SNSでは様々なライフハックがシェアされているが、それらがすべて正しい情報であるのか、一呼吸おいて考える必要がある。米フロリダ州の空港で先日、機内に手荷物を多く持ち込むためのライフハックを搭乗客が実行したところ、空港で警察沙汰になった。現場に居合わせた女性が当時の様子を撮影し、その動画をTikTokに投稿して「ネットの情報に振り回されないで」と注意を呼びかけている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
今月5日にTikTokで公開された話題の動画は、米フロリダ州にあるオーランド国際空港で撮影された。搭乗口カウンターの前で、黒いTシャツに白いニット帽を被った男性がオレンジ色の作業ベストを着た空港職員と話す様子が映っている。
この男性は、預け手荷物の料金を節約するため、すべての荷物を機内持ち込みにしようとした。枕カバーに服などの荷物を詰め込むと、枕は手荷物にカウントされないため無料で機内に持ち込めるというライフハックをSNSで見たようで、それを実践したのだ。
しかし空港職員は普通の枕ではないことに気付き、男性に追加料金を請求したため口論に発展した。男性は「ただの枕ですよ」と強気で主張したが、職員は「明らかに枕じゃないでしょ! みんな分かってますよ」と反論した。
口論が起きていたのは搭乗口で、本来であれば預け荷物の受付は終了しているはずだったが、職員は「今からでも料金を支払って預け荷物とすれば、搭乗を受け入れる」と男性に説明したという。
それでも支払いを拒否し続けた男性だったが、搭乗終了時刻となったため搭乗口のドアが閉まると、飛行機に乗れないことを恐れたのか「分かった。支払うよ」と諦めた。しかし何度も支払いのチャンスがあったにもかかわらず、離陸直前になって手のひらを返した男性の態度を、職員らが受け入れるはずはなかった。
ドアが閉まった搭乗ゲートを男性が通過しようとすると、職員は「もうチャンスは与えたから」と言って男性を追い返した。男性はしばらくごねていたようだが、最終的に職員が警察に通報し、男性は空港から追い出されることになった。
この動画を撮影したナターシャさん(Natasha)は、「ネットの情報に振り回されないように」と注意を呼びかけて動画を締めくくっている。
なお動画のコメント欄には、「前科がついたり、搭乗禁止リストに載るのが怖くないのかな?」「空港ではおとなしくしているよ。搭乗禁止リストに載るくらいなら、何でもするね」「空港職員だけど、オリジナルのライフハック動画を見て絶対にうまくいかないと思った。実際にそうなってよかった」といった声が寄せられた。
ちなみに2021年1月には中国の空港で、手荷物の超過料金を節約しようとした4人の旅行者が、その場で30キロのオレンジを30分で食べ尽くしていた。
画像は『New York Post 「Passenger banned from flight over viral packing trick: ‘Stop listening to the internet’」(@natashaorganic/TikTok)、「Airline passenger irate over ‘rip-off’ $76 luggage fee exacts swift and hilarious revenge」(SOLARPIX.COM)』『中國報 「4人嫌托运太贵 半小时吃完30公斤橘子」』『Josh Irvine X「Suitcase was over the weight limit in the airport so ma Da whipped oot aboot 15 shirts n wacked every one a them on to make the weight」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
今月5日にTikTokで公開された話題の動画は、米フロリダ州にあるオーランド国際空港で撮影された。搭乗口カウンターの前で、黒いTシャツに白いニット帽を被った男性がオレンジ色の作業ベストを着た空港職員と話す様子が映っている。
この男性は、預け手荷物の料金を節約するため、すべての荷物を機内持ち込みにしようとした。枕カバーに服などの荷物を詰め込むと、枕は手荷物にカウントされないため無料で機内に持ち込めるというライフハックをSNSで見たようで、それを実践したのだ。
しかし空港職員は普通の枕ではないことに気付き、男性に追加料金を請求したため口論に発展した。男性は「ただの枕ですよ」と強気で主張したが、職員は「明らかに枕じゃないでしょ! みんな分かってますよ」と反論した。
口論が起きていたのは搭乗口で、本来であれば預け荷物の受付は終了しているはずだったが、職員は「今からでも料金を支払って預け荷物とすれば、搭乗を受け入れる」と男性に説明したという。
それでも支払いを拒否し続けた男性だったが、搭乗終了時刻となったため搭乗口のドアが閉まると、飛行機に乗れないことを恐れたのか「分かった。支払うよ」と諦めた。しかし何度も支払いのチャンスがあったにもかかわらず、離陸直前になって手のひらを返した男性の態度を、職員らが受け入れるはずはなかった。
ドアが閉まった搭乗ゲートを男性が通過しようとすると、職員は「もうチャンスは与えたから」と言って男性を追い返した。男性はしばらくごねていたようだが、最終的に職員が警察に通報し、男性は空港から追い出されることになった。
この動画を撮影したナターシャさん(Natasha)は、「ネットの情報に振り回されないように」と注意を呼びかけて動画を締めくくっている。
なお動画のコメント欄には、「前科がついたり、搭乗禁止リストに載るのが怖くないのかな?」「空港ではおとなしくしているよ。搭乗禁止リストに載るくらいなら、何でもするね」「空港職員だけど、オリジナルのライフハック動画を見て絶対にうまくいかないと思った。実際にそうなってよかった」といった声が寄せられた。
ちなみに2021年1月には中国の空港で、手荷物の超過料金を節約しようとした4人の旅行者が、その場で30キロのオレンジを30分で食べ尽くしていた。
画像は『New York Post 「Passenger banned from flight over viral packing trick: ‘Stop listening to the internet’」(@natashaorganic/TikTok)、「Airline passenger irate over ‘rip-off’ $76 luggage fee exacts swift and hilarious revenge」(SOLARPIX.COM)』『中國報 「4人嫌托运太贵 半小时吃完30公斤橘子」』『Josh Irvine X「Suitcase was over the weight limit in the airport so ma Da whipped oot aboot 15 shirts n wacked every one a them on to make the weight」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)