮がむけた“おぞましい”状態で過ごさなければならず、当時は「唇が元に戻ることはあるのだろうか」と不安で仕方がなかったという。
バーバラさんは昨年12月25日、TikTokに唇が腫れた時の動画を投稿しており、歯科医院はこれが拡散して初めて「費用を補償するから」と連絡してきたそうだ。それでも命の危機を経験したバーバラさんの怒りは収まらず、同医院を相手に訴訟を起こすことも考えているという。
なお、バーバラさんのTikTokの最近の投稿を見ると唇は回復したようで、テックインサイト編集部では「その後、歯科医院と話し合いはできたのか」「訴訟はあるのか」などについて質問を投げかけている。
ちなみに過去には同様のケースが何度も起きており、昨年にはアメリカで、26歳の女性がフィラー(ヒアルロン酸)を溶解する施術を受けたところ、直後から唇が大きく腫れ上がり、人間離れしたモンスターのようになり注目されていた。
そしてバーバラさんのニュースには、「リップフィラーなしでも十分可愛いのに」「アレルギーテストは受けなかったの?」「まるでアヒル」「インフルエンサーの影響でリップフィラーをするなんて、悲しいこと」「全く同情しない」「命に別状がなくて何より」といったコメントが寄せられている。
画像は『barbara_martiniano TikTok、TikTok「Respondendo a @Dr.DaviBotelho」』『samiiibabyyy TikTok「Come with me on this journey friends」』『Courtney Bell TikTok』『Jessica Cailey Burko TikTok「#fyp #cosmeticnightmares」』『MARY TikTok「#ukraine」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
バーバラ・マルティニアーノさん(Barbara Martiniano、27)は昨年12月、ブラジル北東部パライバ州ジョアン・ペソアの歯科医院でリップフィラーの施術を受けた。
リップフィラー後のふっくらした唇をSNSで披露するインフルエンサーに憧れを抱いたことがきっかけで、ネットでリサーチし、その日のうちに「高品質のヒアルロン酸を使用」と謳う歯科医のもとを訪れた。
バーバラさんは「まさかリップフィラーで問題が起きることはないだろう」と高を括っていたが、施術から24時間後、唇がズキズキと痛み始めたそうで、当時のことをこのように語った。
「施術した歯科医には『ヒアルロン酸を注入した個所に少しだけ痛みが出る』と言われたの。だから痛みはそのうち消えるだろうと思っていたわ。でもその後の3日間で痛みはどんどん酷くなり、痛み止めなしではいられなくなった。それで『これほどの鎮静剤を飲んだことがない』というほど大量の薬を服用したけど痛みは引かず、再び病院に足を運んだの。」
ところがその日は担当医師が休みで、別の医師に診てもらった。その医師はバーバラさんの口に触れることさえなかったそうで、「問題ない。腫れも痛みもそのうち引くから」と言われて帰宅した。しかしその晩、痛みはさらに激しくなり、バーバラさんは心配になって審美的歯科治療を専門にする歯科医の友人に連絡を取った。
バーバラさんはその後のことをこのように明かしている。
「友人の歯科医には『それは尋常でない』と言われてね。血流を測定したところ、血流が確認できなかったの。それで『このままでは患部が壊死してしまうのでは』と不安になり、最初の歯科医院に戻ったの。するとそこで初めて、ヒアルロン酸を解かす酵素である溶解剤を注入されたのよ。」
「そして車で帰宅途中、歯科医から『抗アレルギー剤を服用するように』とメールでアドバイスを受けたわ。でも服用量は書かれていなくてね。そのうち私の唇は手に負えないほど腫れあがり、呼吸をするのも苦しくなって、そのまま救急外来に直行したの。」
バーバラさんはこの時、薬剤によるアレルギー反応で喉の奥が腫れ、気道が塞がれて窒息死する恐れがあり、患部の腫れを鎮める副腎皮質ホルモンなどを静脈内に注射され、命を救われた。
こうして昨年のクリスマスから年始にかけて、バーバラさんは唇の皮がむけた“おぞましい”状態で過ごさなければならず、当時は「唇が元に戻ることはあるのだろうか」と不安で仕方がなかったという。
バーバラさんは昨年12月25日、TikTokに唇が腫れた時の動画を投稿しており、歯科医院はこれが拡散して初めて「費用を補償するから」と連絡してきたそうだ。それでも命の危機を経験したバーバラさんの怒りは収まらず、同医院を相手に訴訟を起こすことも考えているという。
なお、バーバラさんのTikTokの最近の投稿を見ると唇は回復したようで、テックインサイト編集部では「その後、歯科医院と話し合いはできたのか」「訴訟はあるのか」などについて質問を投げかけている。
ちなみに過去には同様のケースが何度も起きており、昨年にはアメリカで、26歳の女性がフィラー(ヒアルロン酸)を溶解する施術を受けたところ、直後から唇が大きく腫れ上がり、人間離れしたモンスターのようになり注目されていた。
そしてバーバラさんのニュースには、「リップフィラーなしでも十分可愛いのに」「アレルギーテストは受けなかったの?」「まるでアヒル」「インフルエンサーの影響でリップフィラーをするなんて、悲しいこと」「全く同情しない」「命に別状がなくて何より」といったコメントが寄せられている。
画像は『barbara_martiniano TikTok、TikTok「Respondendo a @Dr.DaviBotelho」』『samiiibabyyy TikTok「Come with me on this journey friends」』『Courtney Bell TikTok』『Jessica Cailey Burko TikTok「#fyp #cosmeticnightmares」』『MARY TikTok「#ukraine」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)