シンガポールに住む動物愛護家が日本時間2月26日、Facebookに友人宅の監視カメラの映像を投稿した。動画には、女ヘルパー(メイド)が友人の愛犬を虐待する様子が映し出されており、犬はその晩に死亡したという。シンガポールのニュースメディア『联合早报』などが報じた。
シンガポール在住のデリック・タンさん(Derrick Tan)が26日、「この動画には動物虐待や残虐といった不快な行為が含まれている。どうか注意して見て欲しい」と前置きし、友人宅のバルコニーの監視カメラの映像を投稿した。
動画は今年1月22日に撮影されたもので、デリックさんの友人ジェイソンさん(仮名)が仕事で不在の間、自宅と“ボイボイ(Boyboy)”という名のプードルを世話する新しい女ヘルパーを雇ったのだという。
ところがその晩、ジェイソンさんは恋人から「昼寝をしていたら、急にボイボイが死んでしまった」と連絡があり、「最後に愛犬に一目会いたい」と火葬場に駆けつけた。
しかしながらジェイソンさんは、ボイボイが何らかの発作を起こしたか、トラウマ体験をした直後であるかのように体が硬直した状態だったことに気付いた。また、火葬の際には頭蓋骨にヒビが入っていることも判明し、常に健康で病気とは縁がなかった愛犬の死を不審に思った。そして監視カメラの映像を確認したところ、恐ろしい光景が飛び込んできたのだった。
動画は午前9時52分頃、バルコニーでドッグフードを食べているボイボイの首を、ヘルパーの女が突然掴んで押さえつけ、頭を素手で数回叩いている。
ボイボイはそんな女から逃げようともがいて鳴き声を上げるも、女は頭を押さえつけ、テーブルの下から木片のような棒を取り出した。そして「待て(Wait)」と言いながら頭を叩き始め、ボイボイは苦しそうにドッグフードを口から吐き出していた。
また午前11時4分頃の動画では、ボイボイがリードをつけたままバルコニーの鉄柵にぶら下がっており、頭をだらんと下げてほとんど動いていないように見える。
そして午前11時46分、女はバルコニーの隅に横になっているボイボイの頭を再び、棒で強打。ボイボイは短く声を上げ、そのまま動かなくなってしまう。
ジェイソンさんは、あまりにも酷い女の虐待を見て憤慨し、動画をダウンロードすると警察に足を運び、ヘルパー斡旋業者に問題を伝えたという。しかし業者は「警察に通報したか」とだけ質問し、事の重大さを全く理解していないようで、ジェイソンさんが今回の件を「動物および獣医サービス(AVS)」に報告したことを知ると、新しいヘルパーの異動について話し合いをするチャットグループから締め出したという。
なおジェイソンさんは、動物虐待防止協会(SPCA)にもこの件について報告し、次のように注意を呼びかけている。
「ペットは話ができない。だからペットを飼っている人は常に、監視カメラの映像に目を光らせ、『自宅ならば安全』と考えないようにすることが大切だ。」
一方でデリックさんは、「他のペットがボイボイのような残酷な目にあわないよう、この動画をたくさんの人にシェアしてもらいたい」と語り、「ボイボイの正義のためにも、私たちはこのヘルパーが法律で可能な限りの最高刑を受けることを望んでいる」と明かした。
今回の件に関しては現在、当局が調べを進めており、動画の視聴者は「悪魔よりもひどい」「あの女はいったいどのくらい長く、犬を生きたまま柵に吊るしていたの? そしてあの一撃! 信じられない」「ボイボイ、安らかに」「ヘルパーの斡旋業者の名前も明らかにすべきだ」「これは見るに堪えない。なぜ犬を虐待したのか。彼女はそれ相応の罰を受けるべき」「犬が痛みで鳴いているのを聞くのがつらかった。なんてことだろう」といったコメントを寄せている。
ちなみに昨年6月にはインドネシアで、3人の男が怯える野良犬を川に放り込み、ワニがかぶりつく様子を撮影した。3人は会社の同僚で「食べ物をよく盗まれ、頭に来た」と話していた。
画像は『Tan Derrick Facebook「Trigger Warning」』『Animals Hope Shelter Instagram「PELAKU SUDAH NYAI KANTONGIN」』『Susanta Nanda IFS X「Karma」』『三立新聞網SETN.com 「寵物歪風!中國獸醫院推「米老鼠耳朵」貓狗整形 專家疾呼:快停止」(圖/翻攝微博)』『The Sun 「RUFF RIDE Indian YouTuber arrested for tying balloons to pet dog to make it fly for cruel video stunt」(Credit: YouTube)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
