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【海外発!Breaking News】「出てきたわ!」夫運転の車の助手席で4620gの男児出産 その瞬間に息を呑む(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年4月23日 12時30分

夫が運転する車の助手席で、パニック状態の妻が赤ちゃんを出産する瞬間を捉えた動画が話題となっている。思わず息を呑むような命の誕生の瞬間は2015年7月に撮影されたもので、今年2月になってYouTubeチャンネル『Newsnercom』などが伝えて再び注目された。

米テキサス州ヒューストン郊外レイク・ジャクソンで暮らすリーシャさん(Lesia、当時22歳)は2015年7月、第3子出産のため、夫ジョナサン・ペティジョンさん(Jonathan Pettijohn、以下ジョンさん、当時24歳)の運転で、車で約1時間15分の距離にあるヒューストンの産院「ベイエリア・コミュニティ・バース・センター(Bay Area Community Birth Center)」へ向かった。

ところが45分ほど車を走らせた頃、リーシャさんは「赤ちゃんが産まれてしまう」と直感し、ジョンさんに「カメラを回してくれないか」とお願いしたという。

そこでジョンさんは、車を運転しながらアクションカメラ「GoPro」で撮影を開始。なんとその数分後には、男児ジョサイア君(Josiah)が誕生した。

当時の動画では、大きなお腹のリーシャさんが陣痛に苦しんで唸り声をあげており、しばらくすると「破水したわ。破水したのよ」と呆然としている。

そんなリーシャさんに対して、ジョンさんは「オーライ」と冷静に答えるが、リーシャさんはその後、悲鳴にも似た叫び声をあげ、「オーマイガー」と言って震え始める。そして「ものすごく痛むのよ」と天を仰いで痛みに耐え、「(産院に)行ってちょうだい」と呟いている。

するとジョンさんは、落ち着いた優しい声で「ズボンを下ろしたほうがいい?」と質問するが、リーシャさんはこう答えて叫び続ける。

「分からないわ…。でも私はズボンを下ろすことができない。できないの…。」

「オーマイガーシュ。赤ちゃんが出てくるわ。出てくるわよ!」

苦しむ妻にジョンさんは、ズボンを下ろそうとして手を伸ばし、頼まれてシートベルトを外しているが、その直後、リーシャさんはこう絶叫した。

「頭が出てきたわ。オーマイガーシュ。赤ちゃんが出てきちゃったわ~。」

ズボンを下ろしながら必死に力み続けると、リーシャさんは「出てきたわ」と伝え、ジョンさんが「車を止めようか? それともこのまま行く?」と聞くと、「このまま行ってちょうだい」と苦しそうに答えている。

そしてジョンさんが「分かったよ」と言った瞬間、赤ちゃんが泣き声をあげ、ジョンさんは「赤ちゃんが産まれたよ。オオ」と笑った。

一方、リーシャさんも「オーマイグッドネス。男の子よ」と言いながら赤ちゃんを自ら取り上げ、ジョンさんも「オーライ。男の子だよ。見てご覧よ」と喜びの声をあげるのだった。



ただリーシャさんは、その後も落ち着かない様子で「吸引しないといけないわ」と心配しており、冷静なジョンさんに「赤ちゃんは泣いているよ。呼吸もしているし、大丈夫だよ…。叩いてご覧よ…。赤ちゃんをうつ伏せにしてお尻を叩いてみて」と促され、その通りにやってみる。

そうして「赤ちゃんが車の中で産まれちゃったわ。オーマイガーシュ」と唖然とするリーシャさんに対し、ジョンさんは「そうだよ。やったね。ハイファイブ(ハイタッチ)しようぜ…」と嬉しそうに答え、妻を励まし続けていた。

またその後も、助手席が血に染まっているのを気にしたり、どうしていいか分からないでいるリーシャさんに、ジョンさんは「大丈夫だ…。赤ちゃんに話しかけて。可愛がってあげてよ」などと優しく接し続けた。



リーシャさんはそんな夫の言葉に少しは落ち着いたのか、赤ちゃんを見て「あなたは美しいわ」「愛しているわよ」などと話しかけ、車内での思いがけない出産の余韻に浸っているようでもあった。

リーシャさんは、当時のことを「私はあの時、必要以上にパニックになっていたと思う。だって私は赤ちゃんを車の中で産みたくはなかったし、とても怖かったの。赤ちゃんがちゃんと呼吸をしているのか、また赤ちゃんが何かを必要としているのかが全く分からなかったの」と振り返る。

一方でジョンさんは、「自分がパニックに陥ってしまったら、事態を悪化させてしまうと思ってね。とにかく冷静になろうと思っていた」と明かしており、動画の最後には「僕たちは産院にお金を払わなきゃいけないのかな」と言って笑う余裕さえみせていた。

母子が産院に到着すると、助産師がその後の処理を引き受けてくれたそうで、分娩はしていないため費用は発生しなかったそうだ。また男児は立派な体格で、体重が4620グラム(10ポンド3オンス)もあったという。



なお夫妻は当時、同産院で誕生した1歳と2歳の娘がいて、ジョサイア君は初めての男の子となった。さらに2020年2月のインタビューによると、夫妻にはその後、三女と次男が誕生。ジョサイア君は健康ですくすく育ち、リーシャさんは6人目を妊娠していたようだった。

ちなみにこの時の動画には、「あんなに冷静な父親は初めて見たよ」「この男性は運転手、カメラマン、擁護者、精神的なサポーター、そして父親の役をこなした。素晴らしいよ」「母親も強かったし、よく頑張った」「2人ともよくやったよ」「息を呑んで見ていたよ」「これは感動だね」といったコメントが寄せられていた。

車の助手席の出産では米フロリダ州で2023年4月、介助した保安官のボディカメラが感動の瞬間を捉えていた。また同年3月にはブラジルで、エレベーターの中で命が誕生していた。



画像は『Newsner Instagram「Mom delivers 10lb baby by herself in moving car」』『ABC13 Houston 「Couple who had baby in car talks about experience」』『Hillsborough County Sheriff’s Office Facebook「OH BABY」』『Portal A10+ YouTube「Mulher dá à luz em pé no elevador do condomínio onde mora no MT」』『Deshai Fudd TikTok「Storytime of my Daughters delivery!」』『The Sun 「EXPRESS DELIVERY I gave birth in the car ‘at 90mph’ - I’d started having contractions watching Love Island」(Credit: News Group Newspapers Ltd)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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