犬は長年連れ添った大親友の死期が分かるのだろうか。米カリフォルニア州在住の女性が今年1月末、Instagramに“愛犬2匹が一緒に過ごした最後の晩”と言葉を添えて動画を投稿したところ、米ニュースサイト『Newsweek』などが取り上げて話題となっている。大親友の死を悟った犬はその晩、いつもと違う行動をとったという。
カリフォルニア州ロサンゼルスでガーデンデザイナーとして活躍するシャーリー・ボヴショーさん(Shirley Bovshow)は日本時間1月26日、ポメチワ(ポメラニアンとチワワのミックス)の雌、“フォクシー(Foxy、14)”を思いがけず亡くした。
フォクシーは当時、14歳の誕生日を迎えたばかりで、亡くなる5日前に急に体調が悪化し、嘔吐や血便に苦しむようになった。シャーリーさんはそれから毎日、フォクシーを動物病院に連れて行ったそうで、順調な回復が見込まれていたという。
ところが1月26日の朝、フォクシーは動物病院で突然、けいれん発作を起こし、心配した獣医がしばらく預かって様子を見ることになった。そうしてとりあえず帰路についたシャーリーさんだが、その1分後に病院から連絡があり、引き返すと獣医に「もう長くはもたないだろう」と告げられた。
実はフォクシーはその後、シャーリーさんの腕の中で息を引き取ったそうで、シャーリーさんはSNSで「あの子の死は全く予期していなかった。本当につらかった」と述べていた。
しかしながらシャーリーさんを何よりも驚かせたのは、フォクシーの親友犬でパグル(パグとビーグルのミックス)の雄、“チャーリー(Charlie、8)”が、フォクシーが亡くなる前夜、それまで見せたことがない行動に出たことだったという。
シャーリーさんは当時のことをこのように語った。
「チャーリーはあの晩、フォクシー用のベッドに入り込み、フォクシーの顔を舐めるとそっと寄り添っていたわ。チャーリーはそれまで一度もフォクシーと同じベッドで寝たことがなくてね。そんな姿にとても温かい気持ちになったものよ。」
そうして2匹の様子をカメラで捉えたものの、シャーリーさんは「それがフォクシーと過ごす最後の晩になる」とは思いもしなかったそうで、大親友の死を察していたようなチャーリーの行動についてこう述べた。
「今になって改めて振り返ると、『チャーリーはきっと、私たちには分からない何かを感じ取っていたのではないか』と思えるの。それでああやって、フォクシーに寄り添っていたのよ。」
「チャーリーはあの晩、『フォクシーがいかに重い病気だったのか』を理解していたのでしょうね。2匹は強い絆で結ばれていたし、お互いに何が必要なのかを伝えあい、分かりあうことができた…。あの子たちは永遠の大親友だからね。」
なおフォクシーの死後、シャーリーさんは大きな喪失感に襲われたものの、今は「フォクシーとは魂で繋がっている」と感じているという。また部屋の一角にフォクシーを追悼するコーナーを作ったそうで、少しずつ平常心を取り戻しているそうだ。
一方のチャーリーも、フォクシーが亡くなった直後は動揺していたものの、最近はフォクシーが使っていたベッドで寝るようになったそうで、以前のお茶目なチャーリーに戻りつつあるという。
ちなみにチャーリーとフォクシーの最後の晩の動画には、「ああ、涙が…。悲しいけど、素敵な話だわ」「フォクシー、安らかに」「なんて美しい絆なのかしら」「チャーリーは死期を悟って、サヨナラを言いに来たのでしょうね。動物は鋭い感覚を持っているから」「シェアしてくれてありがとう」「シャーリーさんも気持ちを強く持って!」といったコメントが寄せられており、シャーリーさんはその一つ一つに丁寧に返信をしているようだ。
そして、テックインサイト編集部からもシャーリーさんに「チャーリーにめいっぱいハグしてあげて!」とメッセージを届けたところ、「もちろんよ! ありがとう」との返信があった。シャーリーさんはチャーリーのほかにもう1匹、6歳ほどのパグル、“ロッキー(Rocky)”を飼っているそうで、こう語った。
「愛犬の死から立ち直るにはたくさんの時間が必要だけど、チャーリーがフォクシーと最後の時を過ごすことができて良かったと思っているの。それに最近は、チャーリーがロッキーとたくさんの時間を過ごせるようにしているのよ!」
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画像は『Shirley Bovshow Instagram「My Precious Foxy Passed Away Yesterday」「“Foxy and Charlie’s Last Night Together”」』『Rachel march TikTok「Update: Officially RIP Bowie bb」』『Rupert’s Mom TikTok「Rosie cleans Rupert’s poor eyes and his scull every day.」』『Court TikTok「I’ve been saving these videos for a “puppy best friend” post…」』『Justin Hinsley Instagram「I never in a million years」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
