メリル・ストリープ(74)が、映画『プラダを着た悪魔』で共演したアン・ハサウェイ(41)、エミリー・ブラント(41)と再会し、「SAGアワード」授賞式のステージに登場した。笑顔で現れたメリルは、いきなりマイクにぶつかると「眼鏡を忘れた」と言うなどコミカルな姿を見せた。さらにアンとエミリーは、メリルが映画で放った皮肉たっぷりのセリフを本人に向かって復唱する場面もあった。これにメリルは焦り出し、会場では大きな笑いが巻き起こった。
米カリフォルニア州ロサンゼルスにある「シュライン・オーデイトリアム」で現地時間24日、第30回「SAGアワード(Screen Actors Guild Awards/全米映画俳優組合賞)」が開催された。
授賞式の幕開けは、2006年公開の映画『プラダを着た悪魔』で共演した、メリル・ストリープとアン・ハサウェイ、エミリー・ブラントが久しぶりの再会を果たす場面から始まった。
同作では、メリルがファッション誌「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリー役を務めた。アンは編集長の新人アシスタント、アンドレア・サックス(通称アンディ)を、エミリーはミランダの第一アシスタント、エミリー・チャールトンを演じた。
授賞式が始まると、コメディ部門の主演男優賞を発表するため、メリルが最初のプレゼンターとしてステージに現れた。彼女は笑顔で観客の前に立ったものの、いきなりスタンドマイクに身体をぶつけてしまったのだ。
メリルは、笑いながら「2つのことを忘れてきたわ。明らかに、一つは眼鏡よ」とジョークを放った。そして「封筒もよ」と、受賞者の名前を記したカードが入った大切な封筒を忘れたことも伝えたのだ。
すると脇から封筒を持ったエミリーが現れ、もう片方の脇からは眼鏡を持ったアンが登場した。メリルは2人から忘れ物を受け取ると、それぞれにハグとキスをして「ありがとう」と礼を言った。
メリルは眼鏡をかけると、「これは古くからある疑問です。どこまでがキャラクターで、どこからが俳優なのかしら」と質問を投げかけた。
エミリーが「そうね。今見たように、メリルとミランダ・プリーストリーは双子みたいなものでしょう?」と答えると、メリルは笑いながら「私はミランダ・プリーストリーのような人とは、全く違うと思うわよ」と反論した。
すると隣からアンが身体を乗り出し、「いいのよ。今のは質問じゃないんだから」とメリルの返事を遮ったのだ。
このセリフは『プラダを着た悪魔』の劇中で、ミランダが面接に来たアンディに対して放った、皮肉たっぷりの一言だ。
アンが懐かしいセリフを復唱すると、会場では笑いが巻き起こった。メリルは、ツンとすました顔で立つアンを睨みつけて「こいつ、何様?」といった表情をしている。
しばらくすると、アンは待ちくたびれたのか「受賞者を発表してください」と伝えると、メリルはゆっくりと封筒を開け始めた。
その様子を見ていたエミリーは「氷河の流れみたいに遅いわね。鳥肌が立つわ!」と、またもや映画でミランダがアンディに放った嫌味たっぷりのセリフを放ったのだ。
その後、メリルは焦ってカードを取り出すと、眼鏡を横にずらし、ジェレミー・アレン・ホワイトが受賞したことを発表した。
3人によるコミカルなスピーチの動画が公開されると、多くのファンは泣き笑いの絵文字で反応したほか、「素晴らしい!」「なんという瞬間!」と感激する声や、このようなコメントが見られた。
「プラダのガウンを着たメリル、セルリアン・ブルー色のドレスを着たアン、ミランダのセリフを言うエミリーのエネルギー。アイコニック。また涙が出てきた。ありがとう。愛してるわ、女王様達。」
「ずっと笑いが止まらなかった!」
「メリルがマイクにぶつかる演技は、アカデミー賞を受賞すべきだ。」
この日、メリルが着ていたのは「プラダ」による透けるブラウンのドレスだ。アンは『プラダを着た悪魔』へのオマージュを込めた「アトリエ ヴェルサーチェ」のブルーのドレスを纏っていた。
エミリーは「ルイ・ヴィトン」による真っ赤なドレスを着用していた。なお授賞式でエミリーは、映画『オッペンハイマー』で助演女優賞にノミネートされていた。
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画像は『SAG Awards Instagram「These three together at the #sagawards?」「A night for red #sagawards」「Living for these duos」「One last time for this cast」』『Anne Hathaway Instagram』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
