アン・ハサウェイ(41)が、2000年代に受けたオーディション会場で、相手役候補との相性を確認するために10人もの男性とキスさせられたと明かした。これを受け、当時のアンが出演した映画やTVシリーズのキャスティング・ディレクター達が米メディアの取材に応じ、そのようなオーディションはなかったと証言した。
アン・ハサウェイは17歳の時、TVシリーズ『Get Real(原題)』でデビュー。18歳になると映画『プリティ・プリンセス』(2001年)でスクリーンデビューし、大御所女優メリル・ストリープと共演した映画『プラダを着た悪魔』(2006年)でブレイクした。
その後、ハリウッドでのキャリアを築き上げ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞、エミー賞、英国アカデミー賞(BAFTA)など数多くの賞を受賞してきた。
そんなアンが米メディア『V Magazine』の独占インタビューに応じ、「これは、私にも本当に起こったこと。2000年代当時は相性を確かめるために、他の俳優とキスするよう求めるなんて、普通のことだと考えられていたわ。これって実は、最悪の方法なんだけどね」と明かした。
アンは、審査員から「君はキャストで、今日は10人の男性が来ることになっている。全員とキスできるなんて、興奮するよね?」と言われた。しかし興奮などせず、「気持ち悪い」と感じたことから「私って、どこかおかしいの?」と思ったという。
当時若かったアンは、“気難しい”というレッテルを貼られることで、すべてを失うことを恐れ、キスシーンに挑戦したそうだ。
「私はただ興奮したふりをして、それに取りかかったわ。誰も私をひどい目に合わせようとか、傷つけようとはしていなかった。ただ、当時はとても違っていたのよ。今の私達は、もっと理解しているわ。」
アンは、この話がどの映画のオーディションであるかや、男性俳優が誰なのかについては明言していない。
彼女の発言を受けて米メディア『TMZ』では、アンが2000年代前後に出演した映画やTVシリーズのキャスティング・ディレクターに取材し、実際にこのようなオーディションがあったのかを確認した。
映画『プリティ・プリンセス』では、主役を演じたアンが2人の男性とキスをするシーンがある。同作のキャスティング・ディレクターを務めたドナ・モロンさんは、男性俳優とのキスを要求するようなオーディションには参加したことがないと否定した。
さらに、1990年代後半から2000年代前半に放送したTVドラマ『Get Real』のキャスティング・ディレクター、リンダ・ラモンターニュさんも、このようなオーディションの存在を否定し、このように述べた。
「私は1988年のTVシリーズ『Capital News』以来、キャスティングの仕事をしてきましたが、正直なところ、オーディションや相性テストで俳優同士にキスをさせることはありませんでした。」
「もし私のキャリアの中で、わずかなシーンしかなかったとしても、オーディションのために(キスをする)シーンを選ぶことはないでしょう。新しいものや確立されたもののオーディションを受けるのは大変だし、タレントに不快な思いをさせたくありません。今のままで十分なプレッシャーなのですから。」
また、アンが出演した映画『ブロークバック・マウンテン』(2005年)のキャスティング・ディレクター、エイヴィ・カウフマンさんも、アンがインタビューで明かしたことについては、まったく記憶にないと語ったという。
アンは、5月2日よりPrime Videoで独占配信される映画『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』で、年下のボーイズバンドのシンガー“ヘイズ”と恋に落ちるシングルマザー“ソフィー”を演じた。
今回のインタビューでアンは、恋人役を演じる俳優を発掘するためのオーディションの内容について、こう語った。
「私達はオーディションに来た俳優達に、彼らが演じる役柄が好きそうな曲を選んでもらったのよ。私が演じる役柄を踊らせるためにね。それで、彼らに短いアドリブをしてもらうの。」
アンの相手役に抜擢されたニコラス・ガリツィン(29)は、米バンド「アラバマ・シェイクス」の楽曲を選んだそうだ。アンはボーカリストの歌を聞いた途端に微笑み、ニコラスと一緒にダンスを楽しんだ。マイケル・ショウォルター監督は、2人が踊る姿を見ながら、にこやかに微笑んでいたという。
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画像は『Anne Hathaway Instagram「That’s a wrap on #ArmaggedonTime!」「For the Moonheads」「“Hers” for @vmagazine」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
