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【海外発!Breaking News】看板猫に学位の授与 大学のユニークな対応に「猫に学位を抜かされた」と笑いの声(米)

TechinsightJapan 2024年5月22日 17時48分

米バーモント州のある大学で今月18日に卒業式が行われたが、それに先立ち大学では卒業する学生たちのほかに1匹の猫にも学位を授与することを明らかにした。近所で飼われているこの猫は頻繁に大学を訪れ、学生たちとの交流を楽しんでいたそうで、「猫に学位を抜かされちゃったよ」といった笑いの声もあがっているという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

米バーモント州にあるバーモント州立大学から栄誉学位を受け取ることになったのは、猫の“マックス(Max)”だ。マックスの飼い主であるアシュリー・ダウさん(Ashley Dow)は同大学キャッスルトン校の正門近くに住んでおり、マックスは4~5年ほど前から大学へ足しげく通い始めたという。

学生たちはマックスに会えると大喜びで、抱っこをして一緒に写真を撮る。アシュリーさんは、マックスについて「背中のリュックサックに乗るのが大好きで、抱いてもらうとすぐに背中の方へ行くんです」と話しており、フレンドリーな性格で学生や教職員たちを癒しているそうだ。

学生たちだけでなく、マックスも触れ合いを楽しみにしているようで、長期休みに入り学生の数が減ると、寂しそうにしているという。「マックスは大学へ行って学生たちを探しますが、会えなくて残念そうに帰ってきます」と、アシュリーさんはマックスの様子を説明する。大学が長期休みの間は家のそばで過ごし、休みが明けて学生たちがキャンパスに戻ってくると、3日間も大学で過ごして帰ってこなくなることもあるという。



アシュリーさんは学生たちから「マックスのママ」と呼ばれており、帰省などで大学に戻ってきた卒業生たちがアシュリーさんの家を訪れ、マックスに会いに来ることもあるそうだ。

同大学は学生たちや教職員に愛され、癒してきたマックスの功績を称え、“マックス・ダウ(Max Dow)”の名前で、「Doctor of Literature(文学博士)」という学位をもじり、「Doctor of Litter-ature」という学位を授与した。なお、“litter”にはゴミやガラクタの意味があり、“cat litter”は猫のトイレ用の砂のことだ。なので、マックスの学位は「猫のトイレの砂学博士」といったところだろう。

同大学はFacebookの投稿で、マックスへの学位の授与をユニークに公表している。

「マックスは長年、キャッスルトン校の一員として愛情深く触れ合ってきました。マックスには、この学位の授与に伴い、マタタビのような効果があるキャットニップというハーブ、爪とぎポールを特典として進呈します。また、この学位を受けたマックスには猫用トイレをきちんと使う責任があります。」



立派な額縁に入れられたマックスの学位証明書を見た人々からは、「学位の取得おめでとう! マックス!」「最高の対応だ」「博士号を取得した猫とはすごい」「猫に学位を抜かされちゃったよ」など、祝福やジョークを飛ばすコメントが寄せられた。

ちなみに2022年には米オハイオ州の中学校で、生徒たちを癒す“ファシリティドッグ”として活躍する犬が、1年間の思い出をまとめるアルバムに掲載されていた。

画像は『Vermont State University Facebook「Commencement is this weekend!」』『Meg- Goshen’s Facility Dog! Instagram「Results are in!!!」』『Sebastian S. Cocioba X「Went with my partner upstate and the AirBnB host’s cat took us for a guided hike along the Appalachian trail.」』『Nala Instagram「Great photos from yesterday」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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