乳房が過剰に成長してしまう「巨大乳房症」を患う女性(37)が2022年12月、35歳の時に乳房縮小術を受け、第二の人生を歩み始めた。女性の胸が急激に大きくなったのは10歳の頃で、手術前は精神的、身体的な苦痛が極限にまで達していたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
英バーミンガムに住むロシェルさん(Rochelle、37)は非常に珍しい「巨大乳房症」を患っている。米オハイオ州のクリーブランド・クリニックによると、この病気の報告例は300件しかなく、ロシェルさんは長い間、自分の身体を恥じていた。
ロシェルさんの乳房が急激に大きくなったのは10歳の頃で、12歳の時にはすでにFカップ(日本サイズの標準Hカップ)、35歳になると36HH(日本サイズの標準Lカップ)まで成長したという。
ロシェルさんは「学校に通っている時はずっと、自分の身体が自分だけのものではないように感じていました。男の子たちは『私の胸を掴むことに何の問題もない』と思っていましたし、私が友人と外出すると成人男性がジロジロといやらしい目つきで見るのです」と学生だった頃のことを振り返り、こう明かした。
「そんなこともあって私はできるだけ身体を隠すようになり、自意識過剰になりました。あの頃の自分は、ビーチでビキニを着る勇気など全くありませんでした。」
「自分の胸が恥ずかしく、デートをすることが困難になり、恋愛をするにも自信を失くしてしまったのです。また精神的だけでなく身体的苦痛にも悩まされ、腰痛に襲われるため30分以上立ち続けることができず、酷い首の痛みにも苦しみました。」
しかしながらそんなロシェルさんの苦しみを医師らは真剣には受け止めようとはせず、ロシェルさんはただ「体重を減らすように」と言われ続けてきたという。
そうして苛立ちを募らせたロシェルさんは、乳房縮小術について自分でリサーチを始め、20年以上のキャリアがあり、これまでに2万件以上の手術を手掛けてきた形成外科医マーク・ソロモンズ氏(Mark Solomos)を探し当てた。
そして2022年12月、ロシェルさんはソロモンズ医師の執刀により、約207万円(10,500ポンド)をかけて乳房縮小術を受け、胸のサイズを36DD(日本サイズの標準Eカップ)まで小さくすることに成功した。それぞれの胸から1キロ以上の余分な組織が切除されたうえ、傷跡もないという。
ロシェルさんは自分の人生を変えた手術についてこのように述べる。
「私は肌が黒いため、黒い皮膚の患者の手術経験が豊富な医師を探すことがとても大切だったのです。なぜなら手術後、黒い肌がケロイド状に傷ついた酷い症例を見たことがあり、怖くなったのです。当時は手術をしたい気持ちが失せたほどです。」
「ただ乳房が小さくなってからというもの、ショッピングに出かけたり、自信を持ってデートをすることができるようになりました。手術後はまだ、友人らと一緒に休暇に出かけてはいませんが、まもなく行く予定の女友達との旅行をとても楽しみにしています。今回は絶対、ビキニを着るつもりですよ。」
なおロシェルさんは、ソロモンズ医師を「偉大な外科医」と呼び、「彼のおかげで、ずっと快適に過ごすことができた」と明かすと、次のように述べて笑顔を見せた。
「私は37歳。でも人生はまだ始まったばかりなのです!」
ちなみにロシェルさんのように大きな胸に苦しむ人がいる一方で、豊胸に憧れ手術を繰り返す女性もいる。2020年、当時42歳だった米ミシガン州に住むモデルの女性は「ZZカップ(アメリカのブラのサイズ)」という途方もない大きさだった。
画像は『Metro.co.uk 「I got a breast reduction at 37 from a 36HH and my life has only just started」(Picture: Jam Press)』『New York Post 「My boobs ballooned to a gigantic size due to a rare condition ― my life has been a living hell」(Jam Press)』『AB TikTok「The reveal」』『Toni Lewis Tiktok「The difference」』『Foxy Menagerie Verre X』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
英バーミンガムに住むロシェルさん(Rochelle、37)は非常に珍しい「巨大乳房症」を患っている。米オハイオ州のクリーブランド・クリニックによると、この病気の報告例は300件しかなく、ロシェルさんは長い間、自分の身体を恥じていた。
ロシェルさんの乳房が急激に大きくなったのは10歳の頃で、12歳の時にはすでにFカップ(日本サイズの標準Hカップ)、35歳になると36HH(日本サイズの標準Lカップ)まで成長したという。
ロシェルさんは「学校に通っている時はずっと、自分の身体が自分だけのものではないように感じていました。男の子たちは『私の胸を掴むことに何の問題もない』と思っていましたし、私が友人と外出すると成人男性がジロジロといやらしい目つきで見るのです」と学生だった頃のことを振り返り、こう明かした。
「そんなこともあって私はできるだけ身体を隠すようになり、自意識過剰になりました。あの頃の自分は、ビーチでビキニを着る勇気など全くありませんでした。」
「自分の胸が恥ずかしく、デートをすることが困難になり、恋愛をするにも自信を失くしてしまったのです。また精神的だけでなく身体的苦痛にも悩まされ、腰痛に襲われるため30分以上立ち続けることができず、酷い首の痛みにも苦しみました。」
しかしながらそんなロシェルさんの苦しみを医師らは真剣には受け止めようとはせず、ロシェルさんはただ「体重を減らすように」と言われ続けてきたという。
そうして苛立ちを募らせたロシェルさんは、乳房縮小術について自分でリサーチを始め、20年以上のキャリアがあり、これまでに2万件以上の手術を手掛けてきた形成外科医マーク・ソロモンズ氏(Mark Solomos)を探し当てた。
そして2022年12月、ロシェルさんはソロモンズ医師の執刀により、約207万円(10,500ポンド)をかけて乳房縮小術を受け、胸のサイズを36DD(日本サイズの標準Eカップ)まで小さくすることに成功した。それぞれの胸から1キロ以上の余分な組織が切除されたうえ、傷跡もないという。
ロシェルさんは自分の人生を変えた手術についてこのように述べる。
「私は肌が黒いため、黒い皮膚の患者の手術経験が豊富な医師を探すことがとても大切だったのです。なぜなら手術後、黒い肌がケロイド状に傷ついた酷い症例を見たことがあり、怖くなったのです。当時は手術をしたい気持ちが失せたほどです。」
「ただ乳房が小さくなってからというもの、ショッピングに出かけたり、自信を持ってデートをすることができるようになりました。手術後はまだ、友人らと一緒に休暇に出かけてはいませんが、まもなく行く予定の女友達との旅行をとても楽しみにしています。今回は絶対、ビキニを着るつもりですよ。」
なおロシェルさんは、ソロモンズ医師を「偉大な外科医」と呼び、「彼のおかげで、ずっと快適に過ごすことができた」と明かすと、次のように述べて笑顔を見せた。
「私は37歳。でも人生はまだ始まったばかりなのです!」
ちなみにロシェルさんのように大きな胸に苦しむ人がいる一方で、豊胸に憧れ手術を繰り返す女性もいる。2020年、当時42歳だった米ミシガン州に住むモデルの女性は「ZZカップ(アメリカのブラのサイズ)」という途方もない大きさだった。
画像は『Metro.co.uk 「I got a breast reduction at 37 from a 36HH and my life has only just started」(Picture: Jam Press)』『New York Post 「My boobs ballooned to a gigantic size due to a rare condition ― my life has been a living hell」(Jam Press)』『AB TikTok「The reveal」』『Toni Lewis Tiktok「The difference」』『Foxy Menagerie Verre X』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)