エナジードリンクを2年間、毎日2リットル飲み続けていたイギリス在住の男性が自宅で倒れ、病院に運ばれた。激痛を訴える男性が検査を受けると、腎臓に4ミリ大の結石ができていることが判明した。担当医は、エナジードリンクに含まれる大量のカフェインや砂糖などが原因だろうと推測しているという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
エナジードリンクで痛い目を見たのは、英ダラム州ハートルプール在住のアンディ・ハモンドさん(Andy Hammond、36)だ。アンディさんがエナジードリンクを飲み始めたのは15歳の頃で、エナジードリンクを飲んでいること自体がカッコいいと感じていたという。
「味が好きだったわけではなく、ほとんど習慣で飲んでいました」と話すアンディさんは、大人になっても毎日1本を飲み続けた。ある日、アンディさんはエナジードリンク「モンスターエナジー」の味を気に入ったそうで、次第に摂取量が増えていった。
そして最近までの約2年間は、毎日500mlのモンスターエナジーを4本、つまり合計で2リットルものエナジードリンクを摂取し続けていた。アンディさんは普段の生活で、水はほとんど飲まずにエナジードリンクばかりを飲んでいたという。
もちろんこんな生活が健康に良いわけはなく、アンディさんの身体に異変が起き始めた。昨年12月に血尿が確認され、重症の尿路感染症を何度も発症して治療を受けることになった。通院しながら治療に励んでいたアンディさんだったが、クリスマスの日に自宅で倒れてしまい、近くの大学病院「University Hospital of Hartlepool」に運ばれた。
アンディさんは激痛を訴えており、医師が検査を行うと、4ミリ大の腎臓結石が発見された。これが耐え難い痛みの原因だった。「私は軍で働いていたことがあり、アフガニスタンで負傷したことがありました。しかし腎臓結石の痛みは比べものにならないほど酷いですよ」と、アンディさんは当時の激しい痛みを表現した。
担当医によると、アンディさんの腎臓結石は、長期間にわたるエナジードリンクの多量摂取が原因である可能性が高いという。「エナジードリンクにはカフェインやリン酸、砂糖が多量に含まれており、エナジードリンクの摂取と腎臓結石の形成に関する医学的研究も行われていると、医師から教わりました」とアンディさんは話している。
痛みが悪化したため、尿が出やすくなるように、腎臓と膀胱をつなぐ尿管に尿管ステントという管を入れる手術(尿管ステント留置術)を受けたというアンディさんは現在、腎臓結石を摘出する手術を待っている。その状態はもう少しで敗血症を引き起こしてしまうほど悪く、尿路感染症の治療も合わせて完治には半年から2年はかかるという。
2児の父親であるアンディさんは、今回の出来事を機に食生活を改めたそうで、このように語っている。
「恐ろしい思いをしましたが、敗血症まで至らずラッキーでした。今は水を飲んで健康的な食事をし、健康を保つようにしていますよ。もうエナジードリンクは一生飲まないですね。若い子がエナジードリンクを飲んでいるのをよく見かけますが、あれは発売されてからそれほど時間が経っていないため、長期的な悪影響は分かっていません。」
ちなみに2021年6月には、一日12本のエナジードリンクを飲み続けていた男性が心臓発作を起こし、生涯薬を飲み続けなければならなくなったというニュースが注目を集めていた。
画像は『The Sun 「FIZZ ALERT ‘I collapsed in excruciating pain & was hours from death’, says dad who drank 2L of energy drink every day for 2 YEARS」(Credit: Kennedy News)』『Hull Live 「Hull dad had heart attack after guzzling 12 cans of energy drink every day for a year」(Image: Hull Live)』『New York Post 「Energy drinks ‘completely ruined my life’」(SWNS)』『9Now 「The three minute fix that treated a 10 year lolly snake addiction」(A Current Affair)』『The Mirror 「Fizzy drink ‘addict’ unrecognisable after shedding half her body weight by ditching pop」(Image: Kennedy News and Media)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
エナジードリンクで痛い目を見たのは、英ダラム州ハートルプール在住のアンディ・ハモンドさん(Andy Hammond、36)だ。アンディさんがエナジードリンクを飲み始めたのは15歳の頃で、エナジードリンクを飲んでいること自体がカッコいいと感じていたという。
「味が好きだったわけではなく、ほとんど習慣で飲んでいました」と話すアンディさんは、大人になっても毎日1本を飲み続けた。ある日、アンディさんはエナジードリンク「モンスターエナジー」の味を気に入ったそうで、次第に摂取量が増えていった。
そして最近までの約2年間は、毎日500mlのモンスターエナジーを4本、つまり合計で2リットルものエナジードリンクを摂取し続けていた。アンディさんは普段の生活で、水はほとんど飲まずにエナジードリンクばかりを飲んでいたという。
もちろんこんな生活が健康に良いわけはなく、アンディさんの身体に異変が起き始めた。昨年12月に血尿が確認され、重症の尿路感染症を何度も発症して治療を受けることになった。通院しながら治療に励んでいたアンディさんだったが、クリスマスの日に自宅で倒れてしまい、近くの大学病院「University Hospital of Hartlepool」に運ばれた。
アンディさんは激痛を訴えており、医師が検査を行うと、4ミリ大の腎臓結石が発見された。これが耐え難い痛みの原因だった。「私は軍で働いていたことがあり、アフガニスタンで負傷したことがありました。しかし腎臓結石の痛みは比べものにならないほど酷いですよ」と、アンディさんは当時の激しい痛みを表現した。
担当医によると、アンディさんの腎臓結石は、長期間にわたるエナジードリンクの多量摂取が原因である可能性が高いという。「エナジードリンクにはカフェインやリン酸、砂糖が多量に含まれており、エナジードリンクの摂取と腎臓結石の形成に関する医学的研究も行われていると、医師から教わりました」とアンディさんは話している。
痛みが悪化したため、尿が出やすくなるように、腎臓と膀胱をつなぐ尿管に尿管ステントという管を入れる手術(尿管ステント留置術)を受けたというアンディさんは現在、腎臓結石を摘出する手術を待っている。その状態はもう少しで敗血症を引き起こしてしまうほど悪く、尿路感染症の治療も合わせて完治には半年から2年はかかるという。
2児の父親であるアンディさんは、今回の出来事を機に食生活を改めたそうで、このように語っている。
「恐ろしい思いをしましたが、敗血症まで至らずラッキーでした。今は水を飲んで健康的な食事をし、健康を保つようにしていますよ。もうエナジードリンクは一生飲まないですね。若い子がエナジードリンクを飲んでいるのをよく見かけますが、あれは発売されてからそれほど時間が経っていないため、長期的な悪影響は分かっていません。」
ちなみに2021年6月には、一日12本のエナジードリンクを飲み続けていた男性が心臓発作を起こし、生涯薬を飲み続けなければならなくなったというニュースが注目を集めていた。
画像は『The Sun 「FIZZ ALERT ‘I collapsed in excruciating pain & was hours from death’, says dad who drank 2L of energy drink every day for 2 YEARS」(Credit: Kennedy News)』『Hull Live 「Hull dad had heart attack after guzzling 12 cans of energy drink every day for a year」(Image: Hull Live)』『New York Post 「Energy drinks ‘completely ruined my life’」(SWNS)』『9Now 「The three minute fix that treated a 10 year lolly snake addiction」(A Current Affair)』『The Mirror 「Fizzy drink ‘addict’ unrecognisable after shedding half her body weight by ditching pop」(Image: Kennedy News and Media)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)