チャールズ国王とカミラ王妃が、英ロンドンで「チェルシー・フラワー・ショー」の見学に訪れた。夫妻は歓迎に来た小学生達と対面した際、それぞれのニックネームを記したバッジを贈呈された。国王はバッジを見ると笑い出し、「確かにその通りだ!」と大喜びしたという。
現地時間21日、英ロンドンのチェルシー地区にある退役軍人の隠居所「チェルシー王立病院(Royal Hospital Chelsea)」で、世界最大級のガーデンショー「チェルシー・フラワー・ショー」が開幕した。
「英王立園芸協会(The Royal Horticultural Society、RHS)」が主催する同イベントは、1862年から始まった歴史と権威あるガーデンショーで、有名な園芸家などが設計した前衛的な作品が展示される。今年は5月25日まで開催される予定だ。
イベント開幕に先立ち「英国王立園芸協会」は、チャールズ国王が同団体の次期パトロンに就任することを発表した。
現地時間20日には、国王とカミラ王妃がイベント会場を訪れ、園芸生産者やガーデンデザイナー、園芸家らと対面した。
現地メディアによると、会場に到着した夫妻は、小学生のグループから歓迎を受けた際にバッジを贈呈される場面があった。
国王には熱心な環境活動を称え、「King of the Compost(堆肥の王様)」というニックネームを記したバッジが贈られた。
国王は「おお、有難うございます」と感謝を述べると、バッジに記されたニックネームを見て大笑いし「確かに、その通りだ!」と喜んだ様子で伝えたという。
さらに王妃に贈られたバッジには、「Queen of the Bees(ミツバチの女王)」というニックネームが記されていた。
夫妻はその後、イベント史上初となる、子ども達によってデザインされた庭園「RHS No Adults Allowed Garden(大人立ち入り禁止の庭園)」を見学した。
庭園は、ロンドンの小学校「サリバン・プライマリースクール」の児童達がガーデンデザイナーのハリー・ホールディング氏と共同でデザインしたものだ。森や牧草地、湿地帯などを取り入れており、子ども達が楽しみながらエコ・ガーデニングに取り組むことを目的としている。
現地メディアによると、大人禁止の庭園に入るには、自分の名前の頭文字で始まる花のブーケを手渡さなければならない。そのため夫妻は、バッキンガム宮殿の庭で摘んだ、お互いの名前と同じ頭文字“C”で始まる“Camellia(椿)”の花束を持ってきたそうだ。
国王は小学生達と会話した際、「お会いできて、とても嬉しいです。ここに来て、それほど時間は経っていませんね? 宿題もなしだ。(庭園は)全部、君達のアイデアかな? 希望通りに出来上がった?」などと質問した。
そして夫妻は会場を回り、展示されている数々の作品を見学した。過去に11個のゴールドメダルを獲得し、エリザベス女王から“緑の魔術師”と称賛された庭園デザイナー、石原和幸氏と対面し、彼の作品「諸戸の家」も訪れた。
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画像は『The RHS Instagram「We are delighted that His Majesty King Charles III will be the next Patron of the Royal Horticultural Society.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
現地時間21日、英ロンドンのチェルシー地区にある退役軍人の隠居所「チェルシー王立病院(Royal Hospital Chelsea)」で、世界最大級のガーデンショー「チェルシー・フラワー・ショー」が開幕した。
「英王立園芸協会(The Royal Horticultural Society、RHS)」が主催する同イベントは、1862年から始まった歴史と権威あるガーデンショーで、有名な園芸家などが設計した前衛的な作品が展示される。今年は5月25日まで開催される予定だ。
イベント開幕に先立ち「英国王立園芸協会」は、チャールズ国王が同団体の次期パトロンに就任することを発表した。
現地時間20日には、国王とカミラ王妃がイベント会場を訪れ、園芸生産者やガーデンデザイナー、園芸家らと対面した。
現地メディアによると、会場に到着した夫妻は、小学生のグループから歓迎を受けた際にバッジを贈呈される場面があった。
国王には熱心な環境活動を称え、「King of the Compost(堆肥の王様)」というニックネームを記したバッジが贈られた。
国王は「おお、有難うございます」と感謝を述べると、バッジに記されたニックネームを見て大笑いし「確かに、その通りだ!」と喜んだ様子で伝えたという。
さらに王妃に贈られたバッジには、「Queen of the Bees(ミツバチの女王)」というニックネームが記されていた。
夫妻はその後、イベント史上初となる、子ども達によってデザインされた庭園「RHS No Adults Allowed Garden(大人立ち入り禁止の庭園)」を見学した。
庭園は、ロンドンの小学校「サリバン・プライマリースクール」の児童達がガーデンデザイナーのハリー・ホールディング氏と共同でデザインしたものだ。森や牧草地、湿地帯などを取り入れており、子ども達が楽しみながらエコ・ガーデニングに取り組むことを目的としている。
現地メディアによると、大人禁止の庭園に入るには、自分の名前の頭文字で始まる花のブーケを手渡さなければならない。そのため夫妻は、バッキンガム宮殿の庭で摘んだ、お互いの名前と同じ頭文字“C”で始まる“Camellia(椿)”の花束を持ってきたそうだ。
国王は小学生達と会話した際、「お会いできて、とても嬉しいです。ここに来て、それほど時間は経っていませんね? 宿題もなしだ。(庭園は)全部、君達のアイデアかな? 希望通りに出来上がった?」などと質問した。
そして夫妻は会場を回り、展示されている数々の作品を見学した。過去に11個のゴールドメダルを獲得し、エリザベス女王から“緑の魔術師”と称賛された庭園デザイナー、石原和幸氏と対面し、彼の作品「諸戸の家」も訪れた。
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画像は『The RHS Instagram「We are delighted that His Majesty King Charles III will be the next Patron of the Royal Horticultural Society.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)