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【海外発!Breaking News】21年一緒だった愛猫を亡くした女性、日本人トリマーからの特別なギフトに涙止まらず(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年3月1日 20時55分

ペットの世話をする中で、飼い主にとって一番辛いのは彼らの最期を見送ることだろう。アメリカ在住のある女性は、愛してきた猫を亡くして悲しみに暮れていた。そんな矢先、愛猫がお世話になったトリマーから小包が届き、中を開けた女性はその場で感極まってしまったという。米ニュースメディア『Newsweek』が伝えている。

米イリノイ州シカゴ在住のアカウント名「paige like a piece of paper」(以下、ペイジさん)という女性が2月10日、TikTokに動画を投稿したところ、多くの人の涙を誘った。現在25歳のペイジさんは、4歳の誕生日に贈られたメスの猫“アリバイ(Alibi)”を飼っていたが、21年間一緒に過ごしてきたアリバイは今年1月末に虹の橋を渡っていった。

アリバイを亡くした悲しみが癒えない中で、ペイジさんのもとにアリバイがお世話になっていたトリマーから小包が届いた。アリバイは亡くなる前の4年間、高齢のために自分でうまくグルーミングができず、すぐに毛玉ができてしまうため、地元の日本人トリマー、大谷正子さん(Masako Otani)の世話になっていた。

動画では、ペイジさんが大谷さんから送られてきた小包の中のものを涙ぐみながら紹介している。メッセージカードとともに入っていたのは、アリバイの被毛を寄せ集めて作られたハート型のオーナメントだった。他にも、星型のキーチャームやペイジさんがいつも身に着けていられるようにとペンダントトップまで作られていた。



感極まったペイジさんは、溢れ出る涙を止めることができずにいた。そして大谷さんからのカードには、このようなメッセージが綴られていた。

「この日が来た時のため、あなたにアリバイの思い出を形に残すため、アリバイの毛を取っておいたの。あなたはアリバイと永遠に一緒にいられることでしょう。アリバイの人生の一部に私を加えてくれてありがとう。アリバイに会えなくて寂しいわ…。」

大谷さんはアリバイが高齢であるゆえに、ペイジさんとの別れの日が刻々と近づいていることを感じ取っていたようだが、動画の視聴者からはこのような声が寄せられた。

「私ならその日は一日中、他のことは何も手につかずに取り乱したままでいるだろうな。」
「これは私が見た中で、最も切なくて優しい贈り物。このトリマーはあなたとアリバイを心から愛しているのね。」
「とても優しさを感じるわ。アリバイのトリマーのような人がもっと増えてくれると世界はもっと良くなるのにね。」
「今、私はあなたと一緒に泣いているわ。なんて思いやりのある優しい行動なんだろう。アリバイは素敵な人たちに囲まれていたのね。」

また、ペイジさんは米ニュースメディア『Newsweek』の取材に対して次のように語っている。

「アリバイはグルーミングで毛を乾かしてもらう時、トリマーの大谷さんにいつも擦り寄っていたほど懐いていました。でも彼女はアリバイが高齢のため、いつか虹の橋を渡ることを知っていたのでしょう。」

「最初は贈られたものがメッセージカードとフレームに入ったアリバイの写真かと思ったので、本当に感極まってしまいました。こんなに心のこもった贈り物だとは思わなかったから…。」

ペイジさんは後日、新たな投稿でアリバイの写真を公開しており、動画に寄せられたコメントをトリマーの大谷さんが「全部読んで喜ばしく感じている」と明かした。



なおテックインサイト編集部は、ペイジさんに贈り物をした猫専門の訪問グルーミング「Purrfect Kitty Inc.」の大谷正子さんに直接話をうかがった。

「私の元お客様(アリバイのオーナー)から『2月10日にTikTokにアップしたから見て』というテキストメッセージをもらっていましたが、それを見たところバズっていて! 今も毎日閲覧数が増え続けている状況に大変驚いています。アリバイちゃんとの出会いは2021年の8月4日でしたが、すでに18歳と高齢で、自分で毛づくろいすることができなくなっていました。ロングヘアの黒猫で、おとなしいお利口さんな猫ちゃんでした。」

「おばあちゃん猫なのにまたたびのおもちゃが大好きで、グルーミング後はいつもご褒美でまたたびのおもちゃをあげていました。アリバイちゃんの最後のグルーミングは12月28日でした。2年半と短い間でしたが、オーナーが毛玉ができないようにということで3、4週に一度訪問していました。」



また、今回のアリバイの被毛を保管してオーナメントを作る「Cat hair creation」というアイデアをいつ思いついたのか、そして大谷さんのサプライズ・ギフトが話題になったことでどのように感じたかを尋ねたところ、このように明かしてくれた。

「Cat hair creationは、2010年位から始めました。バッグ、クッション、ペンダントトップ、オーナメントなど亡くなられた猫ちゃんのオーナーにいままでの感謝や思い出の品として差し上げています。サプライズすることが好きなので、オーナーに秘密で毛をひたすら集めて様々なものを作っていますが、沢山の方からお褒めの言葉をいただいて嬉しいです。」

アリバイがいなくなり悲しみに暮れていたペイジさんにとって、今回の大谷さんの心のこもったホスピタリティな贈り物がどれだけ彼女の心を癒すことになったのかは言うまでもないことだろう。



画像1~3、5~8枚目は『paige like a piece of paper TikTok「Please ignore the way I look」「Replying to @cj」』『WHSV 「Grottoes woman ‘prescribed’ new cat by her doctor, forming a special bond」』『Nat TikTok「maybe one day but definitely not anytime soon.」』『Plutotherottweiler TikTok「Best greeting ever!」』『Thaís.Nino TikTok「Não acredito em fantasma,tá gente ?」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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