アメリカ在住の女2人が、亡くなった知人の遺体を車に乗せて銀行へ向かい、男性の口座から13万円以上の現金を引き出したとして逮捕された。2人は男性と親戚関係ではなかったが、同じ家に住んでいた。普段から男性の代わりにお金を引き出していたようだが、衝撃的な犯行に世間からは「クレイジーだ」といった声があがっている。米ニュースメディア『Fox News』などが報じた。
今月4日、米オハイオ州アシュタビュラ郡にある病院「Ashtabula County Medical Center」の救急外来に、1人の男性が運ばれてきた。男性を連れてきたのは2人の女だったが、彼女たちは自身や男性の身元を明かすことなく、そのまま去っていった。
男性は既に亡くなっており、身元が分からず困惑した病院は警察に通報した。しかしその数時間後、連れてきた女の1人が病院に連絡を取り、男性はダグラス・レイマンさん(Douglas Layman、80)であると伝えた。
この情報をもとに警察がダグラスさんの自宅へ向かうと、カレン・カスボーム(Karen Casbohm、63)と、ロリーン・ベア・フェラロ(Loreen Bea Feralo、55)の2人が出てきた。2人はダグラスさんと親戚関係ではなかったが、3人で同じ家に暮らしていた。
警察の捜査によると、2人は自宅でダグラスさんが亡くなっているのを発見し、第三者の協力を得て、ダグラスさんを車の助手席に座らせたという。そして銀行に向かい、ドライブスルー形式の銀行窓口でダグラスさんの口座から900ドル(約13万2000円)を引き出した。その後、2人は病院へ行き、ダグラスさんの遺体を病院に渡してその場を去ったという経緯だった。
アシュタビュラ警察のロバート・ステル署長(Robert Stell)は、「ダグラスさんの遺体は、銀行員からしっかりと見えるような位置に座らされていました」と説明している。以前から銀行は、ダグラスさんの同伴を条件に本人の口座から現金を引き出すことを許可していたという。
捜査に携わったマイク・パリンカス警部補(Mike Palinkas)によると、女2人のうち1人はダグラスさんと数年間一緒に暮らしており、もう1人は数か月前から一緒に住み始めたという。これまでにもダグラスさんと同伴で、ダグラスさんの口座から現金を下ろしており、犯行の動機について「引き出したお金を支払いに充てたかった」と話しているそうだ。
そして事件があった翌日の5日、アシュタビュラ警察はカレンとロリーンを死体虐待及び窃盗の疑いで逮捕した。なお、オハイオ州の法律は死体虐待の罪について「家族やコミュニティの感情を害する方法で死体を扱ってはならない」と定めている。2人とも犯罪歴があり、カレンは窃盗や不正行為の勧誘、不法侵入、盗品の受け取り、麻薬道具所持、麻薬乱用未遂で、ロリーンは暴行、麻薬道具所持、不法侵入、飲酒運転、窃盗、麻薬所持未遂で過去に有罪判決を受けている。
なお、ダグラスさんの死因は明らかになっておらず、死因を特定するための検死には最長で8か月かかると公表されている。
衝撃的な今回のニュースに、人々からは「驚きで言葉もないよ。男性に家族はいなかったのかな」「一緒に住んでいた時の扱いも酷そうだ」「たった900ドルのためにこんなことをしたの?」「犯人は本当に50~60代なの? 80歳は超えているように見える」「こんなことができるなんてクレイジーだよ」といった声があがっている。
画像は『Fox News 「Two Ohio women facing felony charges after propping up dead man in car, driving to bank to withdraw his money」(Ashtabula Police Department)(Ashtabula Police)』『西部决策 微博「#男子趁前女友熟睡翻开眼皮刷脸转走15万#」』『Manchester Evening News 「Fraudster jailed for stealing £136,000 from solicitor’s firm using elderly dementia sufferer’s bank account」(Image: Supplied)』『TODAYonline 「Jail for man who correctly guessed ‘888888’ PIN for found bank card and stole S$8,000」(Ili Nadhirah Mansor/TODAY)』『Liverpool Echo 「Carer stole £325k from family including nan to fund gambling addiction」(Image: Merseyside Police)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
