米モンタナ州在住の男性は今年4月、帰宅途中に近所の店でピザを買い、車に戻って運転したところ、見知らぬ犬が後部座席にいることに気付いた。「そんなことある!?」と思ってしまうような出来事だが、これは偶然が重なった結果だった。当時の様子を捉えた動画が公開されると、飼い主ではない人が運転し始めても、まったく気にする素振りを見せない犬の様子に「番犬としては失格だね」といった声が寄せられた。米ニュースメディア『USA TODAY』などが伝えた。
米モンタナ州に住むヴィンセント・ゼペダさん(Vincent Zepeda、53)は4月25日夜、帰宅する前にピザを買って帰ろうと車で近くのブルワリー「Higherground Brewing Co.」に寄った。注文したピザを店内で受け取ると、すぐに車に戻って出発したヴィンセントさん。走り出してから、黒のラブラドール・レトリバーの愛犬“パンダ(Panda)”が後部座席に乗っているか確認したところ、ヴィンセントさんは我が目を疑った。そこにはパンダではなく、白いラブラドール・レトリバーがいたのだ。
実はこの時、ヴィンセントさんが運転していたのは他人の車だった。犬は非常に大人しかったため、後部座席を確認するまで別の犬が乗っていることに気付かなかったという。当時の様子を撮影した動画には、駐車場に戻ったヴィンセントさんが「見てくれ、これが私の車だよ」と笑いながら話しており、自分の車の隣に運転していた車を駐車した。
車を降りて確認すると、自分の車と間違えて乗ってしまった車は同じホンダのCR-Vで、赤い色まで同じだった。唯一の違いは、ヴィンセントさんの車の上に黒い荷物入れが設置されていたことだった。
いくら同じ車種とはいえ「他人の車と間違えることはないのでは?」と思うが、当時はみぞれが降っており、ヴィンセントさんはピザの箱を傘代わりにしながら駆け足で車に乗り込んだため、車をよく確認していなかったという。さらに車の持ち主が車内に車の鍵を残したままだったため、ヴィンセントさんは運転することができた。
ヴィンセントさんは、「肩越しにあの犬の表情を見た時、同じラブラドール・レトリバーを飼っているので、なんだかシュールでしたよ」と振り返る。幸いにも、友人がこの車の持ち主であるシンシー・フィッシャーさん(Cynthie Fisher)と知り合いで、連絡を取ってもらったそうだ。
ヴィンセントさんが撮影した動画には、シンシーさんの愛犬“フレッチャー(Fletcher)”が、赤の他人であるヴィンセントさんを目の前にしても、非常に大人しく後部座席に座っている様子が映っていた。シンシーさんは、「車内に車のキーを置いていってしまって、本当に恥ずかしいです。フレッチャーがいれば番犬として活躍してくれると思ったのですが、番犬には向いてなかったみたいですね」と笑ってコメントした。
ヴィンセントさんは、今回のハプニングを6人の子どもたちへの教訓とするために動画を撮影したと話しており、「他人の車を盗んで、犬を誘拐することになるなんて思いもしなかったです」とジョークを交えつつも、「誰かが間違えて車に乗り込むことがあるから、車内に鍵を置いていかないように」と注意を呼びかけた。
この動画を見た人々からは、「凶暴ではなく、大人しい犬でよかったね」「まったく気にする様子のない犬が面白い」「犬の態度が最高過ぎる」「番犬としては失格だね」といった声のほか、「本当にこんなことが起こるの!?」というコメントも寄せられた。また、「私も他人の車に間違えて乗ったことがあるよ」と同じような経験をしたと明かす人も複数見られた。
ちなみに2022年1月には、トリミングサロンへ迎えにいった愛犬が怪訝な顔をしており、不審に思った飼い主が確認すると、まったく別の犬であることが判明した。
画像は『Inside Edition Facebook「Man Mistakenly Drives Stranger’s Car After Picking Up Pizza」』『USA TODAY 「‘That’s not my dog’: Video shows Montana man on pizza run drive off in wrong car」(Courtesy Of Vincent Zepeda)』『Tykesha Cherry Facebook「Went to groomingdales on 21st street and they messed up」』『Andie.ink TikTok「Do I have a story for you!」』『Metro 「Elderly couple shocked to discover ‘absolutely gorgeous pate’ was cat food」(Picture: Kennedy News and Media)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
