米フロリダ州で先月3日、 ゴールデンレトリバーが緑色の雌の子犬を産み、ブリーダーがTikTokに動画を投稿したところ、大きな反響を呼んだ。この日、生まれたのは8匹で、7匹は薄いクリーム色だったという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。
フロリダ州ペンサコーラで「ゴールデン・トレジャー・ケネル(Golden Treasures Kennel)」を経営するブリーダー、グレッグさん(Greg)とキャロル・デブルラーさん(Carole DeBruler、59)は先月3日、生まれたばかりの8匹のゴールデンレトリバーの子犬の中に緑色の個体がいることに気付き、驚愕した。
キャロルさんは、「その子犬は8匹の中でも一番小さくてね。体を擦ってみたけれど、緑色が落ちることはなかったの。私たち夫婦は毛色が薄いゴールデンレトリバーを飼育して17年になるけど、そんな個体は初めてだったわ」と語り、このように続けた。
「白色や薄いクリーム色のゴールデンレトリバーの子犬の場合、緑がかって誕生することは珍しくはなく、被毛を擦るとすぐに色が落ちるの。母犬だけでなく、私たちも被毛をキレイにするからね。でも珍しいことに、その子犬の緑色は落ちることがなかったの。」
「ただ何度か洗っているうちに、緑色は明るいライムグリーンに変わり、しばらくその色を保ち続けたわ。」
キャロルさんはその子犬にクローバーなどの三つ葉を意味する“シャムロック(Shamrock)”と名付けたそうで、TikTokで先月27日、きょうだい犬たちと一緒にミルクを飲む様子を投稿したところ、約1か月の再生回数が900万回を超える大反響となった。
動画には「小さなシャムロックは幸運を持って生まれてきたの」と言葉が添えられており、ライムグリーンで一際目立つシャムロックには次のようなコメントが寄せられた。
「これはまるで、輝くポケモンのよう。」
「私だったら“クローバー”と名付けたわ。」
「“ラッキー”という名がピッタリよ。」
「なんて可愛いの!」
「私も緑の子犬が欲しいわ。」
「なぜ緑色なの?」
「この子は一生に緑色ではないわよね?」
そして視聴者の質問に対して、キャロルさんは「緑色の被毛は胎盤内の胆汁に含まれる緑色の色素ビリベルジンが羊水に交じり、シャムロックがこの色素に過度に晒されたためで、一時的なものなのよ」と説明した。このほかにも、胎仔が羊水の中で緑色の胎便を排出することで被毛が緑に染まる可能性もあるとのことだが、キャロルさんは「世界中の人々にシャムロックについて知ってもらえてとても興奮しているの。あの子はとてもラッキーな犬よ」と述べていた。
さらにシャムロックについて、「あの子はきょうだいの中で一番小さい犬だけど、最も個性が強いの。子犬たちは私を幸せにしてくれるから大好きだけど、あの子は特別でね。元気いっぱいで、とにかく輝いていて、見ているだけで楽しいの」と明かした。
キャロルさんはその後もシャムロックの様子を更新し続け、生後約4週にあたる日本時間の4月1日には、「色が徐々に薄れてきた」と動画を投稿。さらに生後5.5週の4月10日には、きょうだいたちとほとんど色が変わらないシャムロックの姿をシェアし「ライムグリーンはほとんど消えてしまったわ」と言葉を添えた。
そして生後8週になった現在のシャムロックはというと、水に濡れた時などにわずかに緑色が現れるだけで、きょうだいと見分けがつかないそうで、8匹の子犬たちの動画には「シャムロックはどこなの?」といった質問もあがっていた。
キャロルさんは現在、8匹が巣立つ準備を進めているようで、「シャムロックは真っ先に新しい家族が決まったのよ」と明かし、次のように語った。
「シャムロックの新しい飼い主は、仕事を引退したばかりの男性なの。だからあの子はきっと、愛情を一身に受けることでしょうね。シャムロックは今もここで十分に愛されているけれど、これからも可愛がられるのは間違いないわ。そしてそれは私にとってはとても嬉しいことなの!」
なおキャロルさんが4月13日に投稿したきょうだいの動画では、丸々と太った子犬たちが戯れたり、カメラをジッと見つめる様子が捉えられており、再生回数が1860万回を超えるなど人々の関心の高さがうかがえる。テックインサイト編集部ではキャロルさんに、今回の大きな反響についての感想や、ブリーダーとして子犬たちを手放す時の心境などについて質問を投げかけている。
ちなみに2022年には、米ルイジアナ州で緑色のフレンチブルドッグが誕生して話題となった。ブリーダーの男性は当初、緑色は汚れだと思い、子犬が誕生した夜に被毛を4度も洗ったという。
画像は『People.com 「Golden Retriever Gives Birth to ‘Lucky’ Green Puppy Named Shamrock: ‘She Just Shines’」(PHOTO: GOLDEN TREASURES KENNEL)』『Golden Treasures Kennel TikTok「Shamrock was born with her white fur stained with biliverdin.」「Shamrock is doing great!」』『The Mirror 「Golden retriever gives birth to super rare green puppy named Shamrock」(Image: Jam Press/goldentreasureskennel.com)』『WBRC 「Alabama French bulldog puppy born green」』『Il Messaggero 「Nasce cucciolo di Labrador verde, sorpresa nella cucciolata: ecco perché Pistacchio è di questo colore」』『Chris D Grigg Facebook「Little pick me up for everyone!! Our German Shepherd graced us with a “Green” pup, “Hulk” is 5 days old!!! ENJOY! Shana Louise Stamey」』『Audra Rhys Facebook「A few videos, more pictures and pictures of their little lucky green Irish hulk girl - Born Jan 27, 2022」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
