キャサリン皇太子妃が、6月に開催されるチャールズ国王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」のリハーサルに出席しないことが正式に発表された。皇太子妃は3月にがんの治療中であると公表し、回復するまで王室公務を休んでいる。3月には英陸軍の公式ウェブサイトが「トゥルーピング・ザ・カラー」のチケットを販売開始した際、キャサリン皇太子妃が式典のリハーサルに出席すると誤って記載し、後日削除する騒動となっていた。
バッキンガム宮殿は現地時間30日、キャサリン皇太子妃が「トゥルーピング・ザ・カラー」のリハーサル「Colonel’s Review(大佐の視察)」に欠席することを正式に発表した。
6月8日に行われる「Colonel’s Review」は、15日に開催されるチャールズ国王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」でパフォーマンスをする王室師団の兵士や馬の優秀さについて最終的な審査を行うものだ。
キャサリン皇太子妃はアイリッシュガーズの大佐を務めていることから、通常であればリハーサルに出席する予定だった。しかし、皇太子妃は3月22日にがんの治療中であることを公表し、回復するまで王室公務は休んでいる。
そのため今回は、皇太子妃の代理としてジェームズ・バックナール中将が視察官を務めることになった。
英陸軍の公式ウェブサイトは3月5日に「トゥルーピング・ザ・カラー」のチケットを発売開始した際、式典のリハーサルにキャサリン皇太子妃が出席すると記載していた。当時の皇太子妃は腹部手術を受けて退院し、英ウィンザーにある自宅で療養生活を送っていた。
そのため王室側がリハーサルへの出席を否定すると、英陸軍はミスを認めたようで、皇太子妃が出席すると書かれた部分は削除された。
今回バッキンガム宮殿が発表したところによると、「トゥルーピング・ザ・カラー」当日にはチャールズ国王とカミラ王妃が馬車に乗ってパレードに参加するという。国王は2月にがんの治療を開始したと公表したが、4月には公の場での公務に復帰している。
英国の君主は実際の誕生日を家族とプライベートで祝福し、毎年6月の土曜日に公式誕生日行事として国民と祝うのが伝統だ。その歴史は何世紀にも遡り、1760年からは毎年の恒例行事となった。
式典当日には、ホワイトホールにある「ホース・ガーズ・パレード」で王室師団の連隊による儀式の後、バッキンガム宮殿へと向かうパレードが行われる。そして宮殿のバルコニーに国王夫妻をはじめとする王室上級メンバーが勢揃いし、英空軍による祝賀飛行を見届けることで華やかな式典が締めくくられる。
キャサリン皇太子妃は6月8日のリハーサルに欠席するものの、15日の「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席するかどうかは現在のところ不明だ。しかし今回の発表を見る限り、皇太子妃が式典に出席する可能性は極めて低そうだ。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「It is a true honour to be Colonel of the @irishguards, whose enthusiasm,」』『The Royal Family Instagram「A spectacular flypast of 70 aircraft from @royalnavy, @britisharmy and @royalairforceuk!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
バッキンガム宮殿は現地時間30日、キャサリン皇太子妃が「トゥルーピング・ザ・カラー」のリハーサル「Colonel’s Review(大佐の視察)」に欠席することを正式に発表した。
6月8日に行われる「Colonel’s Review」は、15日に開催されるチャールズ国王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」でパフォーマンスをする王室師団の兵士や馬の優秀さについて最終的な審査を行うものだ。
キャサリン皇太子妃はアイリッシュガーズの大佐を務めていることから、通常であればリハーサルに出席する予定だった。しかし、皇太子妃は3月22日にがんの治療中であることを公表し、回復するまで王室公務は休んでいる。
そのため今回は、皇太子妃の代理としてジェームズ・バックナール中将が視察官を務めることになった。
英陸軍の公式ウェブサイトは3月5日に「トゥルーピング・ザ・カラー」のチケットを発売開始した際、式典のリハーサルにキャサリン皇太子妃が出席すると記載していた。当時の皇太子妃は腹部手術を受けて退院し、英ウィンザーにある自宅で療養生活を送っていた。
そのため王室側がリハーサルへの出席を否定すると、英陸軍はミスを認めたようで、皇太子妃が出席すると書かれた部分は削除された。
今回バッキンガム宮殿が発表したところによると、「トゥルーピング・ザ・カラー」当日にはチャールズ国王とカミラ王妃が馬車に乗ってパレードに参加するという。国王は2月にがんの治療を開始したと公表したが、4月には公の場での公務に復帰している。
英国の君主は実際の誕生日を家族とプライベートで祝福し、毎年6月の土曜日に公式誕生日行事として国民と祝うのが伝統だ。その歴史は何世紀にも遡り、1760年からは毎年の恒例行事となった。
式典当日には、ホワイトホールにある「ホース・ガーズ・パレード」で王室師団の連隊による儀式の後、バッキンガム宮殿へと向かうパレードが行われる。そして宮殿のバルコニーに国王夫妻をはじめとする王室上級メンバーが勢揃いし、英空軍による祝賀飛行を見届けることで華やかな式典が締めくくられる。
キャサリン皇太子妃は6月8日のリハーサルに欠席するものの、15日の「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席するかどうかは現在のところ不明だ。しかし今回の発表を見る限り、皇太子妃が式典に出席する可能性は極めて低そうだ。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「It is a true honour to be Colonel of the @irishguards, whose enthusiasm,」』『The Royal Family Instagram「A spectacular flypast of 70 aircraft from @royalnavy, @britisharmy and @royalairforceuk!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)