カリフォルニア州ロサンゼルスでガーデンデザイナーとして活躍するシャーリー・ボヴショーさん(Shirley Bovshow)は日本時間1月26日、ポメチワ(ポメラニアンとチワワのミックス)の雌、“フォクシー(Foxy、14)”を思いがけず亡くした。
フォクシーは当時、14歳の誕生日を迎えたばかりで、亡くなる5日前に急に体調が悪化し、嘔吐や血便に苦しむようになった。シャーリーさんはそれから毎日、フォクシーを動物病院に連れて行ったそうで、順調な回復が見込まれていたという。
ところが1月26日の朝、フォクシーは動物病院で突然、けいれん発作を起こし、心配した獣医がしばらく預かって様子を見ることになった。そうしてとりあえず帰路についたシャーリーさんだが、その1分後に病院から連絡があり、引き返すと獣医に「もう長くはもたないだろう」と告げられた。
実はフォクシーはその後、シャーリーさんの腕の中で息を引き取ったそうで、シャーリーさんはSNSで「あの子の死は全く予期していなかった。本当につらかった」と述べていた。
しかしながらシャーリーさんを何よりも驚かせたのは、フォクシーの親友犬でパグル(パグとビーグルのミックス)の雄、“チャーリー(Charlie、8)”が、フォクシーが亡くなる前夜、それまで見せたことがない行動に出たことだったという。
シャーリーさんは当時のことをこのように語った。
「チャーリーはあの晩、フォクシー用のベッドに入り込み、フォクシーの顔を舐めるとそっと寄り添っていたわ。チャーリーはそれまで一度もフォクシーと同じベッドで寝たことがなくてね。そんな姿にとても温かい気持ちになったものよ。」
そうして2匹の様子をカメラで捉えたものの、シャーリーさんは「それがフォクシーと過ごす最後の晩になる」とは思いもしなかったそうで、大親友の死を察していたようなチャーリーの行動についてこう述べた。
「今になって改めて振り返ると、『チャーリーはきっと、私たちには分からない何かを感じ取っていたのではないか』と思えるの。それでああやって、フォクシーに寄り添っていたのよ。」
「チャーリーはあの晩、『フォクシーがいかに重い病気だったのか』を理解していたのでしょうね。2匹は強い絆で結ばれていたし、お互いに何が必要なのかを伝えあい、分かりあうことができた…。あの子たちは永遠の大親友だからね。」
なおフォクシーの死後、シャーリーさんは大きな喪失感に襲われたものの、今は「フォクシーとは魂で繋がっている」と感じているという。また部屋の一角にフォクシーを追悼するコーナーを作ったそうで、少しずつ平常心を取り戻しているそうだ。
一方のチャーリーも、フォクシーが亡くなった直後は動揺していたものの、最近はフォクシーが使っていたベッドで寝るようになったそうで、以前のお茶目なチャーリーに戻りつつあるという。
ちなみにチャーリーとフォクシーの最後の晩の動画には、「ああ、涙が…。悲しいけど、素敵な話だわ」「フォクシー、安らかに」「なんて美しい絆なのかしら」「チャーリーは死期を悟って、サヨナラを言いに来たのでしょうね。動物は鋭い感覚を持っているから」「シェアしてくれてありがとう」「シャーリーさんも気持ちを強く持って!」といったコメントが寄せられており、シャーリーさんはその一つ一つに丁寧に返信をしているようだ。
そして、テックインサイト編集部からもシャーリーさんに「チャーリーにめいっぱいハグしてあげて!」とメッセージを届けたところ、「もちろんよ! ありがとう」との返信があった。シャーリーさんはチャーリーのほかにもう1匹、6歳ほどのパグル、“ロッキー(Rocky)”を飼っているそうで、こう語った。
「愛犬の死から立ち直るにはたくさんの時間が必要だけど、チャーリーがフォクシーと最後の時を過ごすことができて良かったと思っているの。それに最近は、チャーリーがロッキーとたくさんの時間を過ごせるようにしているのよ!」
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画像は『Shirley Bovshow Instagram「My Precious Foxy Passed Away Yesterday」「“Foxy and Charlie’s Last Night Together”」』『Rachel march TikTok「Update: Officially RIP Bowie bb」』『Rupert’s Mom TikTok「Rosie cleans Rupert’s poor eyes and his scull every day.」』『Court TikTok「I’ve been saving these videos for a “puppy best friend” post…」』『Justin Hinsley Instagram「I never in a million years」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)