米オクラホマ州で今月2日、3歳男児が行方不明になった。家族や警察官らが周囲一帯を捜し回ったが、男児が見つからないまま15時間が経過した。ところが、男児の家族の友人にあたる男性が捜索に加わると、わずか15分で男児を発見した。男性は捜索救難組織に所属していた過去があり、その経験を生かして捜索したことで、すぐに男児を見つけることができたという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。
行方不明になったウォーカー・マグナス君(Walker Magnus、3)は今月2日、父親と一緒に米オクラホマ州ポタワトミー郡トリビーにある自宅近くで飼育する動物たちにエサを与えに来ていた。
父親がエサの対応をしている間、ウォーカー君は近くで遊んでいたが、父親がほんの一瞬目を離した隙にウォーカー君は姿を消してしまった。
男児が行方不明という通報を受け、同州ポタワトミー郡保安官事務所や救急隊、ボランティアなど約100人が現場に集まり、午後7時半頃からウォーカー君の捜索を開始した。大勢で周囲をくまなく捜したが、15時間が経過してもウォーカー君を見つけることはできなかった。
そんな中、焦燥しきった家族の救世主となったのが、ジャスティン・ブラックさん(Justin Black)だった。ウォーカー君の叔父の友人であるジャスティンさんは3日の午前、「甥っ子がいなくなったんだ。捜索を手伝ってくれないか」と連絡を受けたという。その日、いつもより仕事が早く終わったジャスティンさんは、すぐに現場へ向かった。
ジャスティンさんは以前、コロラド州デンバーの捜索救難組織に所属していた。その経験からウォーカー君が行方不明になったエリアを確認し、捜索すべきポイントを絞り込んだという。ジャスティンさんは、「すでに大勢の人が捜索していたので、その捜索範囲の外から痕跡を見つけ出すことにしました」と話しているが、当時は雨が降っていたことも考慮し、特に排水溝に注意してウォーカー君を捜し始めたそうだ。
その15分後、ジャスティンさんは一人で歩くウォーカー君を発見した。「ウォーカー君は元気でしたよ。私の方に腕を伸ばして道路の方へ歩いてきました」と、ジャスティンさんは発見当時を振り返る。ジャスティンさんとウォーカー君は、通りかかった人がサイド・バイ・サイド(4輪バギーに似た乗り物)に乗せてくれて、ウォーカー君の家族のもとへ送ってくれたという。
ウォーカー君が両親と再会した瞬間を捉えた映像には、母親が息子を強く抱きしめる様子が映っている。またジャスティンさんによると、ウォーカー君の祖母が近づいてきて、涙ぐんでハグをしてくれたそうだ。
両親と再会後、現場にいた救急隊員がウォーカー君の体調をチェックしたところ、ケガもなく無事だったことが確認された。
今回の件について、ポタワトミー郡緊急事態管理局のチャド・ラーマン局長(Chad Larman)は「言葉にならないほど感激しています。男児が無事に両親と一緒に帰宅できることが本当に嬉しいです」とコメントを残した。
ちなみに今年3月には米ミシガン州で、オムツをつけただけの姿で行方不明になった3歳男児を、警察犬が森の中で発見していた。
画像は『People.com 「Toddler Was Missing for 15 Hours ― a Family Friend Found Him 15 Minutes After Joining Search」』『Yahoo 「‘Good positive ending’: Bodycam shows K-9 find missing 3-year-old」』『New York Post 「Michigan toddler lost in the woods found asleep using family dog as pillow」(WJMN)』『The Sun 「SAVED FROM HELL I got lost with my daughter, 3, in jaguar-infested forest for three days - everyone thought my boyfriend had killed me」(Credit: Jam Press Vid)』『Lincoln County Sheriff’s Office - Montana Facebook「NEWS RELEASE Missing Child Found」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
行方不明になったウォーカー・マグナス君(Walker Magnus、3)は今月2日、父親と一緒に米オクラホマ州ポタワトミー郡トリビーにある自宅近くで飼育する動物たちにエサを与えに来ていた。
父親がエサの対応をしている間、ウォーカー君は近くで遊んでいたが、父親がほんの一瞬目を離した隙にウォーカー君は姿を消してしまった。
男児が行方不明という通報を受け、同州ポタワトミー郡保安官事務所や救急隊、ボランティアなど約100人が現場に集まり、午後7時半頃からウォーカー君の捜索を開始した。大勢で周囲をくまなく捜したが、15時間が経過してもウォーカー君を見つけることはできなかった。
そんな中、焦燥しきった家族の救世主となったのが、ジャスティン・ブラックさん(Justin Black)だった。ウォーカー君の叔父の友人であるジャスティンさんは3日の午前、「甥っ子がいなくなったんだ。捜索を手伝ってくれないか」と連絡を受けたという。その日、いつもより仕事が早く終わったジャスティンさんは、すぐに現場へ向かった。
ジャスティンさんは以前、コロラド州デンバーの捜索救難組織に所属していた。その経験からウォーカー君が行方不明になったエリアを確認し、捜索すべきポイントを絞り込んだという。ジャスティンさんは、「すでに大勢の人が捜索していたので、その捜索範囲の外から痕跡を見つけ出すことにしました」と話しているが、当時は雨が降っていたことも考慮し、特に排水溝に注意してウォーカー君を捜し始めたそうだ。
その15分後、ジャスティンさんは一人で歩くウォーカー君を発見した。「ウォーカー君は元気でしたよ。私の方に腕を伸ばして道路の方へ歩いてきました」と、ジャスティンさんは発見当時を振り返る。ジャスティンさんとウォーカー君は、通りかかった人がサイド・バイ・サイド(4輪バギーに似た乗り物)に乗せてくれて、ウォーカー君の家族のもとへ送ってくれたという。
ウォーカー君が両親と再会した瞬間を捉えた映像には、母親が息子を強く抱きしめる様子が映っている。またジャスティンさんによると、ウォーカー君の祖母が近づいてきて、涙ぐんでハグをしてくれたそうだ。
両親と再会後、現場にいた救急隊員がウォーカー君の体調をチェックしたところ、ケガもなく無事だったことが確認された。
今回の件について、ポタワトミー郡緊急事態管理局のチャド・ラーマン局長(Chad Larman)は「言葉にならないほど感激しています。男児が無事に両親と一緒に帰宅できることが本当に嬉しいです」とコメントを残した。
ちなみに今年3月には米ミシガン州で、オムツをつけただけの姿で行方不明になった3歳男児を、警察犬が森の中で発見していた。
画像は『People.com 「Toddler Was Missing for 15 Hours ― a Family Friend Found Him 15 Minutes After Joining Search」』『Yahoo 「‘Good positive ending’: Bodycam shows K-9 find missing 3-year-old」』『New York Post 「Michigan toddler lost in the woods found asleep using family dog as pillow」(WJMN)』『The Sun 「SAVED FROM HELL I got lost with my daughter, 3, in jaguar-infested forest for three days - everyone thought my boyfriend had killed me」(Credit: Jam Press Vid)』『Lincoln County Sheriff’s Office - Montana Facebook「NEWS RELEASE Missing Child Found」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)