米コロラド州で今月8日、自宅裏庭の遊具で遊んでいた5歳女児が死亡する事故が発生した。遊具のロープが首に巻き付いたことで酸素不足状態となり、集中治療室へ運ばれたものの息を引き取った。女児の家族は臓器提供を決断し、臓器移植を必要とする子どもたちの命を救ったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
事故は今月8日、米コロラド州フォート・コリンズ市にある民家で発生した。この家に住むオーロラ・レイ・マスターズちゃん(Aurora Rae Masters、5)が、裏庭にある“ディスク・スウィング(disc swing)”と呼ばれる丸い円盤がロープで吊るされている遊具で遊んでいた時、ロープが首に絡まってしまったという。
オーロラちゃんの大叔母ブレンダ・ケネディさん(Brenda Kennedy)は、「オーロラは小さなプラスチックの滑り台をディスク・スウィングのそばへ寄せて遊んでいるうちに、どういうわけかロープが首に絡まってしまったんです」と当時の状況を説明した。
通報を受けて同市の警察官が駆けつけ、救急隊が到着するまで救命措置を施した。その後、オーロラちゃんは小児病院「Children’s Hospital Colorado」の集中治療室へ運ばれた。
オーロラちゃんは首が絞まって息ができなくなっていたことにより、酸素不足を引き起こしていた。取り返しがつかないほどの脳腫脹を起こしており、数日間治療が続けられたが、回復は難しかった。そして今月11日、オーロラちゃんの家族は終末期ケアに切り替えて臓器提供を行うという苦しい決断を下した。
一家が治療を止める決断をしたこの日、磁気嵐の発生により、コロラド州ではオーロラが観測される予報が出ていた。大叔母のブレンダさんが立ち上げ、治療中のオーロラちゃんの状態をシェアしていたクラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe」では、終末期ケアに切り替える決断をしたことが報告され、「昨夜、すでにご覧になった方もいるかと思いますが、今夜も空を見上げれば、私たちの愛するオーロラが美しいオーロラのショーを見せてくれるでしょう」と綴られていた。
オーロラちゃんは臓器提供の摘出手術が行われるまでの2日間、生命維持装置に繋がれた。そして今月13日、臓器移植を必要とする子どもたちにオーロラちゃんの臓器が届けられた。
GoFundMeでは目標金額3万ドル(約470万円)を超える募金が集まり、オーロラちゃんの葬儀や故人の人生を祝福する会「celebration of life」を行うために使われるという。また余った額は、オーロラちゃんの思い出を残せるような機関や団体へ寄付すると公表された。
このニュースを見た人々からは、「こんなことが起きるなんて信じられない」「幼い子が亡くなるのは辛すぎる」「親御さんは近くにいなかったのだろうか」「こんな結果、親も想像していなかっただろうな」などといった声が寄せられた。
ちなみに昨年8月には米フロリダ州で、おもちゃ箱の中で眠ってしまった4歳双子が翌朝に遺体で見つかるという悲しい事故が発生していた。
画像は『New York Post 「5-year-old dead after being strangled by backyard swing in freak accident」(GoFundMe)(Lucy ― stock.adobe.com)、「Four-year-old Florida twins suffocate in toy chest, leaving family shattered」(GoFundMe)、「Girl, 8, who drowned after being sucked into ‘malfunctioning’ pipe at hotel pool identified」』『The Sun 「TOXIC DUST Heartbreaking final photo shows boy, 7, sitting in pile of building material that poisoned him to death moments later」(Credit: Newsflash)』『Mirror 「‘Loving’ boy, 2, tragically died after accidentally hanging himself on blind cord」(Image: Lauren Grimshaw / SWNS.COM)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
事故は今月8日、米コロラド州フォート・コリンズ市にある民家で発生した。この家に住むオーロラ・レイ・マスターズちゃん(Aurora Rae Masters、5)が、裏庭にある“ディスク・スウィング(disc swing)”と呼ばれる丸い円盤がロープで吊るされている遊具で遊んでいた時、ロープが首に絡まってしまったという。
オーロラちゃんの大叔母ブレンダ・ケネディさん(Brenda Kennedy)は、「オーロラは小さなプラスチックの滑り台をディスク・スウィングのそばへ寄せて遊んでいるうちに、どういうわけかロープが首に絡まってしまったんです」と当時の状況を説明した。
通報を受けて同市の警察官が駆けつけ、救急隊が到着するまで救命措置を施した。その後、オーロラちゃんは小児病院「Children’s Hospital Colorado」の集中治療室へ運ばれた。
オーロラちゃんは首が絞まって息ができなくなっていたことにより、酸素不足を引き起こしていた。取り返しがつかないほどの脳腫脹を起こしており、数日間治療が続けられたが、回復は難しかった。そして今月11日、オーロラちゃんの家族は終末期ケアに切り替えて臓器提供を行うという苦しい決断を下した。
一家が治療を止める決断をしたこの日、磁気嵐の発生により、コロラド州ではオーロラが観測される予報が出ていた。大叔母のブレンダさんが立ち上げ、治療中のオーロラちゃんの状態をシェアしていたクラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe」では、終末期ケアに切り替える決断をしたことが報告され、「昨夜、すでにご覧になった方もいるかと思いますが、今夜も空を見上げれば、私たちの愛するオーロラが美しいオーロラのショーを見せてくれるでしょう」と綴られていた。
オーロラちゃんは臓器提供の摘出手術が行われるまでの2日間、生命維持装置に繋がれた。そして今月13日、臓器移植を必要とする子どもたちにオーロラちゃんの臓器が届けられた。
GoFundMeでは目標金額3万ドル(約470万円)を超える募金が集まり、オーロラちゃんの葬儀や故人の人生を祝福する会「celebration of life」を行うために使われるという。また余った額は、オーロラちゃんの思い出を残せるような機関や団体へ寄付すると公表された。
このニュースを見た人々からは、「こんなことが起きるなんて信じられない」「幼い子が亡くなるのは辛すぎる」「親御さんは近くにいなかったのだろうか」「こんな結果、親も想像していなかっただろうな」などといった声が寄せられた。
ちなみに昨年8月には米フロリダ州で、おもちゃ箱の中で眠ってしまった4歳双子が翌朝に遺体で見つかるという悲しい事故が発生していた。
画像は『New York Post 「5-year-old dead after being strangled by backyard swing in freak accident」(GoFundMe)(Lucy ― stock.adobe.com)、「Four-year-old Florida twins suffocate in toy chest, leaving family shattered」(GoFundMe)、「Girl, 8, who drowned after being sucked into ‘malfunctioning’ pipe at hotel pool identified」』『The Sun 「TOXIC DUST Heartbreaking final photo shows boy, 7, sitting in pile of building material that poisoned him to death moments later」(Credit: Newsflash)』『Mirror 「‘Loving’ boy, 2, tragically died after accidentally hanging himself on blind cord」(Image: Lauren Grimshaw / SWNS.COM)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)