ウィリアム皇太子が、英ウェスト・ミッドランズにある学校をサプライズ訪問した。皇太子は昨年10月に同校の男子生徒から招待状を受け取ったが、当日は他の公務のために行くことができなかった。この生徒は皇太子に宛てた手紙で、同校のメンタルヘルスに関するプロジェクトを視察して欲しいと記していた。皇太子は生徒達を驚かせるため、自身のチームに極秘で訪問を手配するように求めたという。
ウィリアム皇太子が現地時間25日、英ウェスト・ミッドランズ、サンドウェル地区の町ロウリー・レジスにある「St Michael’s Church of England High School(聖マイケルズ・イングランド国教会ハイスクール)」を訪問した。
皇太子が同校を訪れたのは、昨年10月に生徒のフレディ・ハドリー君(Freddie Hadley、12)から受け取った一通の手紙がきっかけだ。
その手紙は、同校で男子のメンタル・ヘルスに焦点を当てるためにローンチした“マトリックス・プロジェクト”を視察して欲しいという内容だった。
フレディ君は、「女子は泣き、男子は怒るという偏見への取り組みを目的とするキャンペーン“Am I Manly Enough(僕は十分に男らしいか)”を行っています」と記し、こう続けていた。
「11歳から14歳の少年達で構成するグループが、毎週集まってアイデアやプロジェクトを練っています。」
「僕達のキャンペーンを支援していただければと思い、ご連絡しました。この取り組みを通じて、自殺は若い男性にとって最大の殺人であることが分かりました。このことは人々が会話を始めない限り変わらないでしょう。」
この手紙は、同校で昨年10月10日に「世界メンタルヘルスデー」の一環として開催した学校行事の“VIP”として、ウィリアム皇太子を正式に招待するものだった。
しかし当日、皇太子とキャサリン皇太子妃は、英バーミンガムでメンタルヘルスに関するフォーラムを主催していた。そのため皇太子は、ウェールズ公夫妻の公式Xで次のようなメッセージを公開した。
「フレディ君、こんにちは。キャサリンと私は今日、聖マイケルズで君や他の生徒達に会うことができなくて、とても残念です。メンタルヘルスの問題や偏見に真正面から取り組むことはとても大切なことです。これからも、この重要な取り組みを続けてください。」
文書の最後には、ウィリアム皇太子のイニシャル“W”の署名が添えられた。
現地メディアによると、皇太子はフレディ君の手紙に感動したようで、次回にウェスト・ミッドランズを公式訪問する際には、この学校への訪問を極秘で手配するようにチームへ依頼したそうだ。
そしてこの日は、同地方での公務の一つとして同校をサプライズ訪問し、フレディ君や生徒達を驚かせることになった。生徒達は、ウェスト・ミッドランズ統監というVIPゲストを迎える準備をするよう言われたという。
歓迎のため校門前に並んだフレディ君は、ウィリアム皇太子が歩いて来るのを見つけると満面の笑みを見せたという。
フレディ君と対面した皇太子は「会えて嬉しいよ。手紙をありがとう」と挨拶すると、手紙を書いた理由を尋ねた。フレディ君は、王室のメンタルヘルス問題への取り組みに感銘を受けたからだと答えた。
皇太子は「良くやった。ようやく僕はここにいるよ。君の手紙のおかげだ」と言うと、「10月に来れなくて、申し訳なかった」と謝罪した。
その後、皇太子は校内を案内され、スタッフと交流したり、生徒達のワークショップに参加するなどした。
Thanks for the letter, Freddie! Fantastic to meet everyone and learn more about the project today. Helping each other to talk about mental health and supporting those who need it is so important. Keep up the brilliant work. pic.twitter.com/5fmhdTPcj9— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) April 25, 2024
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A brilliant day in the West Midlands」』『The Prince and Princess of Wales X「Thanks for the letter, Freddie!」』『Student Voice - St Michael’s X「When your students create a guest list and include his Royal Highness Prince William」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
ウィリアム皇太子が現地時間25日、英ウェスト・ミッドランズ、サンドウェル地区の町ロウリー・レジスにある「St Michael’s Church of England High School(聖マイケルズ・イングランド国教会ハイスクール)」を訪問した。
皇太子が同校を訪れたのは、昨年10月に生徒のフレディ・ハドリー君(Freddie Hadley、12)から受け取った一通の手紙がきっかけだ。
その手紙は、同校で男子のメンタル・ヘルスに焦点を当てるためにローンチした“マトリックス・プロジェクト”を視察して欲しいという内容だった。
フレディ君は、「女子は泣き、男子は怒るという偏見への取り組みを目的とするキャンペーン“Am I Manly Enough(僕は十分に男らしいか)”を行っています」と記し、こう続けていた。
「11歳から14歳の少年達で構成するグループが、毎週集まってアイデアやプロジェクトを練っています。」
「僕達のキャンペーンを支援していただければと思い、ご連絡しました。この取り組みを通じて、自殺は若い男性にとって最大の殺人であることが分かりました。このことは人々が会話を始めない限り変わらないでしょう。」
この手紙は、同校で昨年10月10日に「世界メンタルヘルスデー」の一環として開催した学校行事の“VIP”として、ウィリアム皇太子を正式に招待するものだった。
しかし当日、皇太子とキャサリン皇太子妃は、英バーミンガムでメンタルヘルスに関するフォーラムを主催していた。そのため皇太子は、ウェールズ公夫妻の公式Xで次のようなメッセージを公開した。
「フレディ君、こんにちは。キャサリンと私は今日、聖マイケルズで君や他の生徒達に会うことができなくて、とても残念です。メンタルヘルスの問題や偏見に真正面から取り組むことはとても大切なことです。これからも、この重要な取り組みを続けてください。」
文書の最後には、ウィリアム皇太子のイニシャル“W”の署名が添えられた。
現地メディアによると、皇太子はフレディ君の手紙に感動したようで、次回にウェスト・ミッドランズを公式訪問する際には、この学校への訪問を極秘で手配するようにチームへ依頼したそうだ。
そしてこの日は、同地方での公務の一つとして同校をサプライズ訪問し、フレディ君や生徒達を驚かせることになった。生徒達は、ウェスト・ミッドランズ統監というVIPゲストを迎える準備をするよう言われたという。
歓迎のため校門前に並んだフレディ君は、ウィリアム皇太子が歩いて来るのを見つけると満面の笑みを見せたという。
フレディ君と対面した皇太子は「会えて嬉しいよ。手紙をありがとう」と挨拶すると、手紙を書いた理由を尋ねた。フレディ君は、王室のメンタルヘルス問題への取り組みに感銘を受けたからだと答えた。
皇太子は「良くやった。ようやく僕はここにいるよ。君の手紙のおかげだ」と言うと、「10月に来れなくて、申し訳なかった」と謝罪した。
その後、皇太子は校内を案内され、スタッフと交流したり、生徒達のワークショップに参加するなどした。
Thanks for the letter, Freddie! Fantastic to meet everyone and learn more about the project today. Helping each other to talk about mental health and supporting those who need it is so important. Keep up the brilliant work. pic.twitter.com/5fmhdTPcj9— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) April 25, 2024
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A brilliant day in the West Midlands」』『The Prince and Princess of Wales X「Thanks for the letter, Freddie!」』『Student Voice - St Michael’s X「When your students create a guest list and include his Royal Highness Prince William」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)