ロシア極東カムチャツカ地方で今から数年前にドローンが撮影したシベリアン・ハスキーの映像が、最近になってSNSを騒がせている。動画はシベリアン・ハスキーが森の中でクマの家族と戯れる様子を捉えたもので、Instagramに投稿された動画は3日間の再生回数が2700万回を超えた。ネットメディア『LA.LV』などが伝えた。
カムチャツカ地方、ウスチカムチャツク(Ust'-Kamchatsk)の小さな村である日、狩猟用に飼育されていたシベリアン・ハスキー(以下、ハスキー)の子犬が行方不明になった。
人々は当時、「きっと犬はクマの餌になってしまったに違いない」と諦めていたが、それからしばらく経ってから、水産加工場の警備ドローンが捉えた映像でハスキーがクマの親子と一緒に生きていることが判明。人々を驚愕させた。
当時の動画では、大きな体の母グマが子グマ2頭を引き連れて森の中を歩いており、ハスキーが子グマの間を駆け抜けたり、ちょっかいを出したりしてまるで家族のように遊んでいるのが見て取れる。
3頭のクマはまるまると太っており、子グマといっても大きさはハスキーの倍以上ある。しかも犬を餌とみなすはずのクマがハスキーと一緒に遊んでいるだけでなく、子育て中で警戒心が強いはずの母グマがハスキーを受け入れている様子には生物学者も衝撃を受け、次のように推測した。
「このハスキーはまだ子犬だった時にクマの家族になり、1日や1週間ではなく、非常に長い間クマと一緒にいたと思われる。きっと母性本能が強い母グマが、当時小さかったハスキーを3番目の子として受け入れたのだろう。」
実はこの地域のクマたちは当時、水産加工場や村人が利用する魚の廃棄場によく現れ、餌に困ることはなかったそうで、このこともクマがハスキーを受け入れた理由の一つと考えられているという。
ちなみにこの動画は2016年にYouTubeで公開され、今月になって再びSNSで注目を集めており、次のようなコメントが寄せられた。
「なんて美しい光景なの!」
「うああ、可愛い。」
「母グマはハスキーをベビーシッターとして利用しているのかも。賢いね。」
「ハスキーも子グマにしかちょっかいを出していないよ。」
「カムチャツカはクマの楽園。この動画を見ると、動物は檻の中で生きるべきではないと実感するね。」
「まるでディズニー映画のようだわ。」
「この後、ハスキーはどうなったの?」
「クマが冬眠したら生き延びることはできないだろうね。ハスキーが保護されたことを祈っているよ。」
さらにSNSでは、「ハスキーは行方不明になってから数か月経っていて、ドローンはハスキーを捜すために飛ばされたようだ」といった情報もあるが、そのあたりの詳細やハスキーのその後については分からないそうだ。
なお米ネバダ州の砂漠地帯では昨年1月、子犬の頃に捨てられたと思われるオス犬が傷だらけで捕獲されていた。この犬は約7か月間、過酷な環境下でコヨーテの群れと一緒に暮らしていたという。
この投稿をInstagramで見る Jerri Scherff, CPDT-KA(@sailorjerrithedogtrainer)がシェアした投稿
画像は『LA.LV 「На Камчатке пес ушел в лес, чтобы жить с медведями」』『Fox 5 Vegas 「Ghost’s Story: Elusive white dog spotted living with coyote pack in Henderson」』『New York Post 「German shepherd plays with unlikely new pal ― a young black bear」(SWNS)』『Simón Instagram「Un recuerdo con mi amigo Chefcito」』『Tahoe Toogee Instagram「Rub-a-dub dub」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
カムチャツカ地方、ウスチカムチャツク(Ust'-Kamchatsk)の小さな村である日、狩猟用に飼育されていたシベリアン・ハスキー(以下、ハスキー)の子犬が行方不明になった。
人々は当時、「きっと犬はクマの餌になってしまったに違いない」と諦めていたが、それからしばらく経ってから、水産加工場の警備ドローンが捉えた映像でハスキーがクマの親子と一緒に生きていることが判明。人々を驚愕させた。
当時の動画では、大きな体の母グマが子グマ2頭を引き連れて森の中を歩いており、ハスキーが子グマの間を駆け抜けたり、ちょっかいを出したりしてまるで家族のように遊んでいるのが見て取れる。
3頭のクマはまるまると太っており、子グマといっても大きさはハスキーの倍以上ある。しかも犬を餌とみなすはずのクマがハスキーと一緒に遊んでいるだけでなく、子育て中で警戒心が強いはずの母グマがハスキーを受け入れている様子には生物学者も衝撃を受け、次のように推測した。
「このハスキーはまだ子犬だった時にクマの家族になり、1日や1週間ではなく、非常に長い間クマと一緒にいたと思われる。きっと母性本能が強い母グマが、当時小さかったハスキーを3番目の子として受け入れたのだろう。」
実はこの地域のクマたちは当時、水産加工場や村人が利用する魚の廃棄場によく現れ、餌に困ることはなかったそうで、このこともクマがハスキーを受け入れた理由の一つと考えられているという。
ちなみにこの動画は2016年にYouTubeで公開され、今月になって再びSNSで注目を集めており、次のようなコメントが寄せられた。
「なんて美しい光景なの!」
「うああ、可愛い。」
「母グマはハスキーをベビーシッターとして利用しているのかも。賢いね。」
「ハスキーも子グマにしかちょっかいを出していないよ。」
「カムチャツカはクマの楽園。この動画を見ると、動物は檻の中で生きるべきではないと実感するね。」
「まるでディズニー映画のようだわ。」
「この後、ハスキーはどうなったの?」
「クマが冬眠したら生き延びることはできないだろうね。ハスキーが保護されたことを祈っているよ。」
さらにSNSでは、「ハスキーは行方不明になってから数か月経っていて、ドローンはハスキーを捜すために飛ばされたようだ」といった情報もあるが、そのあたりの詳細やハスキーのその後については分からないそうだ。
なお米ネバダ州の砂漠地帯では昨年1月、子犬の頃に捨てられたと思われるオス犬が傷だらけで捕獲されていた。この犬は約7か月間、過酷な環境下でコヨーテの群れと一緒に暮らしていたという。
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画像は『LA.LV 「На Камчатке пес ушел в лес, чтобы жить с медведями」』『Fox 5 Vegas 「Ghost’s Story: Elusive white dog spotted living with coyote pack in Henderson」』『New York Post 「German shepherd plays with unlikely new pal ― a young black bear」(SWNS)』『Simón Instagram「Un recuerdo con mi amigo Chefcito」』『Tahoe Toogee Instagram「Rub-a-dub dub」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)