米カリフォルニア州ロサンゼルスにある「シュライン・オーデイトリアム」で現地時間24日、第30回「SAGアワード(Screen Actors Guild Awards/全米映画俳優組合賞)」が開催された。
授賞式の幕開けは、2006年公開の映画『プラダを着た悪魔』で共演した、メリル・ストリープとアン・ハサウェイ、エミリー・ブラントが久しぶりの再会を果たす場面から始まった。
同作では、メリルがファッション誌「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリー役を務めた。アンは編集長の新人アシスタント、アンドレア・サックス(通称アンディ)を、エミリーはミランダの第一アシスタント、エミリー・チャールトンを演じた。
授賞式が始まると、コメディ部門の主演男優賞を発表するため、メリルが最初のプレゼンターとしてステージに現れた。彼女は笑顔で観客の前に立ったものの、いきなりスタンドマイクに身体をぶつけてしまったのだ。
メリルは、笑いながら「2つのことを忘れてきたわ。明らかに、一つは眼鏡よ」とジョークを放った。そして「封筒もよ」と、受賞者の名前を記したカードが入った大切な封筒を忘れたことも伝えたのだ。
すると脇から封筒を持ったエミリーが現れ、もう片方の脇からは眼鏡を持ったアンが登場した。メリルは2人から忘れ物を受け取ると、それぞれにハグとキスをして「ありがとう」と礼を言った。
メリルは眼鏡をかけると、「これは古くからある疑問です。どこまでがキャラクターで、どこからが俳優なのかしら」と質問を投げかけた。
エミリーが「そうね。今見たように、メリルとミランダ・プリーストリーは双子みたいなものでしょう?」と答えると、メリルは笑いながら「私はミランダ・プリーストリーのような人とは、全く違うと思うわよ」と反論した。
すると隣からアンが身体を乗り出し、「いいのよ。今のは質問じゃないんだから」とメリルの返事を遮ったのだ。
このセリフは『プラダを着た悪魔』の劇中で、ミランダが面接に来たアンディに対して放った、皮肉たっぷりの一言だ。
アンが懐かしいセリフを復唱すると、会場では笑いが巻き起こった。メリルは、ツンとすました顔で立つアンを睨みつけて「こいつ、何様?」といった表情をしている。
しばらくすると、アンは待ちくたびれたのか「受賞者を発表してください」と伝えると、メリルはゆっくりと封筒を開け始めた。
その様子を見ていたエミリーは「氷河の流れみたいに遅いわね。鳥肌が立つわ!」と、またもや映画でミランダがアンディに放った嫌味たっぷりのセリフを放ったのだ。
その後、メリルは焦ってカードを取り出すと、眼鏡を横にずらし、ジェレミー・アレン・ホワイトが受賞したことを発表した。
3人によるコミカルなスピーチの動画が公開されると、多くのファンは泣き笑いの絵文字で反応したほか、「素晴らしい!」「なんという瞬間!」と感激する声や、このようなコメントが見られた。
「プラダのガウンを着たメリル、セルリアン・ブルー色のドレスを着たアン、ミランダのセリフを言うエミリーのエネルギー。アイコニック。また涙が出てきた。ありがとう。愛してるわ、女王様達。」
「ずっと笑いが止まらなかった!」
「メリルがマイクにぶつかる演技は、アカデミー賞を受賞すべきだ。」
この日、メリルが着ていたのは「プラダ」による透けるブラウンのドレスだ。アンは『プラダを着た悪魔』へのオマージュを込めた「アトリエ ヴェルサーチェ」のブルーのドレスを纏っていた。
エミリーは「ルイ・ヴィトン」による真っ赤なドレスを着用していた。なお授賞式でエミリーは、映画『オッペンハイマー』で助演女優賞にノミネートされていた。
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画像は『SAG Awards Instagram「These three together at the #sagawards?」「A night for red #sagawards」「Living for these duos」「One last time for this cast」』『Anne Hathaway Instagram』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)