カラスと一緒に過ごす2歳の男の子の姿を捉えた動画が話題を呼んでいる。カラスは、男の子の後ろをぴょんぴょんと跳ねながら追いかけっこをして遊んでいるのだ。強い絆で結ばれている男の子とカラスの不思議な関係には、「なんて素敵な関係なの」といった声が寄せられている。ポジティブなニュースを配信しているウェブサイト『Good News Network』などが伝えた。
話題を集めている動画は、デンマークに住むレアゲ・ルナさん(Lærke Luna)がInstagramに投稿したものだ。動画には、息子のオットー君(Otto、2)が走ったり三輪車で遊んだりする様子が映っているが、そのすぐそばには常に1羽のカラスがいる。
“ラッセル(Russell)”と名付けられたこのカラスの幼鳥は、昨年の夏に弱っているところを、レアゲさんのパートナーでオットー君の父親であるクレスチャン・ローセンベアさん(Christian Rosenberg)が発見したという。レアゲさんたちは野生動物保護団体に連絡しようとしたが、自宅の近くに対応してくれる団体はなかった。このまま放っておくことはできないと考え、自分たちで保護して助けることを決意した。
手探りながらも世話を始めるとラッセルは次第に回復し、最終的には野生へ帰すことができた。無事に野生へ戻ったラッセルだったが、レアゲさんたちに恩を返すためか、頻繁に小物を持ってレアゲさんの家にやって来るようになった。レアゲさんも追い返すことはせず、おやつをあげたりして信頼関係を築き上げた。
ラッセルは保護してくれたレアゲさんの肩に乗るなど信頼しているようだが、それ以上に、オットー君に対して特別な思いを抱いているという。オットー君が走ったり、三輪車で遊んでいると、ラッセルは跳ねてその後ろをついていくなどオットー君のそばを離れず、常に一緒に過ごすようになった。オットー君が庭のベンチに座ったり、おもちゃで遊んでいると、すぐ隣でその様子を見守り、時にはオットー君がラッセルを追いかけて遊ぶこともある。
ラッセルを撫でることができるのは、オットー君だけだという。オットー君が手を伸ばして口ばしや体に触っても、ラッセルは当たり前のようにそれを受け入れている。しかし、他の人がラッセルに触ろうとすると逃げてしまうという。
不思議なほどオットー君にばかりついて回るラッセルだが、レアゲさんが飼う犬や猫にちょっかいを出すこともあるそうだ。レアゲさんは、「ラッセルと一緒に過ごしていると、退屈することはありませんね。ラッセルのおかげで、普通の人ができないような自然との触れ合いができています。私たちは、彼の群れの一員なのです」と話している。
レアゲさん一家もラッセルも、互いに信頼し合っているからこその関係性だが、レアゲさんはオットー君とラッセルが一緒にいる時は目を離さないように必ずそばにいるそうだ。
強い絆で結ばれたオットー君とラッセルの動画を見た人々からは、「カラスもこの子も、互いにこんなに優しく接することができるなんて、本当にすごい」「オットー君はきっと特別な子だね」「なんて素敵な関係なの」などといった驚きの声が寄せられている。
ちなみに2021年1月にはアメリカで、4歳男児が野生の小鹿と一緒に帰宅しており、「子どもは不思議な力を持っているね」と感心する声が集まっていた。
この投稿をInstagramで見る Lærke Luna(@laerke_luna)がシェアした投稿
画像は『Lærke Luna Instagram「Thank you Russell.」』『Stephanie Brown Facebook「Dominic really went outside and brought a deer back...」』『Evan Pender Instagram「Wild dolphin brings me a gift and wants to play underwater fetch in Ireland.」』『Metro 「Man adopts rescue fox after it crawls into his jacket sleeve for a snooze」(Picture: Les Hemstock / SWNS)』『Kristen Kerr Instagram「Coexist」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
話題を集めている動画は、デンマークに住むレアゲ・ルナさん(Lærke Luna)がInstagramに投稿したものだ。動画には、息子のオットー君(Otto、2)が走ったり三輪車で遊んだりする様子が映っているが、そのすぐそばには常に1羽のカラスがいる。
“ラッセル(Russell)”と名付けられたこのカラスの幼鳥は、昨年の夏に弱っているところを、レアゲさんのパートナーでオットー君の父親であるクレスチャン・ローセンベアさん(Christian Rosenberg)が発見したという。レアゲさんたちは野生動物保護団体に連絡しようとしたが、自宅の近くに対応してくれる団体はなかった。このまま放っておくことはできないと考え、自分たちで保護して助けることを決意した。
手探りながらも世話を始めるとラッセルは次第に回復し、最終的には野生へ帰すことができた。無事に野生へ戻ったラッセルだったが、レアゲさんたちに恩を返すためか、頻繁に小物を持ってレアゲさんの家にやって来るようになった。レアゲさんも追い返すことはせず、おやつをあげたりして信頼関係を築き上げた。
ラッセルは保護してくれたレアゲさんの肩に乗るなど信頼しているようだが、それ以上に、オットー君に対して特別な思いを抱いているという。オットー君が走ったり、三輪車で遊んでいると、ラッセルは跳ねてその後ろをついていくなどオットー君のそばを離れず、常に一緒に過ごすようになった。オットー君が庭のベンチに座ったり、おもちゃで遊んでいると、すぐ隣でその様子を見守り、時にはオットー君がラッセルを追いかけて遊ぶこともある。
ラッセルを撫でることができるのは、オットー君だけだという。オットー君が手を伸ばして口ばしや体に触っても、ラッセルは当たり前のようにそれを受け入れている。しかし、他の人がラッセルに触ろうとすると逃げてしまうという。
不思議なほどオットー君にばかりついて回るラッセルだが、レアゲさんが飼う犬や猫にちょっかいを出すこともあるそうだ。レアゲさんは、「ラッセルと一緒に過ごしていると、退屈することはありませんね。ラッセルのおかげで、普通の人ができないような自然との触れ合いができています。私たちは、彼の群れの一員なのです」と話している。
レアゲさん一家もラッセルも、互いに信頼し合っているからこその関係性だが、レアゲさんはオットー君とラッセルが一緒にいる時は目を離さないように必ずそばにいるそうだ。
強い絆で結ばれたオットー君とラッセルの動画を見た人々からは、「カラスもこの子も、互いにこんなに優しく接することができるなんて、本当にすごい」「オットー君はきっと特別な子だね」「なんて素敵な関係なの」などといった驚きの声が寄せられている。
ちなみに2021年1月にはアメリカで、4歳男児が野生の小鹿と一緒に帰宅しており、「子どもは不思議な力を持っているね」と感心する声が集まっていた。
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画像は『Lærke Luna Instagram「Thank you Russell.」』『Stephanie Brown Facebook「Dominic really went outside and brought a deer back...」』『Evan Pender Instagram「Wild dolphin brings me a gift and wants to play underwater fetch in Ireland.」』『Metro 「Man adopts rescue fox after it crawls into his jacket sleeve for a snooze」(Picture: Les Hemstock / SWNS)』『Kristen Kerr Instagram「Coexist」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)