南アフリカ、クワズール・ナタール州のワニのテーマパークで今月17日、ライブショーの最中に男性ハンドラーがワニに襲われて重傷を負った。南アフリカのニュースサイト『The Witness』などが、当時の衝撃的な動画とともに伝えた。
クワズール・ナタール州バリトのテーマパーク「クロコダイル・クリーク」のワニの囲い内で17日午後3時前、男性ハンドラーが体長約4.6メートル(15フィート)の巨大ワニに襲われた。
個体は世界最強の咬合力を持ち、非常に凶暴なことで知られるクロコダイル科のナイルワニで、男性が木の棒で顔や体を突いていたところ突然、頭を翻し、腰の下辺りに噛みついたという。
襲撃は来園客の目の前で起きており、当時の動画では噛みつかれた男性が地面に押し倒されると、数人が「ヘルプ!」と声をあげているのが分かる。
撮影者は動揺しているようで映像がかなり乱れているが、巨大ワニのそばには体が小さめのワニが顔を近づけ、男性を挟むように構えており、まさに一触即発の危機である。
ところがしばらくすると男性は巨大ワニから解放されたようで、隙を見て立ち上がると足を引きずりながら逃げ去った。
現場は血が飛び散っており、男性はその後、同パークのスタッフによりビクトリア病院(Victoria Hospital)に搬送されて手当てを受けた。局部に近い右脚にひどい怪我をしており、噛み傷があと2.5センチ(1インチ)横にずれていたら、急所を失っていたかもしれないということだ。
しかしながら、今回の襲撃の動画を見たクロコダイルの専門家は「この個体はただ、男性に警告を与えただけ。もし殺すつもりだったら、簡単に殺せたはずだからね」と分析し、このように述べた。
「男性が非常に幸運だったのは、そばに寄ってきた2頭目が彼に噛みつかなかったこと。もしそうなっていたら、綱引きのような闘いが起きて男性は引き裂かれていただろうからね。ワニはあの日、少しばかり虫の居所が悪かったということだろう。」
ちなみにクロコダイル・クリークのオーナー、ワトソン氏(Mr. Watson)によると、男性は現在、出血が止まり容体は安定しているそうで、事故を受けて次のように語った。
「我々の従業員が逃げ出すことができ、容体が安定していることを嬉しく思う。ただ誰かがワニの池に入った場合には、状況を監視する別の従業員がそばで待機することになっており、規定を遵守していないことに懸念を抱いている。」
そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。
「ワニを棒で突くなんて、ハンドラーが悪いのは明らか。この事故が教訓になったね。」
「ワニが懐くことはないからね。襲いたい時に攻撃してくるということだろう。」
「ワニは襲う機会を辛抱強く待っていたんだよ。ワニを甘くみちゃいけないね。」
「これは怖い。ワニは歯を出して笑っているように見えるよ。」
「動物たちは人間のエンターテイメントのために存在しているわけではないからね。」
「自業自得だろう。まったく信じられないよ。」
なお南アフリカでは今月上旬、37歳の男性がダム湖畔で4メートルほどのワニ(クロコダイル)に襲われていた。男性は腰を噛まれて振り回され、死を覚悟したそうだが、勇敢な妻がワニを撃退していた。
画像は『The Sun 「CROC SHOCK Horror moment 15ft crocodile with ‘world’s most powerful bite’ sinks teeth into screaming zookeeper」(Credit: Jamie Pyatt News Ltd)、「CROC & AWE I was swallowed whole by a 14ft crocodile - it almost ripped my legs off until my brave wife bashed the beast with a LOG」(Credit: Jamie Pyatt News Ltd)』『Need To Know 「Boy, 10, killed by crocodile while fishing at river after dad mistook it for tree stump」(Picture: Jam Press)』『New York Post 「Video accidentally captures deadly ‘shark attack’ on Mexico vacation」(Jam Press Vid)』『India Today 「Caught on camera: Crocodile drags Odisha woman into river, kills her」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
クワズール・ナタール州バリトのテーマパーク「クロコダイル・クリーク」のワニの囲い内で17日午後3時前、男性ハンドラーが体長約4.6メートル(15フィート)の巨大ワニに襲われた。
個体は世界最強の咬合力を持ち、非常に凶暴なことで知られるクロコダイル科のナイルワニで、男性が木の棒で顔や体を突いていたところ突然、頭を翻し、腰の下辺りに噛みついたという。
襲撃は来園客の目の前で起きており、当時の動画では噛みつかれた男性が地面に押し倒されると、数人が「ヘルプ!」と声をあげているのが分かる。
撮影者は動揺しているようで映像がかなり乱れているが、巨大ワニのそばには体が小さめのワニが顔を近づけ、男性を挟むように構えており、まさに一触即発の危機である。
ところがしばらくすると男性は巨大ワニから解放されたようで、隙を見て立ち上がると足を引きずりながら逃げ去った。
現場は血が飛び散っており、男性はその後、同パークのスタッフによりビクトリア病院(Victoria Hospital)に搬送されて手当てを受けた。局部に近い右脚にひどい怪我をしており、噛み傷があと2.5センチ(1インチ)横にずれていたら、急所を失っていたかもしれないということだ。
しかしながら、今回の襲撃の動画を見たクロコダイルの専門家は「この個体はただ、男性に警告を与えただけ。もし殺すつもりだったら、簡単に殺せたはずだからね」と分析し、このように述べた。
「男性が非常に幸運だったのは、そばに寄ってきた2頭目が彼に噛みつかなかったこと。もしそうなっていたら、綱引きのような闘いが起きて男性は引き裂かれていただろうからね。ワニはあの日、少しばかり虫の居所が悪かったということだろう。」
ちなみにクロコダイル・クリークのオーナー、ワトソン氏(Mr. Watson)によると、男性は現在、出血が止まり容体は安定しているそうで、事故を受けて次のように語った。
「我々の従業員が逃げ出すことができ、容体が安定していることを嬉しく思う。ただ誰かがワニの池に入った場合には、状況を監視する別の従業員がそばで待機することになっており、規定を遵守していないことに懸念を抱いている。」
そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。
「ワニを棒で突くなんて、ハンドラーが悪いのは明らか。この事故が教訓になったね。」
「ワニが懐くことはないからね。襲いたい時に攻撃してくるということだろう。」
「ワニは襲う機会を辛抱強く待っていたんだよ。ワニを甘くみちゃいけないね。」
「これは怖い。ワニは歯を出して笑っているように見えるよ。」
「動物たちは人間のエンターテイメントのために存在しているわけではないからね。」
「自業自得だろう。まったく信じられないよ。」
なお南アフリカでは今月上旬、37歳の男性がダム湖畔で4メートルほどのワニ(クロコダイル)に襲われていた。男性は腰を噛まれて振り回され、死を覚悟したそうだが、勇敢な妻がワニを撃退していた。
画像は『The Sun 「CROC SHOCK Horror moment 15ft crocodile with ‘world’s most powerful bite’ sinks teeth into screaming zookeeper」(Credit: Jamie Pyatt News Ltd)、「CROC & AWE I was swallowed whole by a 14ft crocodile - it almost ripped my legs off until my brave wife bashed the beast with a LOG」(Credit: Jamie Pyatt News Ltd)』『Need To Know 「Boy, 10, killed by crocodile while fishing at river after dad mistook it for tree stump」(Picture: Jam Press)』『New York Post 「Video accidentally captures deadly ‘shark attack’ on Mexico vacation」(Jam Press Vid)』『India Today 「Caught on camera: Crocodile drags Odisha woman into river, kills her」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)