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【海外発!Breaking News】スノーケリング中、脚にしがみつかれた女性 実はマナティーの“優しいハグ”(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年4月3日 10時55分

好奇心旺盛で友好的と言われるマナティーは、ユニークな体型と独特の愛らしさで人気だ。そんなマナティーがこのほど、スノーケリング中の水中ガイドの脚にしがみつき、抱きしめて離さない様子が捉えられた。動物専門サイト『The Dodo』が伝えた。

米フロリダ州のクリスタル・リバーで2月下旬、ケンドラ・ニコールさん(Kendra Nicole)がスノーケリングをしていると、脚に何かがしがみつくような奇妙な感覚を覚えた。

ケンドラさんは同地のツアーオペレーター「プランテーション・アドベンチャーセンター&マナティー・ツアーズ(Plantation Adventure Center & Manatee Tours)」に勤務しており、水中ガイド兼カメラマンとして活躍。その時もちょうど、アクションカメラ「GoPro」を片手に撮影を行っていた。

そして水中に頭を入れて目をやると、小さな子供のマナティーが自分の左脚に両ヒレを回し、優しく“ハグ”していることに気付いた。

マナティーはジッとしており、ケンドラさんが姿勢を変えて脚を伸ばすと、背中の上に顔を載せてリラックス。そのままハグを止めることはなく、まったりとくつろいでいるようだった。

一方でケンドラさんは、カメラとマナティーを交互に見つめてはいるものの、決してその個体に触れたり、ハグを返すことはなく、SNSに投稿した当時の動画には、「マナティーがハグして、離れようとしない時」と言葉を添えた。



実はマナティー、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種レッドリストで「危急種(VU)」に指定されているほか、1972年に米国で制定された「海洋哺乳類保護法」で保護の対象となっている。そのため意図的に触ったり、邪魔したりすることは違法となるそうで、ケンドラさんは赤ちゃんマナティーのハグについて、SNSでこのように記していた。

「マナティーには『人間にハグしてはいけない』なんてルールはないの。だから、私たちがマナティーに愛情(ハグ)を返してあげることができないのはとてもつらいこと。でもマナティーには、いつもこう伝えているの。『これはあなたたちのためなのよ』とね。」

そしてこの動画には、次のような様々なコメントが寄せられた。

「これは素敵ね。私たちも数年前、マナティーと一緒に泳いだことがあったの。マナティーは大きな海の子犬よ。」
「なんて貴重な映像なのかしら。」
「本当にキュートだわ!」
「マナティーは遊んで欲しいのよ!」
「優しくて大きな“海牛”のマナティー。大好きよ。」
「この子はあなたがハグを返してくれない理由を理解できないでしょうね。」
「こんなに近くでハグされたら、ハグを返してしまうかも。たとえ刑務所行きになってもね。」
「マナティーが寄ってきたとしても、あなたはすぐにあの場所から泳ぎ去るべきだった。」
「これは動物の自然な振る舞いを変えてしまう行動。ハラスメントに値するよ。」 
「いや、あなたはこのマナティーに選ばれたのよ!」
「私もマナティーから一度、ハグしてもらいたいわ。」



なおケンドラさんは、「マナティーが目覚め、朝一で挨拶をしてくれる時に最も幸せを感じる」と明かしており、テックインサイト編集部では「どのくらいの頻度でツアーを行っているのか」「マナティーのハグはどのくらい珍しいことなのか」などについて質問を投げかけている。

ちなみにフロリダ州シルバー・スプリングス州立公園では今年2月、マナティー母子がハグやキス、おんぶに抱っこで泳ぐ姿が捉えられ「一日中見ていても飽きない」などと注目を集めていた。



画像は『Kendra Nicole Instagram「When they hug you and won’t let go」』『Clear Kayak Tour Silver Springs Instagram「Baby Manatee and Mama giving sweet hugs to each other on the River today」』『skateybrown Instagram「Here’s the video」』『Evan Pender Instagram「Wild dolphin brings me a gift and wants to play underwater fetch in Ireland.」』『Casey Cooper TikTok「Mikah the spider monkey once lived in a tiny cage」』『Liberia Chimpanzee Rescue Facebook「Little boy Beckley meets all of his new family for the first time」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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