シンガポール在住のデリック・タンさん(Derrick Tan)が26日、「この動画には動物虐待や残虐といった不快な行為が含まれている。どうか注意して見て欲しい」と前置きし、友人宅のバルコニーの監視カメラの映像を投稿した。
動画は今年1月22日に撮影されたもので、デリックさんの友人ジェイソンさん(仮名)が仕事で不在の間、自宅と“ボイボイ(Boyboy)”という名のプードルを世話する新しい女ヘルパーを雇ったのだという。
ところがその晩、ジェイソンさんは恋人から「昼寝をしていたら、急にボイボイが死んでしまった」と連絡があり、「最後に愛犬に一目会いたい」と火葬場に駆けつけた。
しかしながらジェイソンさんは、ボイボイが何らかの発作を起こしたか、トラウマ体験をした直後であるかのように体が硬直した状態だったことに気付いた。また、火葬の際には頭蓋骨にヒビが入っていることも判明し、常に健康で病気とは縁がなかった愛犬の死を不審に思った。そして監視カメラの映像を確認したところ、恐ろしい光景が飛び込んできたのだった。
動画は午前9時52分頃、バルコニーでドッグフードを食べているボイボイの首を、ヘルパーの女が突然掴んで押さえつけ、頭を素手で数回叩いている。
ボイボイはそんな女から逃げようともがいて鳴き声を上げるも、女は頭を押さえつけ、テーブルの下から木片のような棒を取り出した。そして「待て(Wait)」と言いながら頭を叩き始め、ボイボイは苦しそうにドッグフードを口から吐き出していた。
また午前11時4分頃の動画では、ボイボイがリードをつけたままバルコニーの鉄柵にぶら下がっており、頭をだらんと下げてほとんど動いていないように見える。
そして午前11時46分、女はバルコニーの隅に横になっているボイボイの頭を再び、棒で強打。ボイボイは短く声を上げ、そのまま動かなくなってしまう。
ジェイソンさんは、あまりにも酷い女の虐待を見て憤慨し、動画をダウンロードすると警察に足を運び、ヘルパー斡旋業者に問題を伝えたという。しかし業者は「警察に通報したか」とだけ質問し、事の重大さを全く理解していないようで、ジェイソンさんが今回の件を「動物および獣医サービス(AVS)」に報告したことを知ると、新しいヘルパーの異動について話し合いをするチャットグループから締め出したという。
なおジェイソンさんは、動物虐待防止協会(SPCA)にもこの件について報告し、次のように注意を呼びかけている。
「ペットは話ができない。だからペットを飼っている人は常に、監視カメラの映像に目を光らせ、『自宅ならば安全』と考えないようにすることが大切だ。」
一方でデリックさんは、「他のペットがボイボイのような残酷な目にあわないよう、この動画をたくさんの人にシェアしてもらいたい」と語り、「ボイボイの正義のためにも、私たちはこのヘルパーが法律で可能な限りの最高刑を受けることを望んでいる」と明かした。
今回の件に関しては現在、当局が調べを進めており、動画の視聴者は「悪魔よりもひどい」「あの女はいったいどのくらい長く、犬を生きたまま柵に吊るしていたの? そしてあの一撃! 信じられない」「ボイボイ、安らかに」「ヘルパーの斡旋業者の名前も明らかにすべきだ」「これは見るに堪えない。なぜ犬を虐待したのか。彼女はそれ相応の罰を受けるべき」「犬が痛みで鳴いているのを聞くのがつらかった。なんてことだろう」といったコメントを寄せている。
ちなみに昨年6月にはインドネシアで、3人の男が怯える野良犬を川に放り込み、ワニがかぶりつく様子を撮影した。3人は会社の同僚で「食べ物をよく盗まれ、頭に来た」と話していた。
画像は『Tan Derrick Facebook「Trigger Warning」』『Animals Hope Shelter Instagram「PELAKU SUDAH NYAI KANTONGIN」』『Susanta Nanda IFS X「Karma」』『三立新聞網SETN.com 「寵物歪風!中國獸醫院推「米老鼠耳朵」貓狗整形 專家疾呼:快停止」(圖/翻攝微博)』『The Sun 「RUFF RIDE Indian YouTuber arrested for tying balloons to pet dog to make it fly for cruel video stunt」(Credit: YouTube)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)