今月12日、米カリフォルニア州の宝石店に約20人の強盗団が押し入り、その瞬間を捉えた映像が世間に衝撃を与えている。一斉に店内になだれ込んだ強盗犯らは、持っていたハンマーでショーケースを叩き壊し、商品のジュエリーをカバンに詰め込んでいった。わずか数分で商品は根こそぎ盗まれ、床一面にはガラスの破片が散らばった。その後、強盗犯のうち5人が逮捕されたことを、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
今月12日午後0時26分、米カリフォルニア州サニーベールにある宝石店「PNG Jewelers USA」で強盗事件が発生した。店内に設置された監視カメラの映像には、店の中央と奥にそれぞれ1人ずつ店員が座っているのが確認できる。
買い物客はいなかったため店員は集中して仕事をしていたようだが、急に入り口の方を振り向くと、店の奥のバックヤードへ駆け込んだ。そして数十秒後、店のガラスドアをハンマーで叩き壊し、20人近くの強盗が店内に押し入ってきた。
マスクとフードで顔を隠した強盗たちは店内になだれ込み、持っていたハンマーなどでショーケースを叩き壊し、陳列されていたジュエリーを次々とバッグに詰め込んでいく。中には柄の長い大きめのハンマーを手にしている者もおり、両手でハンマーを振り下ろしてショーケースを壊していた。
ほとんどの強盗犯は、いくつかの商品を盗んで1分もしないうちに店を出て逃走したが、数人は最後まで店内に残り、ショーケースの商品をバッグに詰め込む様子が映っていた。
宝石店に押し入ってから3分も経たないうちに、ショーケースの中身は空になり、床一面にガラスの破片が散乱した。強盗たちが去った後、バックヤードから出てきた店員が惨状を目の当たりにし、口に手を当ててショックを受けているところで映像は終わっている。
約1時間後に現場へ到着した警察官は、近くで2台の逃走車両を発見して追跡を開始した。1台は見失ったものの、もう1台の追跡を続けた。この逃走車両に乗っていた容疑者たちは、カーチェイスの途中で車内から盗品を投げ捨てたそうで、その後、車に乗っていた5人の容疑者は車を乗り捨てて徒歩で高速道路へ逃げ出したが、逮捕された。
5人の容疑者は、武装強盗、車両逃走による重罪、逮捕への抵抗、窃盗、共謀罪、器物損壊、窃盗道具所持などの容疑で同州サンタ・クララ郡刑務所に収監された。
今回の強盗で盗まれた商品の一部は、サニーベール警察により回収されたが、被害総額は不明であり、現在も捜査が続いている。
米連邦政府は、死刑または1年を超える禁固刑となる犯罪を“重罪”、罰金や1年以下の禁固刑となる犯罪を“軽罪”と定義している。カリフォルニア州では、軽罪となる万引きや窃盗の被害額を950ドル(約15万円)に引き上げたことにより、「軽罪で済むなら」と考える者による万引きや窃盗があとを絶たない。昨年8月には同州で、営業中のブランド店に白昼堂々と侵入し強盗するケースが多発していた。
今回の強盗の瞬間を捉えた映像を見た人々からは、「これはひどい」「カリフォルニアへようこそ」「強盗の親は、子どもがこんなことをして誇らしいだろうね」など、ショックを受けたという声や皮肉を込めたコメントが寄せられた。一方で、法律の変更があったせいか「カリフォルニアだって? じゃあ驚かないよ」「投票先を間違えるとこうなるんだ」「カリフォルニアには、新しい州知事が必要だね」といった声もあがっている。
画像は『New York Post 「Shocking video shows moment gang of thieves smash into California jewelry store」(KTVU)(Sunnyvale Department of Public Safety/Facebook)』『FOX 11 Los Angeles 「Brazen mob ransacks YSL store at Americana in Glendale」、「‘We just want laws to protect us’: California jewelry store wants change after robbery scare」』『ITVX 「Watch the moment phones worth £10,000 are stolen from a Tesco store」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
今月12日午後0時26分、米カリフォルニア州サニーベールにある宝石店「PNG Jewelers USA」で強盗事件が発生した。店内に設置された監視カメラの映像には、店の中央と奥にそれぞれ1人ずつ店員が座っているのが確認できる。
買い物客はいなかったため店員は集中して仕事をしていたようだが、急に入り口の方を振り向くと、店の奥のバックヤードへ駆け込んだ。そして数十秒後、店のガラスドアをハンマーで叩き壊し、20人近くの強盗が店内に押し入ってきた。
マスクとフードで顔を隠した強盗たちは店内になだれ込み、持っていたハンマーなどでショーケースを叩き壊し、陳列されていたジュエリーを次々とバッグに詰め込んでいく。中には柄の長い大きめのハンマーを手にしている者もおり、両手でハンマーを振り下ろしてショーケースを壊していた。
ほとんどの強盗犯は、いくつかの商品を盗んで1分もしないうちに店を出て逃走したが、数人は最後まで店内に残り、ショーケースの商品をバッグに詰め込む様子が映っていた。
宝石店に押し入ってから3分も経たないうちに、ショーケースの中身は空になり、床一面にガラスの破片が散乱した。強盗たちが去った後、バックヤードから出てきた店員が惨状を目の当たりにし、口に手を当ててショックを受けているところで映像は終わっている。
約1時間後に現場へ到着した警察官は、近くで2台の逃走車両を発見して追跡を開始した。1台は見失ったものの、もう1台の追跡を続けた。この逃走車両に乗っていた容疑者たちは、カーチェイスの途中で車内から盗品を投げ捨てたそうで、その後、車に乗っていた5人の容疑者は車を乗り捨てて徒歩で高速道路へ逃げ出したが、逮捕された。
5人の容疑者は、武装強盗、車両逃走による重罪、逮捕への抵抗、窃盗、共謀罪、器物損壊、窃盗道具所持などの容疑で同州サンタ・クララ郡刑務所に収監された。
今回の強盗で盗まれた商品の一部は、サニーベール警察により回収されたが、被害総額は不明であり、現在も捜査が続いている。
米連邦政府は、死刑または1年を超える禁固刑となる犯罪を“重罪”、罰金や1年以下の禁固刑となる犯罪を“軽罪”と定義している。カリフォルニア州では、軽罪となる万引きや窃盗の被害額を950ドル(約15万円)に引き上げたことにより、「軽罪で済むなら」と考える者による万引きや窃盗があとを絶たない。昨年8月には同州で、営業中のブランド店に白昼堂々と侵入し強盗するケースが多発していた。
今回の強盗の瞬間を捉えた映像を見た人々からは、「これはひどい」「カリフォルニアへようこそ」「強盗の親は、子どもがこんなことをして誇らしいだろうね」など、ショックを受けたという声や皮肉を込めたコメントが寄せられた。一方で、法律の変更があったせいか「カリフォルニアだって? じゃあ驚かないよ」「投票先を間違えるとこうなるんだ」「カリフォルニアには、新しい州知事が必要だね」といった声もあがっている。
画像は『New York Post 「Shocking video shows moment gang of thieves smash into California jewelry store」(KTVU)(Sunnyvale Department of Public Safety/Facebook)』『FOX 11 Los Angeles 「Brazen mob ransacks YSL store at Americana in Glendale」、「‘We just want laws to protect us’: California jewelry store wants change after robbery scare」』『ITVX 「Watch the moment phones worth £10,000 are stolen from a Tesco store」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)