インドのあるレストランで先日、食後に口の中をスッキリさせる“マウス・フレッシャー”が提供されたが、それを口にした人々が口内に激しい痛みを感じ、苦しみ始めた。“マウス・フレッシャー”として提供されていたはずの物体はドライアイスで、口にした人々は口内に凍傷を負って病院へ運ばれたという。英国放送協会『BBC』などが報じた。
事故が発生したのは、インド北部ハリヤーナー州グルガーオンにあるカフェ兼レストラン「La Forestta cafe」だ。今月2日、ウッタル・プラデーシュ州グレーター・ノイダに住むアンキット・クマルさん(Ankit Kumar)は、妻や友人たちと一緒に同店で食事を楽しんでいた。
料理の提供が終わり、お腹が膨れたところで、食後の“マウス・フレッシャー”がアンキットさんたちのもとに運ばれてきた。これは食後の口内をリフレッシュするためのもので、砂糖やスパイスを混ぜ合わせて作られた、インドの伝統的なものだという。
アンキットさんたちは少しも疑うことなく、マウス・フレッシャーを口に運んだ。ところが、すぐに口内が燃えるような激痛に襲われて出血し、嘔吐する人も現れた。実は店が提供したのは伝統的なマウス・フレッシャーではなく、ドライアイスだったのだ。
二酸化炭素を冷却して固体にしたドライアイスは、皮膚に触れるとくっついて凍傷を起こしてしまう。大きいサイズのものは口の中や喉にくっつくため、体内に入ってしまうことはほとんどないが、小さいサイズのものは、水と一緒に飲むと体内に入ってしまうこともある。胃に到達してしまうと、胃の粘膜に出血や潰瘍を形成する危険性もあるという。
この件で警察の捜査が始まり、同レストランのオーナーであるガガンディープ(Gagandeep、30)は、「スタッフがマウス・フレッシャーとドライアイスを間違えたのが原因で、意図的な行動ではない」と警察に話した。しかし、5日にガガンディープは逮捕され、共同オーナーであるアムリットパル・シン(Amritpal Singh)は逃走中で、現在行方を追っていると警察が公表した。
今回誤食した人々は、口の中に凍傷を負ってしまい、激痛や出血などの症状に襲われた。ドライアイスを口にした5人が病院に運ばれて入院したものの、現在は全員が退院したそうだ。
このニュースを見た人々からは、「なんてひどい」「なぜこんなことをしたの?」「口にするものには気をつけないとね」「従業員の怠慢か、同業者による嫌がらせかも」などといった様々な声が寄せられた。
ちなみに2021年8月にはナイジェリアで、調理中に塩と間違えて化学肥料を入れてしまい、食べた家族24名が死亡したという悲劇的な事故が発生していた。
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画像は『Metro 「Diners vomit blood after being served dry ice instead of breath freshener」(Picture: X)』『The Guardian Nigeria News 「Family of 24 people dies after mistaking fertiliser for salt」(Photo: PIXABAY)』『ETtoday新聞雲 「31歲男酒醉口渴…翻出可樂全喝下「當場中劇毒」命危!醫歎:活了是萬幸」(圖/翻攝自看看新聞)』『IFLScience 「Woman Mistakes Wasabi For Avocado, Ends Up In Hospital With “Broken Heart Syndrome”」(Shutterstock)』『The Sun 「CANDY FEARS Cops’ Halloween warning to parents as ‘meth candy’ is handed out to kids in Wisconsin」(Credit: Facebook/Grant County Sheriff’s Office)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
事故が発生したのは、インド北部ハリヤーナー州グルガーオンにあるカフェ兼レストラン「La Forestta cafe」だ。今月2日、ウッタル・プラデーシュ州グレーター・ノイダに住むアンキット・クマルさん(Ankit Kumar)は、妻や友人たちと一緒に同店で食事を楽しんでいた。
料理の提供が終わり、お腹が膨れたところで、食後の“マウス・フレッシャー”がアンキットさんたちのもとに運ばれてきた。これは食後の口内をリフレッシュするためのもので、砂糖やスパイスを混ぜ合わせて作られた、インドの伝統的なものだという。
アンキットさんたちは少しも疑うことなく、マウス・フレッシャーを口に運んだ。ところが、すぐに口内が燃えるような激痛に襲われて出血し、嘔吐する人も現れた。実は店が提供したのは伝統的なマウス・フレッシャーではなく、ドライアイスだったのだ。
二酸化炭素を冷却して固体にしたドライアイスは、皮膚に触れるとくっついて凍傷を起こしてしまう。大きいサイズのものは口の中や喉にくっつくため、体内に入ってしまうことはほとんどないが、小さいサイズのものは、水と一緒に飲むと体内に入ってしまうこともある。胃に到達してしまうと、胃の粘膜に出血や潰瘍を形成する危険性もあるという。
この件で警察の捜査が始まり、同レストランのオーナーであるガガンディープ(Gagandeep、30)は、「スタッフがマウス・フレッシャーとドライアイスを間違えたのが原因で、意図的な行動ではない」と警察に話した。しかし、5日にガガンディープは逮捕され、共同オーナーであるアムリットパル・シン(Amritpal Singh)は逃走中で、現在行方を追っていると警察が公表した。
今回誤食した人々は、口の中に凍傷を負ってしまい、激痛や出血などの症状に襲われた。ドライアイスを口にした5人が病院に運ばれて入院したものの、現在は全員が退院したそうだ。
このニュースを見た人々からは、「なんてひどい」「なぜこんなことをしたの?」「口にするものには気をつけないとね」「従業員の怠慢か、同業者による嫌がらせかも」などといった様々な声が寄せられた。
ちなみに2021年8月にはナイジェリアで、調理中に塩と間違えて化学肥料を入れてしまい、食べた家族24名が死亡したという悲劇的な事故が発生していた。
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画像は『Metro 「Diners vomit blood after being served dry ice instead of breath freshener」(Picture: X)』『The Guardian Nigeria News 「Family of 24 people dies after mistaking fertiliser for salt」(Photo: PIXABAY)』『ETtoday新聞雲 「31歲男酒醉口渴…翻出可樂全喝下「當場中劇毒」命危!醫歎:活了是萬幸」(圖/翻攝自看看新聞)』『IFLScience 「Woman Mistakes Wasabi For Avocado, Ends Up In Hospital With “Broken Heart Syndrome”」(Shutterstock)』『The Sun 「CANDY FEARS Cops’ Halloween warning to parents as ‘meth candy’ is handed out to kids in Wisconsin」(Credit: Facebook/Grant County Sheriff’s Office)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)