オーストラリア在住のある男性は一日の仕事が終わり、髪を切りに理容店を訪れた。しかし疲れてしまったのか、髪を切ってもらっている間に眠りに落ちてしまった。気を利かせた理容師はそのまま男性を寝かせたが、最終的に3時間も熟睡していたという。あまりにもぐっすり寝ているので、スタッフが時々息をしているかチェックしたが、それでも途中で目を覚まさなかったそうだ。豪ニュースメディア『News.com.au』などが伝えた。
話題の動画は今月20日、豪ニューサウスウェールズ州ニューカッスルのショッピングセンター「ウェストフィールド・コタラ」にある、理容店チェーン「Barber Industries」のコタラ店で、理容師のジョーダン・マガシヴァさん(Jordan Magasiva)が撮影したものだ。
当時、常連客であるビリーさん(Billy)がヘアカットのために訪れていた。他の客と並び、理容師のジェスさん(Jess)が担当して髪を切り始めた。ビリーさんはいつものように笑顔で入店し、会話をしながら髪を切ってもらっていたが、途中でコックリコックリと船を漕ぎ始めた。
ジョーダンさんは、「店員はみんな、ビリーさんの眠そうな様子に気付きました。そして担当していたジェスが、ビリーさんの頭をヘッドレストにそっと置き、ヘアカットを終えた後、リクライニングの座席を倒してそのまま寝てもらうように体勢を整えたんです」と当時を振り返った。
ジョーダンさんたちは「すぐに起きるかな」と思っていたが、ビリーさんが深い眠りに落ちてしまったため、そのまま寝かせて自分たちの仕事を続けることにした。
そして、ぐっすりと眠るビリーさんの姿をジョーダンさんはカメラに収めた。動画には撮影した時間も書かれており、冒頭では午後3時14分という文字とともに、口を大きく開けて眠るビリーさんが映っている。その後、約15分おきに画面が切り替わるが、ビリーさんは同じ体勢のまま眠り続けていた。
途中でイスが少し倒されているのが分かり、目元がタオルで覆われた。ジョーダンさんは、「彼は現場で働くブルーカラーの仕事をしているので、疲れていたんだと思います。だから少しでも快適に昼寝をしてもらおうと、目をタオルで覆いました」と説明した。
眠り始めてから1時間以上が経過した午後4時32分、あまりにもぐっすりと眠るビリーさんが心配になり、スタッフの1人がタオルを外し、彼が呼吸をしているか笑いながら確認している様子も捉えられていた。それでもビリーさんは眠り続けており、起きる様子が見られない。
そして午後5時38分、ビリーさんがついに目を覚ました。3時間以上も熟睡していたことを知ったビリーさんは驚いたそうで、恥ずかしそうに笑っていた。
ビリーさんが眠っている間、スタッフらは「ビリーさんのパートナーが連絡を取れず、どこにいるのか心配するのでは?」と考えたが、ビリーさんは車で来ていたので「眠そうな状態のまま運転させる方がよくない」と思い、無理に起こすことはしなかったという。
最後には、スッキリとした顔で挨拶をして店を出ていったビリーさんだったが、3時間以上も昼寝をしていた間に38件もの不在着信があり、さらに駐車料金は3時間まで無料だったため、余計なお金を払う羽目になった。
気持ちの良い昼寝と引き換えに、少々苦い思いをしたビリーさんだったが、ジョーダンさんがこの時の動画をTikTokに投稿すると、再生回数が1200万回を超えるほど反響を呼んだ。コメント欄には、「素敵なカスタマーサービスだね」「もしかしたら彼の命を救ったかもしれないよ」「理容店で眠くなる気持ちはよく分かる」「ブルーカラーの仕事はもっと給料が支払われるべきだよね」「このあと用事が入っていないといいけど」など、笑いや共感の声が多数寄せられている。
ジョーダンさんによると、髪を切っている間に眠ってしまう客は多いそうで、起こすかどうかは状況によって対応を変えているという。今回の反響について、「みんな同じ人間だし、一生懸命働いて疲れている。共感する反応がたくさんあったのが良かったですね」とコメントした。
画像は『Jordan Magasiva TikTok「My boy Billy slept during his haircut」』『Danny Deraney X「“You’ve got a friend in me.”」』『Daily Mail Moms Facebook「This baby failed in a very cute way to deliver the rings at his parents’ wedding!」』『Courtney Lee Johnson X「This guy stood up the whole 6 hours so his wife could sleep.」』『Buzz South Africa 「Pictures: Mugabe Sleeps Again As Trump Addresses UN General Assembly」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