米モンタナ州に住むヴィンセント・ゼペダさん(Vincent Zepeda、53)は4月25日夜、帰宅する前にピザを買って帰ろうと車で近くのブルワリー「Higherground Brewing Co.」に寄った。注文したピザを店内で受け取ると、すぐに車に戻って出発したヴィンセントさん。走り出してから、黒のラブラドール・レトリバーの愛犬“パンダ(Panda)”が後部座席に乗っているか確認したところ、ヴィンセントさんは我が目を疑った。そこにはパンダではなく、白いラブラドール・レトリバーがいたのだ。
実はこの時、ヴィンセントさんが運転していたのは他人の車だった。犬は非常に大人しかったため、後部座席を確認するまで別の犬が乗っていることに気付かなかったという。当時の様子を撮影した動画には、駐車場に戻ったヴィンセントさんが「見てくれ、これが私の車だよ」と笑いながら話しており、自分の車の隣に運転していた車を駐車した。
車を降りて確認すると、自分の車と間違えて乗ってしまった車は同じホンダのCR-Vで、赤い色まで同じだった。唯一の違いは、ヴィンセントさんの車の上に黒い荷物入れが設置されていたことだった。
いくら同じ車種とはいえ「他人の車と間違えることはないのでは?」と思うが、当時はみぞれが降っており、ヴィンセントさんはピザの箱を傘代わりにしながら駆け足で車に乗り込んだため、車をよく確認していなかったという。さらに車の持ち主が車内に車の鍵を残したままだったため、ヴィンセントさんは運転することができた。
ヴィンセントさんは、「肩越しにあの犬の表情を見た時、同じラブラドール・レトリバーを飼っているので、なんだかシュールでしたよ」と振り返る。幸いにも、友人がこの車の持ち主であるシンシー・フィッシャーさん(Cynthie Fisher)と知り合いで、連絡を取ってもらったそうだ。
ヴィンセントさんが撮影した動画には、シンシーさんの愛犬“フレッチャー(Fletcher)”が、赤の他人であるヴィンセントさんを目の前にしても、非常に大人しく後部座席に座っている様子が映っていた。シンシーさんは、「車内に車のキーを置いていってしまって、本当に恥ずかしいです。フレッチャーがいれば番犬として活躍してくれると思ったのですが、番犬には向いてなかったみたいですね」と笑ってコメントした。
ヴィンセントさんは、今回のハプニングを6人の子どもたちへの教訓とするために動画を撮影したと話しており、「他人の車を盗んで、犬を誘拐することになるなんて思いもしなかったです」とジョークを交えつつも、「誰かが間違えて車に乗り込むことがあるから、車内に鍵を置いていかないように」と注意を呼びかけた。
この動画を見た人々からは、「凶暴ではなく、大人しい犬でよかったね」「まったく気にする様子のない犬が面白い」「犬の態度が最高過ぎる」「番犬としては失格だね」といった声のほか、「本当にこんなことが起こるの!?」というコメントも寄せられた。また、「私も他人の車に間違えて乗ったことがあるよ」と同じような経験をしたと明かす人も複数見られた。
ちなみに2022年1月には、トリミングサロンへ迎えにいった愛犬が怪訝な顔をしており、不審に思った飼い主が確認すると、まったく別の犬であることが判明した。
画像は『Inside Edition Facebook「Man Mistakenly Drives Stranger’s Car After Picking Up Pizza」』『USA TODAY 「‘That’s not my dog’: Video shows Montana man on pizza run drive off in wrong car」(Courtesy Of Vincent Zepeda)』『Tykesha Cherry Facebook「Went to groomingdales on 21st street and they messed up」』『Andie.ink TikTok「Do I have a story for you!」』『Metro 「Elderly couple shocked to discover ‘absolutely gorgeous pate’ was cat food」(Picture: Kennedy News and Media)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)