ヘンリー王子が、英ロンドンで行われた「インヴィクタス・ゲーム」の記念式典に出席した。帰国した王子は父チャールズ国王との対面は果たせなかったが、会場では亡き母ダイアナ妃のきょうだいと再会した。王子は叔父や伯母と固いハグを交わしたり笑顔で談話するなど、親族との触れ合いに感激した様子だったという。
現地時間8日、英ロンドンの聖ポール大聖堂で「インヴィクタス・ゲーム」の創立10周年を記念する感謝礼拝が開催された。「インヴィクタス・ゲーム」は、ヘンリー王子が2014年に設立した負傷軍人の国際スポーツ大会だ。最初の大会はロンドンで開催された。
大会のパトロンを務めるヘンリー王子は現地時間7日、移住先の米カリフォルニア州から英国に単独で帰国。当日は、ロンドン中心部にある「アーマリー・ハウス」でイベントに関するディスカッションに参加した。
ヘンリー王子が英国に帰国するのは、2月にチャールズ国王ががんを公表して以来となる。そのため、今回も親子が再会するかどうかについて憶測が飛び交っていた。
しかし王子がロンドンに到着後、広報担当者は「残念ながら、国王陛下の予定が詰まっているため、お会いすることはできません」と伝えた。
国王は8日にバッキンガム宮殿でガーデンパーティを開催し、その後は謁見を行うなど、タイトなスケジュールをこなした。
ヘンリー王子は父に会えなかったものの、母ダイアナ妃の親族と久しぶりの再会を果たすことになった。8日夕刻に聖ポール大聖堂で開催された感謝礼拝では、故ダイアナ妃の弟チャールズ・スペンサー氏と姉レディ・ジェーン・フェローズが、肩を並べて入場したのだ。
妻メーガン妃は息子アーチー王子(5)、娘リリベット王女(2)とともにカリフォルニア州の自宅に留まったため、ヘンリー王子は一人で大聖堂に現れた。しかし王子が入場すると、亡き母の親族から温かな歓迎を受けたという。
英メディア『Daily Mail Online』が掲載した写真では、ヘンリー王子が叔父チャールズ氏と固いハグを交わしたり、伯母レディ・ジェーンと談笑する場面が写っている。
ヘンリー王子は王室離脱後、父チャールズ国王側の親族とは確執が続いている。一方で母ダイアナ妃の実家スペンサー家のメンバーとは、長年にわたり良好な関係を保ってきた。
ダイアナ妃の葬儀では、チャールズ氏が弔辞で「あなたが想像力と愛情にあふれた方法で、2人の子ども達を育てたことを引き継ぎ、彼らの魂が義務や伝統に浸ることなく、あなたの計画通りに堂々と振舞うことができるよう、全力を尽くすことを誓います」と述べた。
2018年に執り行われたヘンリー王子とメーガン妃のロイヤル・ウェディングでは、レディ・ジェーンが朗読を依頼された。
またヘンリー王子が2023年に出版した自身の回顧録『Spare(原題)』では、叔父と伯母に向けて際立った感謝の気持ちを記していた。
今回の感謝礼拝には、ダイアナ妃の死後にヘンリー王子のメンターとして彼を支える兄のような役割を務めた、元陸軍将校のマーク・ダイヤー氏も出席していた。
このほか、王子の英タブロイド紙への盗聴疑惑をめぐる裁判を担当した弁護士デヴィッド・シャーボーン氏や、リシ・スナク英首相の妻アクシャタ・ムルティさん、ジョニー・マーサー退役軍人担当大臣も参加した。
この日、聖ポール大聖堂の周囲には、ヘンリー王子を一目見ようと多くの王室ファンが集まった。礼拝後、王子は群衆の前に行くと握手や会話をしたり、写真撮影に応じていた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
現地時間8日、英ロンドンの聖ポール大聖堂で「インヴィクタス・ゲーム」の創立10周年を記念する感謝礼拝が開催された。「インヴィクタス・ゲーム」は、ヘンリー王子が2014年に設立した負傷軍人の国際スポーツ大会だ。最初の大会はロンドンで開催された。
大会のパトロンを務めるヘンリー王子は現地時間7日、移住先の米カリフォルニア州から英国に単独で帰国。当日は、ロンドン中心部にある「アーマリー・ハウス」でイベントに関するディスカッションに参加した。
ヘンリー王子が英国に帰国するのは、2月にチャールズ国王ががんを公表して以来となる。そのため、今回も親子が再会するかどうかについて憶測が飛び交っていた。
しかし王子がロンドンに到着後、広報担当者は「残念ながら、国王陛下の予定が詰まっているため、お会いすることはできません」と伝えた。
国王は8日にバッキンガム宮殿でガーデンパーティを開催し、その後は謁見を行うなど、タイトなスケジュールをこなした。
ヘンリー王子は父に会えなかったものの、母ダイアナ妃の親族と久しぶりの再会を果たすことになった。8日夕刻に聖ポール大聖堂で開催された感謝礼拝では、故ダイアナ妃の弟チャールズ・スペンサー氏と姉レディ・ジェーン・フェローズが、肩を並べて入場したのだ。
妻メーガン妃は息子アーチー王子(5)、娘リリベット王女(2)とともにカリフォルニア州の自宅に留まったため、ヘンリー王子は一人で大聖堂に現れた。しかし王子が入場すると、亡き母の親族から温かな歓迎を受けたという。
英メディア『Daily Mail Online』が掲載した写真では、ヘンリー王子が叔父チャールズ氏と固いハグを交わしたり、伯母レディ・ジェーンと談笑する場面が写っている。
ヘンリー王子は王室離脱後、父チャールズ国王側の親族とは確執が続いている。一方で母ダイアナ妃の実家スペンサー家のメンバーとは、長年にわたり良好な関係を保ってきた。
ダイアナ妃の葬儀では、チャールズ氏が弔辞で「あなたが想像力と愛情にあふれた方法で、2人の子ども達を育てたことを引き継ぎ、彼らの魂が義務や伝統に浸ることなく、あなたの計画通りに堂々と振舞うことができるよう、全力を尽くすことを誓います」と述べた。
2018年に執り行われたヘンリー王子とメーガン妃のロイヤル・ウェディングでは、レディ・ジェーンが朗読を依頼された。
またヘンリー王子が2023年に出版した自身の回顧録『Spare(原題)』では、叔父と伯母に向けて際立った感謝の気持ちを記していた。
今回の感謝礼拝には、ダイアナ妃の死後にヘンリー王子のメンターとして彼を支える兄のような役割を務めた、元陸軍将校のマーク・ダイヤー氏も出席していた。
このほか、王子の英タブロイド紙への盗聴疑惑をめぐる裁判を担当した弁護士デヴィッド・シャーボーン氏や、リシ・スナク英首相の妻アクシャタ・ムルティさん、ジョニー・マーサー退役軍人担当大臣も参加した。
この日、聖ポール大聖堂の周囲には、ヘンリー王子を一目見ようと多くの王室ファンが集まった。礼拝後、王子は群衆の前に行くと握手や会話をしたり、写真撮影に応じていた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)