アン・ハサウェイは17歳の時、TVシリーズ『Get Real(原題)』でデビュー。18歳になると映画『プリティ・プリンセス』(2001年)でスクリーンデビューし、大御所女優メリル・ストリープと共演した映画『プラダを着た悪魔』(2006年)でブレイクした。
その後、ハリウッドでのキャリアを築き上げ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞、エミー賞、英国アカデミー賞(BAFTA)など数多くの賞を受賞してきた。
そんなアンが米メディア『V Magazine』の独占インタビューに応じ、「これは、私にも本当に起こったこと。2000年代当時は相性を確かめるために、他の俳優とキスするよう求めるなんて、普通のことだと考えられていたわ。これって実は、最悪の方法なんだけどね」と明かした。
アンは、審査員から「君はキャストで、今日は10人の男性が来ることになっている。全員とキスできるなんて、興奮するよね?」と言われた。しかし興奮などせず、「気持ち悪い」と感じたことから「私って、どこかおかしいの?」と思ったという。
当時若かったアンは、“気難しい”というレッテルを貼られることで、すべてを失うことを恐れ、キスシーンに挑戦したそうだ。
「私はただ興奮したふりをして、それに取りかかったわ。誰も私をひどい目に合わせようとか、傷つけようとはしていなかった。ただ、当時はとても違っていたのよ。今の私達は、もっと理解しているわ。」
アンは、この話がどの映画のオーディションであるかや、男性俳優が誰なのかについては明言していない。
彼女の発言を受けて米メディア『TMZ』では、アンが2000年代前後に出演した映画やTVシリーズのキャスティング・ディレクターに取材し、実際にこのようなオーディションがあったのかを確認した。
映画『プリティ・プリンセス』では、主役を演じたアンが2人の男性とキスをするシーンがある。同作のキャスティング・ディレクターを務めたドナ・モロンさんは、男性俳優とのキスを要求するようなオーディションには参加したことがないと否定した。
さらに、1990年代後半から2000年代前半に放送したTVドラマ『Get Real』のキャスティング・ディレクター、リンダ・ラモンターニュさんも、このようなオーディションの存在を否定し、このように述べた。
「私は1988年のTVシリーズ『Capital News』以来、キャスティングの仕事をしてきましたが、正直なところ、オーディションや相性テストで俳優同士にキスをさせることはありませんでした。」
「もし私のキャリアの中で、わずかなシーンしかなかったとしても、オーディションのために(キスをする)シーンを選ぶことはないでしょう。新しいものや確立されたもののオーディションを受けるのは大変だし、タレントに不快な思いをさせたくありません。今のままで十分なプレッシャーなのですから。」
また、アンが出演した映画『ブロークバック・マウンテン』(2005年)のキャスティング・ディレクター、エイヴィ・カウフマンさんも、アンがインタビューで明かしたことについては、まったく記憶にないと語ったという。
アンは、5月2日よりPrime Videoで独占配信される映画『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』で、年下のボーイズバンドのシンガー“ヘイズ”と恋に落ちるシングルマザー“ソフィー”を演じた。
今回のインタビューでアンは、恋人役を演じる俳優を発掘するためのオーディションの内容について、こう語った。
「私達はオーディションに来た俳優達に、彼らが演じる役柄が好きそうな曲を選んでもらったのよ。私が演じる役柄を踊らせるためにね。それで、彼らに短いアドリブをしてもらうの。」
アンの相手役に抜擢されたニコラス・ガリツィン(29)は、米バンド「アラバマ・シェイクス」の楽曲を選んだそうだ。アンはボーカリストの歌を聞いた途端に微笑み、ニコラスと一緒にダンスを楽しんだ。マイケル・ショウォルター監督は、2人が踊る姿を見ながら、にこやかに微笑んでいたという。
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画像は『Anne Hathaway Instagram「That’s a wrap on #ArmaggedonTime!」「For the Moonheads」「“Hers” for @vmagazine」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)