今月4日、米オハイオ州アシュタビュラ郡にある病院「Ashtabula County Medical Center」の救急外来に、1人の男性が運ばれてきた。男性を連れてきたのは2人の女だったが、彼女たちは自身や男性の身元を明かすことなく、そのまま去っていった。
男性は既に亡くなっており、身元が分からず困惑した病院は警察に通報した。しかしその数時間後、連れてきた女の1人が病院に連絡を取り、男性はダグラス・レイマンさん(Douglas Layman、80)であると伝えた。
この情報をもとに警察がダグラスさんの自宅へ向かうと、カレン・カスボーム(Karen Casbohm、63)と、ロリーン・ベア・フェラロ(Loreen Bea Feralo、55)の2人が出てきた。2人はダグラスさんと親戚関係ではなかったが、3人で同じ家に暮らしていた。
警察の捜査によると、2人は自宅でダグラスさんが亡くなっているのを発見し、第三者の協力を得て、ダグラスさんを車の助手席に座らせたという。そして銀行に向かい、ドライブスルー形式の銀行窓口でダグラスさんの口座から900ドル(約13万2000円)を引き出した。その後、2人は病院へ行き、ダグラスさんの遺体を病院に渡してその場を去ったという経緯だった。
アシュタビュラ警察のロバート・ステル署長(Robert Stell)は、「ダグラスさんの遺体は、銀行員からしっかりと見えるような位置に座らされていました」と説明している。以前から銀行は、ダグラスさんの同伴を条件に本人の口座から現金を引き出すことを許可していたという。
捜査に携わったマイク・パリンカス警部補(Mike Palinkas)によると、女2人のうち1人はダグラスさんと数年間一緒に暮らしており、もう1人は数か月前から一緒に住み始めたという。これまでにもダグラスさんと同伴で、ダグラスさんの口座から現金を下ろしており、犯行の動機について「引き出したお金を支払いに充てたかった」と話しているそうだ。
そして事件があった翌日の5日、アシュタビュラ警察はカレンとロリーンを死体虐待及び窃盗の疑いで逮捕した。なお、オハイオ州の法律は死体虐待の罪について「家族やコミュニティの感情を害する方法で死体を扱ってはならない」と定めている。2人とも犯罪歴があり、カレンは窃盗や不正行為の勧誘、不法侵入、盗品の受け取り、麻薬道具所持、麻薬乱用未遂で、ロリーンは暴行、麻薬道具所持、不法侵入、飲酒運転、窃盗、麻薬所持未遂で過去に有罪判決を受けている。
なお、ダグラスさんの死因は明らかになっておらず、死因を特定するための検死には最長で8か月かかると公表されている。
衝撃的な今回のニュースに、人々からは「驚きで言葉もないよ。男性に家族はいなかったのかな」「一緒に住んでいた時の扱いも酷そうだ」「たった900ドルのためにこんなことをしたの?」「犯人は本当に50~60代なの? 80歳は超えているように見える」「こんなことができるなんてクレイジーだよ」といった声があがっている。
画像は『Fox News 「Two Ohio women facing felony charges after propping up dead man in car, driving to bank to withdraw his money」(Ashtabula Police Department)(Ashtabula Police)』『西部决策 微博「#男子趁前女友熟睡翻开眼皮刷脸转走15万#」』『Manchester Evening News 「Fraudster jailed for stealing £136,000 from solicitor’s firm using elderly dementia sufferer’s bank account」(Image: Supplied)』『TODAYonline 「Jail for man who correctly guessed ‘888888’ PIN for found bank card and stole S$8,000」(Ili Nadhirah Mansor/TODAY)』『Liverpool Echo 「Carer stole £325k from family including nan to fund gambling addiction」(Image: Merseyside Police)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)