ヘンリー王子が「インヴィクタス・ゲーム」の感謝礼拝に出席するため、英国に単独で帰国した。その後、ロンドン中心部のイベント会場を訪れた王子は、集まった記者から「帰国して嬉しいですか?」と聞かれる場面があった。王子は一瞬緊張した笑顔を見せると、質問をはぐらかせる言葉を返したという。
ヘンリー王子は、英ロンドンで開催される負傷軍人の国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」の10周年記念イベントに出席するため現地時間7日、英国に単独で帰国した。
当日の王子は、ロンドン中心部にある英国陸軍で最も古い連隊「The Honourable Artillery Company(HAC)」の本拠地「Armoury House(アーマリー・ハウス)」を訪れ、「グローバル・コミュニティの実現」と題したインヴィクタス・ゲームのディスカッションに参加した。
イベント終了後に会場から出て来た王子は、出迎えた黒いレンジローバーに向かって歩く場面がキャッチされた。
現地メディアが掲載した写真によると、王子はグレーのネクタイを締めたスーツ姿で、片手には黒いファイルを抱えている。集まった群衆や報道陣に向かって笑顔で手を振ると、記者の一人が「帰国して嬉しいですか?」と尋ねたという。王子は少し緊張した笑顔を見せると、質問をはぐらかせるように「会えて嬉しいよ」と答えたそうだ。
ヘンリー王子が英国に戻るのは、2月にチャールズ国王ががんと公表して以来のことだ。バッキンガム宮殿の発表直後、王子は移住先の米カリフォルニア州から急遽帰国したものの、親子が対面したのは1時間にも満たなかった。王子はその夜ホテルに泊まり、翌日には米国にとんぼ返りした。
そのため今回の帰国時には、親子が再び対面する可能性があるとの憶測が飛び交っていた。しかし王子がロンドンに降り立った直後、彼の広報担当者は「残念ながら、国王陛下の予定が詰まっているため、お会いすることはできません」と伝えた。
そして、「公爵はもちろん、父親のスケジュールや他のさまざまな優先事項を理解しており、近々会えることを望んでいます」と付け加えていた。
ヘンリー王子は2月に米ABCの情報番組『Good Morning America』のインタビューに応じた際、父と短い対面をしたことについて「少しでも一緒に過ごせたことに感謝している」と語った。
続けて「病気というものは、家族を一つにすると思う」と言うと、「英国を経由したり、帰国する旅行を計画している。できる限り立ち寄って、家族に会うつもりでいるよ」と再会を望んでいることを明かしていた。
ヘンリー王子が帰国した7日、チャールズ国王はバッキンガム宮殿でフィジー共和国のシティベニ・ランブカ首相と謁見し、その後はクラレンス・ハウスで静養した。この日、王子が訪問した「アーマリー・ハウス」は、宮殿からわずか4.8キロという近さにあった。
8日には国王がバッキンガム宮殿で会議を行った後、午後は宮殿の庭でロイヤル・ガーデン・パーティを開催した。その後、宮殿内でリシ・スナク英首相と週一度の謁見を行い、夕方まで枢密院の会合に出席するなど、忙しいスケジュールをこなした。
一方のヘンリー王子は同日夕刻、ロンドンの聖ポール大聖堂で行われた「インヴィクタス・ゲーム」の感謝礼拝に出席した。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Farvel Denmark!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
ヘンリー王子は、英ロンドンで開催される負傷軍人の国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」の10周年記念イベントに出席するため現地時間7日、英国に単独で帰国した。
当日の王子は、ロンドン中心部にある英国陸軍で最も古い連隊「The Honourable Artillery Company(HAC)」の本拠地「Armoury House(アーマリー・ハウス)」を訪れ、「グローバル・コミュニティの実現」と題したインヴィクタス・ゲームのディスカッションに参加した。
イベント終了後に会場から出て来た王子は、出迎えた黒いレンジローバーに向かって歩く場面がキャッチされた。
現地メディアが掲載した写真によると、王子はグレーのネクタイを締めたスーツ姿で、片手には黒いファイルを抱えている。集まった群衆や報道陣に向かって笑顔で手を振ると、記者の一人が「帰国して嬉しいですか?」と尋ねたという。王子は少し緊張した笑顔を見せると、質問をはぐらかせるように「会えて嬉しいよ」と答えたそうだ。
ヘンリー王子が英国に戻るのは、2月にチャールズ国王ががんと公表して以来のことだ。バッキンガム宮殿の発表直後、王子は移住先の米カリフォルニア州から急遽帰国したものの、親子が対面したのは1時間にも満たなかった。王子はその夜ホテルに泊まり、翌日には米国にとんぼ返りした。
そのため今回の帰国時には、親子が再び対面する可能性があるとの憶測が飛び交っていた。しかし王子がロンドンに降り立った直後、彼の広報担当者は「残念ながら、国王陛下の予定が詰まっているため、お会いすることはできません」と伝えた。
そして、「公爵はもちろん、父親のスケジュールや他のさまざまな優先事項を理解しており、近々会えることを望んでいます」と付け加えていた。
ヘンリー王子は2月に米ABCの情報番組『Good Morning America』のインタビューに応じた際、父と短い対面をしたことについて「少しでも一緒に過ごせたことに感謝している」と語った。
続けて「病気というものは、家族を一つにすると思う」と言うと、「英国を経由したり、帰国する旅行を計画している。できる限り立ち寄って、家族に会うつもりでいるよ」と再会を望んでいることを明かしていた。
ヘンリー王子が帰国した7日、チャールズ国王はバッキンガム宮殿でフィジー共和国のシティベニ・ランブカ首相と謁見し、その後はクラレンス・ハウスで静養した。この日、王子が訪問した「アーマリー・ハウス」は、宮殿からわずか4.8キロという近さにあった。
8日には国王がバッキンガム宮殿で会議を行った後、午後は宮殿の庭でロイヤル・ガーデン・パーティを開催した。その後、宮殿内でリシ・スナク英首相と週一度の謁見を行い、夕方まで枢密院の会合に出席するなど、忙しいスケジュールをこなした。
一方のヘンリー王子は同日夕刻、ロンドンの聖ポール大聖堂で行われた「インヴィクタス・ゲーム」の感謝礼拝に出席した。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Farvel Denmark!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)