お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二が『徹子の部屋』に出演した。コンビではこれまでに11回も出演してきた同番組だが、田中1人ではこれが2度目となる。黒柳徹子が司会を務めた音楽番組『ザ・ベストテン』に田中が詳しいこともあって初っ端からトークが盛り上がった。さらに爆笑問題の漫才をVTRで観た黒柳は感想を語りながら大ウケする。彼女がこの番組でお笑い芸人のネタに笑い声を上げるのは珍しい。
田中裕二は黒柳徹子から“ベストテンの生き字引”と呼ばれるほど『ザ・ベストテン』(1989年9月28日終了)に詳しい。初めて爆笑問題が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した時に、田中は『ザ・ベストテン』の順位を事前に予想して全部当てたことを自慢気に話した。それから時が経ち、2015年3月6日放送分に彼が出演すると黒柳から「失礼の数々をお許しください」と詫びてきたのだ。
実は最初の出演で田中が「“ベストテン”の順位を全部当てたんですよ!」と嬉々として話したところ、黒柳から「あ、そう」と一蹴されてしまう。さらにその後、『ザ・ベストテン』に爆笑問題が出演すると、黒柳は「どうも、はじめまして」と挨拶して『徹子の部屋』の一件を全く覚えていなかった。そんな事が続いたので、今回は彼女から「なんとしたことでしょうね、私の失礼の数々を…」と頭を下げたのである。
やがて、爆笑問題は「司会などで活躍しながらも漫才をライブと映画館中継で続けている」という話題になった。昨年12月の『爆笑問題 with タイタンシネマライブ』の一部がVTRで紹介されると、「“ダメよ~ダメダメっ”から“壁ドン”、“顎クイ”」を絡めたネタをやっていた。それを観て黒柳は「よく、まあ次々とできますね~、やっぱり、練習してるの?」と感心する。
田中とやりとりするうちに、彼女は「でも、すごいですね! 今はホントに! 顎クイってさ…男の子が、女の子の顎をクイってやって、キスすることよね~」と興味津々で話すと「壁ドンをやって、次に顎クイって! フフフ…、凄い世の中だね。エヘヘ」と楽しそうに笑い出した。大ウケする黒柳に、田中が「ネタの内容で笑ってないですよね? 顎クイの現象ですよね!?」と呆れてしまう。
しかし、黒柳は「でも、『“ダメよ~ダメダメっ”を事務所の女の子が言っていた』っていうのは“エレキテル連合”のことでしょ、あれは面白かった」というので、漫才のネタもちゃんと理解できているようだ。
爆笑問題が生前の立川談志師匠に初めて会った時のこと。師匠は2人を飲みに連れて行くと、太田光に「田中を切るな! 田中は日本の安定だ。安定の田中をお前は切るんじゃない」と忠告した。田中は当時その言葉の意味を「MCやタレントとして活動しても漫才は続けろ。帰る場所として漫才は必要だ」と考えたと明かす。
今年で50歳となった田中裕二。これからの夢について「爆笑問題として本当にやりたい番組がある。もっと、お笑い色の強い、純粋なお笑い番組をやりたい」と語った。まだまだお笑いに満足してない彼らだ。さらに成長して、また『徹子の部屋』に登場するときにはネタで黒柳を爆笑させることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
田中裕二は黒柳徹子から“ベストテンの生き字引”と呼ばれるほど『ザ・ベストテン』(1989年9月28日終了)に詳しい。初めて爆笑問題が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した時に、田中は『ザ・ベストテン』の順位を事前に予想して全部当てたことを自慢気に話した。それから時が経ち、2015年3月6日放送分に彼が出演すると黒柳から「失礼の数々をお許しください」と詫びてきたのだ。
実は最初の出演で田中が「“ベストテン”の順位を全部当てたんですよ!」と嬉々として話したところ、黒柳から「あ、そう」と一蹴されてしまう。さらにその後、『ザ・ベストテン』に爆笑問題が出演すると、黒柳は「どうも、はじめまして」と挨拶して『徹子の部屋』の一件を全く覚えていなかった。そんな事が続いたので、今回は彼女から「なんとしたことでしょうね、私の失礼の数々を…」と頭を下げたのである。
やがて、爆笑問題は「司会などで活躍しながらも漫才をライブと映画館中継で続けている」という話題になった。昨年12月の『爆笑問題 with タイタンシネマライブ』の一部がVTRで紹介されると、「“ダメよ~ダメダメっ”から“壁ドン”、“顎クイ”」を絡めたネタをやっていた。それを観て黒柳は「よく、まあ次々とできますね~、やっぱり、練習してるの?」と感心する。
田中とやりとりするうちに、彼女は「でも、すごいですね! 今はホントに! 顎クイってさ…男の子が、女の子の顎をクイってやって、キスすることよね~」と興味津々で話すと「壁ドンをやって、次に顎クイって! フフフ…、凄い世の中だね。エヘヘ」と楽しそうに笑い出した。大ウケする黒柳に、田中が「ネタの内容で笑ってないですよね? 顎クイの現象ですよね!?」と呆れてしまう。
しかし、黒柳は「でも、『“ダメよ~ダメダメっ”を事務所の女の子が言っていた』っていうのは“エレキテル連合”のことでしょ、あれは面白かった」というので、漫才のネタもちゃんと理解できているようだ。
爆笑問題が生前の立川談志師匠に初めて会った時のこと。師匠は2人を飲みに連れて行くと、太田光に「田中を切るな! 田中は日本の安定だ。安定の田中をお前は切るんじゃない」と忠告した。田中は当時その言葉の意味を「MCやタレントとして活動しても漫才は続けろ。帰る場所として漫才は必要だ」と考えたと明かす。
今年で50歳となった田中裕二。これからの夢について「爆笑問題として本当にやりたい番組がある。もっと、お笑い色の強い、純粋なお笑い番組をやりたい」と語った。まだまだお笑いに満足してない彼らだ。さらに成長して、また『徹子の部屋』に登場するときにはネタで黒柳を爆笑させることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)