フロリダ州ペンサコーラで「ゴールデン・トレジャー・ケネル(Golden Treasures Kennel)」を経営するブリーダー、グレッグさん(Greg)とキャロル・デブルラーさん(Carole DeBruler、59)は先月3日、生まれたばかりの8匹のゴールデンレトリバーの子犬の中に緑色の個体がいることに気付き、驚愕した。
キャロルさんは、「その子犬は8匹の中でも一番小さくてね。体を擦ってみたけれど、緑色が落ちることはなかったの。私たち夫婦は毛色が薄いゴールデンレトリバーを飼育して17年になるけど、そんな個体は初めてだったわ」と語り、このように続けた。
「白色や薄いクリーム色のゴールデンレトリバーの子犬の場合、緑がかって誕生することは珍しくはなく、被毛を擦るとすぐに色が落ちるの。母犬だけでなく、私たちも被毛をキレイにするからね。でも珍しいことに、その子犬の緑色は落ちることがなかったの。」
「ただ何度か洗っているうちに、緑色は明るいライムグリーンに変わり、しばらくその色を保ち続けたわ。」
キャロルさんはその子犬にクローバーなどの三つ葉を意味する“シャムロック(Shamrock)”と名付けたそうで、TikTokで先月27日、きょうだい犬たちと一緒にミルクを飲む様子を投稿したところ、約1か月の再生回数が900万回を超える大反響となった。
動画には「小さなシャムロックは幸運を持って生まれてきたの」と言葉が添えられており、ライムグリーンで一際目立つシャムロックには次のようなコメントが寄せられた。
「これはまるで、輝くポケモンのよう。」
「私だったら“クローバー”と名付けたわ。」
「“ラッキー”という名がピッタリよ。」
「なんて可愛いの!」
「私も緑の子犬が欲しいわ。」
「なぜ緑色なの?」
「この子は一生に緑色ではないわよね?」
そして視聴者の質問に対して、キャロルさんは「緑色の被毛は胎盤内の胆汁に含まれる緑色の色素ビリベルジンが羊水に交じり、シャムロックがこの色素に過度に晒されたためで、一時的なものなのよ」と説明した。このほかにも、胎仔が羊水の中で緑色の胎便を排出することで被毛が緑に染まる可能性もあるとのことだが、キャロルさんは「世界中の人々にシャムロックについて知ってもらえてとても興奮しているの。あの子はとてもラッキーな犬よ」と述べていた。
さらにシャムロックについて、「あの子はきょうだいの中で一番小さい犬だけど、最も個性が強いの。子犬たちは私を幸せにしてくれるから大好きだけど、あの子は特別でね。元気いっぱいで、とにかく輝いていて、見ているだけで楽しいの」と明かした。
キャロルさんはその後もシャムロックの様子を更新し続け、生後約4週にあたる日本時間の4月1日には、「色が徐々に薄れてきた」と動画を投稿。さらに生後5.5週の4月10日には、きょうだいたちとほとんど色が変わらないシャムロックの姿をシェアし「ライムグリーンはほとんど消えてしまったわ」と言葉を添えた。
そして生後8週になった現在のシャムロックはというと、水に濡れた時などにわずかに緑色が現れるだけで、きょうだいと見分けがつかないそうで、8匹の子犬たちの動画には「シャムロックはどこなの?」といった質問もあがっていた。
キャロルさんは現在、8匹が巣立つ準備を進めているようで、「シャムロックは真っ先に新しい家族が決まったのよ」と明かし、次のように語った。
「シャムロックの新しい飼い主は、仕事を引退したばかりの男性なの。だからあの子はきっと、愛情を一身に受けることでしょうね。シャムロックは今もここで十分に愛されているけれど、これからも可愛がられるのは間違いないわ。そしてそれは私にとってはとても嬉しいことなの!」
なおキャロルさんが4月13日に投稿したきょうだいの動画では、丸々と太った子犬たちが戯れたり、カメラをジッと見つめる様子が捉えられており、再生回数が1860万回を超えるなど人々の関心の高さがうかがえる。テックインサイト編集部ではキャロルさんに、今回の大きな反響についての感想や、ブリーダーとして子犬たちを手放す時の心境などについて質問を投げかけている。
ちなみに2022年には、米ルイジアナ州で緑色のフレンチブルドッグが誕生して話題となった。ブリーダーの男性は当初、緑色は汚れだと思い、子犬が誕生した夜に被毛を4度も洗ったという。
画像は『People.com 「Golden Retriever Gives Birth to ‘Lucky’ Green Puppy Named Shamrock: ‘She Just Shines’」(PHOTO: GOLDEN TREASURES KENNEL)』『Golden Treasures Kennel TikTok「Shamrock was born with her white fur stained with biliverdin.」「Shamrock is doing great!」』『The Mirror 「Golden retriever gives birth to super rare green puppy named Shamrock」(Image: Jam Press/goldentreasureskennel.com)』『WBRC 「Alabama French bulldog puppy born green」』『Il Messaggero 「Nasce cucciolo di Labrador verde, sorpresa nella cucciolata: ecco perché Pistacchio è di questo colore」』『Chris D Grigg Facebook「Little pick me up for everyone!! Our German Shepherd graced us with a “Green” pup, “Hulk” is 5 days old!!! ENJOY! Shana Louise Stamey」』『Audra Rhys Facebook「A few videos, more pictures and pictures of their little lucky green Irish hulk girl - Born Jan 27, 2022」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)