故ダイアナ妃の弟チャールズ・スペンサー氏(59)が、幼少期に受けた虐待経験を赤裸々に告白した。チャールズ氏は英BBCの番組にゲスト出演し、幼い頃にいたずらの罰として姉ダイアナ妃とともにナニー(乳母)から受けた虐待について明かした。チャールズ氏が今月に出版した回顧録では、8歳の頃から過ごした寄宿学校で職員から身体的・性的虐待を受けたことを綴っている。
英BBCの報道番組『Sunday with Laura Kuenssberg』で現地時間17日、故ダイアナ妃の弟、第9代スペンサー伯爵チャールズ・スペンサー氏への独占インタビューが放送された。
チャールズ氏は今月14日に出版した回顧録『A Very Private School(原題)』で、8歳から過ごした寄宿学校「メイドウェル・ホール(Maidwell Hall)」で職員らから壮絶な虐待を受けたことを告白していた。
そんなチャールズ氏が同番組の司会者ローラ・クーンズバーグのインタビューに応じ、代々続く貴族スペンサー家でナニー(乳母)に育てられたことを語った。チャールズ氏にはセーラさん、ジェーンさん、ダイアナ妃の3人の姉がいるが、同家では子育てをナニーに任せきりだった。
チャールズ氏は幼少期、ダイアナ妃と自分の面倒を見ていたナニーについて、「私達がいたずらをしたことを見つけると、父の知らない所でお互いの頭をゴツンとぶつけ合わせたのです」と虐待されたことを明かし、こう続けた。
「あれは、軽い叱責などではありませんでした。バリバリと割れて砕けるような音がしたのです。今でも覚えています。」
さらに彼は、他の姉達の面倒を見ていたナニーについて、「姉達に罰として下剤を飲ませていました。両親は、なぜ娘達の体調が絶えず悪くなるのか、全く意味が分からなかったのです」と語った。
チャールズ氏は、子育てをナニーに任せた両親を「責めていない」と言い、「彼らはベストを尽くしました。98%の親と同じようにです」と述べた。しかし、こういった酷い扱いについては「一部の貴族家庭における、親子間の断絶を浮き彫りにするもの」と懸念を示した。
チャールズ氏が記した回顧録『A Very Private School』では、彼が寄宿学校で受けた身体的・性的虐待について赤裸々に綴っている。
それらは、女性職員が寮でチャールズ氏とほかの少年達を手なずけて性的虐待を加えたことや、当時の校長ジョン・ポーチ氏から「残忍な殴打」を加えられたと主張する衝撃的な内容だ。
チャールズ氏によると、女性職員からの性的虐待は彼がわずか11歳の時に始まったそうだ。その後は学校を去ることを考えたり、自傷行為に及んだが、当時は同校の「最大の暗黙のルール」が「口外禁止」だったことから、虐待については誰にも打ち明けなかったという。
その女性職員による「変態的な行為」の犠牲になったチャールズ氏は、12歳の時にイタリア人の風俗嬢に童貞を奪われてしまったと告白している。
チャールズ氏は、子どもへの有害な暴力について「どのような家庭に生まれたとしても影響を及ぼす」と語り、「虐待の被害者は声を上げなければならない」と断固として主張した。
画像は『Charles Spencer Instagram「It’s been five years in the pipeline,」「I’m not sure I’m being entirely helpful, in this family shot from 1966,」「My mother, Diana and I, in c. 1967.」「Before and during my interview on A Very Private School with @bbclaurak」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
英BBCの報道番組『Sunday with Laura Kuenssberg』で現地時間17日、故ダイアナ妃の弟、第9代スペンサー伯爵チャールズ・スペンサー氏への独占インタビューが放送された。
チャールズ氏は今月14日に出版した回顧録『A Very Private School(原題)』で、8歳から過ごした寄宿学校「メイドウェル・ホール(Maidwell Hall)」で職員らから壮絶な虐待を受けたことを告白していた。
そんなチャールズ氏が同番組の司会者ローラ・クーンズバーグのインタビューに応じ、代々続く貴族スペンサー家でナニー(乳母)に育てられたことを語った。チャールズ氏にはセーラさん、ジェーンさん、ダイアナ妃の3人の姉がいるが、同家では子育てをナニーに任せきりだった。
チャールズ氏は幼少期、ダイアナ妃と自分の面倒を見ていたナニーについて、「私達がいたずらをしたことを見つけると、父の知らない所でお互いの頭をゴツンとぶつけ合わせたのです」と虐待されたことを明かし、こう続けた。
「あれは、軽い叱責などではありませんでした。バリバリと割れて砕けるような音がしたのです。今でも覚えています。」
さらに彼は、他の姉達の面倒を見ていたナニーについて、「姉達に罰として下剤を飲ませていました。両親は、なぜ娘達の体調が絶えず悪くなるのか、全く意味が分からなかったのです」と語った。
チャールズ氏は、子育てをナニーに任せた両親を「責めていない」と言い、「彼らはベストを尽くしました。98%の親と同じようにです」と述べた。しかし、こういった酷い扱いについては「一部の貴族家庭における、親子間の断絶を浮き彫りにするもの」と懸念を示した。
チャールズ氏が記した回顧録『A Very Private School』では、彼が寄宿学校で受けた身体的・性的虐待について赤裸々に綴っている。
それらは、女性職員が寮でチャールズ氏とほかの少年達を手なずけて性的虐待を加えたことや、当時の校長ジョン・ポーチ氏から「残忍な殴打」を加えられたと主張する衝撃的な内容だ。
チャールズ氏によると、女性職員からの性的虐待は彼がわずか11歳の時に始まったそうだ。その後は学校を去ることを考えたり、自傷行為に及んだが、当時は同校の「最大の暗黙のルール」が「口外禁止」だったことから、虐待については誰にも打ち明けなかったという。
その女性職員による「変態的な行為」の犠牲になったチャールズ氏は、12歳の時にイタリア人の風俗嬢に童貞を奪われてしまったと告白している。
チャールズ氏は、子どもへの有害な暴力について「どのような家庭に生まれたとしても影響を及ぼす」と語り、「虐待の被害者は声を上げなければならない」と断固として主張した。
画像は『Charles Spencer Instagram「It’s been five years in the pipeline,」「I’m not sure I’m being entirely helpful, in this family shot from 1966,」「My mother, Diana and I, in c. 1967.」「Before and during my interview on A Very Private School with @bbclaurak」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)