オーストラリアのマクドナルド店舗で先月、従業員がフライドポテトの保温器で床掃除に使われたモップを乾かす様子が動画撮影された。客に提供されるフライドポテトの上で乾かすという信じ難い行動に、「保健所にこの動画を送るべき」といった非難の声が殺到している。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。
炎上した動画は4月4日、豪クイーンズランド州ブリスベン郊外ブーバルにあるマクドナルド店舗で撮影された。息子と一緒に同店を訪れていたデビー・バラカートさん(Debbie Barakat)は、注文を終えて商品の受け取りを待っていた。
従業員らが商品を用意している様子をカウンター越しに見ていたデビーさんは、そのうちの1人が驚きの行動を取っているのを見て、すぐに動画を撮影した。
その動画には、フライドポテトの保温器の前に立つ従業員が映っており、両手の上にモップを広げて持っていた。使用後のモップを乾かすため、保温器の熱源にさらしていたのだ。
デビーさんは、「他の従業員が『燃える可能性があるから、そんなことしない方がいいよ』と話す声が聞こえました。モップを乾かしていた従業員が笑い飛ばしていたのを見て、非常にショックを受けましたよ」と当時を振り返る。
乾かしていたモップは、直前まで床掃除に使われていたのものだとデビーさんは証言している。客に提供されるフライドポテトの真上でモップを乾かすとは、衛生上許されざる行為だ。
その後、デビーさんは同店に苦情のメールを送った。店長から返信があったものの、「同じことが再発しないよう措置を講じておりますのでご安心ください」と非常にシンプルな内容だったという。
納得がいかないこの対応と、同店舗に対する苦情が多数あることを知ったデビーさんは、動画の公開に踏み切った。「客の前でこんなことをして喜んでいるのなら、裏でどんなことをしているか分かりませんよ。何か対応する必要がありますね」と、デビーさんは語っている。
この動画を見た人々からは、「この人解雇されたよね?」「こうしたファストフード店は閉店させるべき」「裏ではこんなことが日常なのかもね」「家ではトイレの水で床掃除していそうだな」「気持ち悪すぎる」「この店舗には二度と行きたくない」「この動画を保健所に送って通報しよう」など、非難の声が殺到した。
今回の件を受け、オーストラリアのマクドナルドは、「食の安全を非常に重要視しており、全店舗で厳格な洗浄、消毒、衛生手順に従っています。該当の店舗と直接この問題について取り組み、全従業員に対してマクドナルドの除菌、衛生、食品安全の手順に関する徹底的な再教育を実施しました。このようなことが二度と起こらないよう、引き続き該当店舗と協力して対策していきます」とコメントを公表した。
ちなみに2020年9月には米インディアナ州のスターバックスで、従業員が漂白剤入りドリンクを作る工程を動画撮影してSNSに投稿し、解雇処分を受けていた。
画像は『People.com 「McDonald’s Worker Seen Drying a Dirty Mop Under the French Fry Warmer: ‘McMop’」(PHOTO: DEBBIE BARAKAT VIA STORYFUL)』『The Sun 「MCNIBBLE ‘My new McDonald’s McSpicy burger had a BITE out of it - and I wasn’t the only one,’ furious mum says」(Credit: Media Scotland)』『The US Sun 「‘DISGUSTING’ Target sacks worker who made ‘toxic’ Blue Lives Matter drink containing ‘bleach and blood of an innocent black man’」(Credit: TikTok)』『Hürriyet Daily News 「Worker’s milk bath causes dairy plant to close down」』『680 NEWS YouTube「EXCLUSIVE: Cleaner ‘spit shines’ grocery baskets at Toronto FreshCo」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
炎上した動画は4月4日、豪クイーンズランド州ブリスベン郊外ブーバルにあるマクドナルド店舗で撮影された。息子と一緒に同店を訪れていたデビー・バラカートさん(Debbie Barakat)は、注文を終えて商品の受け取りを待っていた。
従業員らが商品を用意している様子をカウンター越しに見ていたデビーさんは、そのうちの1人が驚きの行動を取っているのを見て、すぐに動画を撮影した。
その動画には、フライドポテトの保温器の前に立つ従業員が映っており、両手の上にモップを広げて持っていた。使用後のモップを乾かすため、保温器の熱源にさらしていたのだ。
デビーさんは、「他の従業員が『燃える可能性があるから、そんなことしない方がいいよ』と話す声が聞こえました。モップを乾かしていた従業員が笑い飛ばしていたのを見て、非常にショックを受けましたよ」と当時を振り返る。
乾かしていたモップは、直前まで床掃除に使われていたのものだとデビーさんは証言している。客に提供されるフライドポテトの真上でモップを乾かすとは、衛生上許されざる行為だ。
その後、デビーさんは同店に苦情のメールを送った。店長から返信があったものの、「同じことが再発しないよう措置を講じておりますのでご安心ください」と非常にシンプルな内容だったという。
納得がいかないこの対応と、同店舗に対する苦情が多数あることを知ったデビーさんは、動画の公開に踏み切った。「客の前でこんなことをして喜んでいるのなら、裏でどんなことをしているか分かりませんよ。何か対応する必要がありますね」と、デビーさんは語っている。
この動画を見た人々からは、「この人解雇されたよね?」「こうしたファストフード店は閉店させるべき」「裏ではこんなことが日常なのかもね」「家ではトイレの水で床掃除していそうだな」「気持ち悪すぎる」「この店舗には二度と行きたくない」「この動画を保健所に送って通報しよう」など、非難の声が殺到した。
今回の件を受け、オーストラリアのマクドナルドは、「食の安全を非常に重要視しており、全店舗で厳格な洗浄、消毒、衛生手順に従っています。該当の店舗と直接この問題について取り組み、全従業員に対してマクドナルドの除菌、衛生、食品安全の手順に関する徹底的な再教育を実施しました。このようなことが二度と起こらないよう、引き続き該当店舗と協力して対策していきます」とコメントを公表した。
ちなみに2020年9月には米インディアナ州のスターバックスで、従業員が漂白剤入りドリンクを作る工程を動画撮影してSNSに投稿し、解雇処分を受けていた。
画像は『People.com 「McDonald’s Worker Seen Drying a Dirty Mop Under the French Fry Warmer: ‘McMop’」(PHOTO: DEBBIE BARAKAT VIA STORYFUL)』『The Sun 「MCNIBBLE ‘My new McDonald’s McSpicy burger had a BITE out of it - and I wasn’t the only one,’ furious mum says」(Credit: Media Scotland)』『The US Sun 「‘DISGUSTING’ Target sacks worker who made ‘toxic’ Blue Lives Matter drink containing ‘bleach and blood of an innocent black man’」(Credit: TikTok)』『Hürriyet Daily News 「Worker’s milk bath causes dairy plant to close down」』『680 NEWS YouTube「EXCLUSIVE: Cleaner ‘spit shines’ grocery baskets at Toronto FreshCo」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)