話題の動画は今月20日、豪ニューサウスウェールズ州ニューカッスルのショッピングセンター「ウェストフィールド・コタラ」にある、理容店チェーン「Barber Industries」のコタラ店で、理容師のジョーダン・マガシヴァさん(Jordan Magasiva)が撮影したものだ。
当時、常連客であるビリーさん(Billy)がヘアカットのために訪れていた。他の客と並び、理容師のジェスさん(Jess)が担当して髪を切り始めた。ビリーさんはいつものように笑顔で入店し、会話をしながら髪を切ってもらっていたが、途中でコックリコックリと船を漕ぎ始めた。
ジョーダンさんは、「店員はみんな、ビリーさんの眠そうな様子に気付きました。そして担当していたジェスが、ビリーさんの頭をヘッドレストにそっと置き、ヘアカットを終えた後、リクライニングの座席を倒してそのまま寝てもらうように体勢を整えたんです」と当時を振り返った。
ジョーダンさんたちは「すぐに起きるかな」と思っていたが、ビリーさんが深い眠りに落ちてしまったため、そのまま寝かせて自分たちの仕事を続けることにした。
そして、ぐっすりと眠るビリーさんの姿をジョーダンさんはカメラに収めた。動画には撮影した時間も書かれており、冒頭では午後3時14分という文字とともに、口を大きく開けて眠るビリーさんが映っている。その後、約15分おきに画面が切り替わるが、ビリーさんは同じ体勢のまま眠り続けていた。
途中でイスが少し倒されているのが分かり、目元がタオルで覆われた。ジョーダンさんは、「彼は現場で働くブルーカラーの仕事をしているので、疲れていたんだと思います。だから少しでも快適に昼寝をしてもらおうと、目をタオルで覆いました」と説明した。
眠り始めてから1時間以上が経過した午後4時32分、あまりにもぐっすりと眠るビリーさんが心配になり、スタッフの1人がタオルを外し、彼が呼吸をしているか笑いながら確認している様子も捉えられていた。それでもビリーさんは眠り続けており、起きる様子が見られない。
そして午後5時38分、ビリーさんがついに目を覚ました。3時間以上も熟睡していたことを知ったビリーさんは驚いたそうで、恥ずかしそうに笑っていた。
ビリーさんが眠っている間、スタッフらは「ビリーさんのパートナーが連絡を取れず、どこにいるのか心配するのでは?」と考えたが、ビリーさんは車で来ていたので「眠そうな状態のまま運転させる方がよくない」と思い、無理に起こすことはしなかったという。
最後には、スッキリとした顔で挨拶をして店を出ていったビリーさんだったが、3時間以上も昼寝をしていた間に38件もの不在着信があり、さらに駐車料金は3時間まで無料だったため、余計なお金を払う羽目になった。
気持ちの良い昼寝と引き換えに、少々苦い思いをしたビリーさんだったが、ジョーダンさんがこの時の動画をTikTokに投稿すると、再生回数が1200万回を超えるほど反響を呼んだ。コメント欄には、「素敵なカスタマーサービスだね」「もしかしたら彼の命を救ったかもしれないよ」「理容店で眠くなる気持ちはよく分かる」「ブルーカラーの仕事はもっと給料が支払われるべきだよね」「このあと用事が入っていないといいけど」など、笑いや共感の声が多数寄せられている。
ジョーダンさんによると、髪を切っている間に眠ってしまう客は多いそうで、起こすかどうかは状況によって対応を変えているという。今回の反響について、「みんな同じ人間だし、一生懸命働いて疲れている。共感する反応がたくさんあったのが良かったですね」とコメントした。
画像は『Jordan Magasiva TikTok「My boy Billy slept during his haircut」』『Danny Deraney X「“You’ve got a friend in me.”」』『Daily Mail Moms Facebook「This baby failed in a very cute way to deliver the rings at his parents’ wedding!」』『Courtney Lee Johnson X「This guy stood up the whole 6 hours so his wife could sleep.」』『Buzz South Africa 「Pictures: Mugabe Sleeps Again As Trump Addresses UN General Assembly」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)